仮面ライダーグミとは、バンダイから発売されているグミ菓子である。
概要
仮面ライダーフォーゼ(2011~2012年)から最新の仮面ライダーギーツ(2022年~)までリリースが続いているロングセラー商品。
味はオレンジとグレープの2種類があるが、仮面ライダー鎧武期には斬月・真をイメージしたメロンエナジー味と、極アームズをイメージしたミックスフルーツ味が発売されている。
また、姉妹品として別形状のグミも何種類かが発売している。
シュールなTVCMの歴史
本商品を語る上で欠かせないのが、鎧武~セイバー(2期平成ライダー後期~令和ライダー初期)に放送されていたシュールな内容のTVCMである。
鎧武、ドライブあたりは大体こういう流れ。
「仮面ライダーグミ?普通のグミでしょ」
↓
「ジューシー!!!!!」
(鎧武:空からオレンジ、ドライブ:フルスロットル)
このCMが人気を博し、ゴーストではラップ調でまくしたてるものにパワーアップ。2×3通り、年間6本ものCMが製作されることになった。下記はその1パターン。
「HEY YO!!これ仮面ライダーグミ!!オレ病みつきギブミー!!」
↓
「ジューシー!!ジュジュジュジュジューシジューシジュジューシー!!!!」
「カイガン!」
エグゼイドでは他の食玩宣伝を兼ねたものに強化され、某インベーダーゲームを彷彿とさせるCMが製作された。
スコアが9393(グミグミ)、149393(ジューシーグミグミ)と語呂合わせになっているのも特徴。
「START!仮面ライダーグミグミ!仮面ライダーグミグミ!」
↓
「ジューシー!(1回目)」
↓
「ドウセフツーのグミグミ?」
↓
「ジューシージューシー!!(開脚!2回目なので2度言いました)」
ビルドではそのモチーフから、実験を題材にしたCMが制作された。
自分で作っておきながら「どうせ普通のグミでしょ?」と言ってしまうのはご愛敬。
そしてジオウでは時を超えるライダーという事で、時計を題材にしたCMが制作された。
グミの形状が変化した事についてもしっかりと語っている。
その後は元号が平成から令和に移り、ゼロワンとセイバーの2作でも仮面ライダーグミのCMが製作された。
ゼロワンはAIがグミの解説を行う内容。実に未来的。
セイバーは少年が大量に分身して何故か暴走族風の衣装を着てダンスをするという、某一世風靡風の不良を意識している内容。セイバー関係ないじゃん。
「少年ガ食ベヨウトシテイルグミハブドウ果汁入リデ、オテゴロ価格ノクールナグミデス。
コレハマサニ…」
↓
「ジュッ、ジュッ、ジューシーハッピー!」
と、このように令和の時代になっても相変わらずカオスなCMを続けており、仮面ライダーグミの今後も安泰…と、思われていた。
事件は突如として起こった。
令和ライダー第3作目のリバイスにおける仮面ライダーグミのCMはというと、グミのCM以上に強烈なキャラクター性を持つバイスに勝てなかったのか 、「リバイス買い」というパワーワードをアピールしている仮面ライダーチョコのCMの最後にちょこんと存在している物になっている。
これまで安定飛行を続けていたグミのCMは、令和第3作目になった途端に扱いが悪くなってしまい、結果としてCMの内容を期待していた視聴者を悲しませる事になってしまった。
「グミも!」
続く令和ライダー第4作目のギーツでも、グミのCMは仮面ライダーチョコのおまけ扱いである。
恐らく以降の令和ライダーシリーズでも同様のスタンスを続けていくと思われる事から、グミのシュールなCMの系譜はセイバーで最後という事になると思われる。
もっとも、グミによる食品展開も5年以上続けている点からマンネリと判断されたのか、もしくは令和という時代での商品の売り方を探りたかったのか心機一転として勇退させる事になったと思われるのだが。
補足説明
ちなみにバンダイキャンディスタッフBLOGによると、CMに出演している子供の公称は
ジューシーボーイと言うらしい。詳しくはここから。
ジューシーボーイに選ばれた子供はCM出演だけでなく、ライダー本編への出演に繋がることも…
関連動画
いのマテ氏作のMADシリーズ(東京のすずきやまと君も出るよ!)
新たなる挑戦者、現る
関連商品
関連項目
- 仮面ライダー
- バンダイ
- グミ
- 菓子
- 仮面ライダー鎧武
- 仮面ライダードライブ
- 仮面ライダーゴースト
- 仮面ライダーエグゼイド
- 仮面ライダービルド
- 仮面ライダージオウ
- 仮面ライダーゼロワン
- 仮面ライダーセイバー
- 公式が病気
- 公式MAD
- 仮面ライダーチョコ(元々はグミとは独立したCMを放送していたのだが、リバイス期の際にグミのCMとの合同になった結果、グミのCMが衰退に至ったことから、ある意味では戦犯の様な存在と言えなくもない)
- フルタ製菓(シュールなCMに定評のある同業者。フルタマンやふるたんなど。皮肉にも、前者は後に大復活した事から、いずれはグミのCMのシュールさも復活して欲しいところなのだが…)
- 装動(セイバー期より制作されたTVCMがグミを彷彿させるカオスぶりであることから、「ポスト仮面ライダーグミのCM」として力を入れている様子)
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