《令和仮面ライダー第2作》
物語の結末は
俺が決める!
突然ですが、仮面ライダーセイバー/聖刃とは、
2020年9月6日から2021年8月29日まで放送されていた特撮ドラマ作品なんですよ~!
概要
前作「仮面ライダーゼロワン」よりスタートした『令和ライダー』シリーズの第2作目となる作品。仮面ライダーのテレビシリーズとしては、初代『仮面ライダー』から通算して第32作目にあたる(TVSP『10号誕生!仮面ライダー全員集合!!』を含む)。
テーマとなるのは「文豪」と「剣豪」。聖剣に選ばれし剣士達が大いなる力を持つ本を守り続けてきた世界で、剣士による裏切りが発生し、様々な争い事が起きるようになる。さらに、街の一部が消滅し「異世界」と繋がる現象が多発する。そんな状況の中で聖剣を振るい、日常を取り戻すため奮闘するライダーは、こんな時代だからこそ求められるヒーローなのだという。
今作の主人公・神山飛羽真の職業は小説家。他にも、世界の均衡を守ってきた「ソードオブロゴス」という名前の組織が登場するほか、裏切りの剣士である悪の仮面ライダーも登場し、飛羽真は本を巡る戦いに巻き込まれていくこととなる。今作には総勢10人ものライダーが登場すると明かされており、戦う理由はそれぞれ異なっているという。
主人公が変身するセイバーは、炎をモチーフにし、赤を基調としたカラーと、非対称的なボディが特徴。また、剣豪がテーマにあるためか、顔を二分するように剣が突き出ているのが目を引くデザインとなっている。
主な製作スタッフには、東映側のプロデューサーに高橋一浩、メインライターに福田卓郎と「仮面ライダーゴースト」以来の2人が起用。パイロット監督には「宇宙戦隊キュウレンジャー」などを手掛け、仮面ライダーシリーズでは初の同職担当となる柴崎貴行がメガホンを執る。音楽は「仮面ライダー鎧武」以来となる山下康介。
今作の主題歌は、東京スカパラダイスオーケストラが手がけることが決定しており、作詞をバリトンサックスの谷中敦、作曲をベースの川上つよしが担当している。さらに、「仮面ライダー響鬼」以来となるエンディングテーマも復活し、こちらもスカパラが手がけるとのこと。作詞は主題歌と同じく谷中敦、作曲はギターの加藤隆志。そして、ドラムの茂木欣一がボーカルを務めており、タイトルは作品名と同様の『仮面ライダーセイバー』となっている。
また、本作では平成ライダーで全面廃止されていたアイキャッチも『仮面ライダーBLACK RX』以来32年ぶりに復活。昨今の社会情勢の変化の中でも撮影が続けられるような創意工夫が行われており、本編に反映されている。例えば人混みを排した街中(あるいは山の中)で撮影したり、バンダイナムコから提供してもらったゲーム用のCGを使用するといった具合である。
日本でのTVシリーズ放送終了後はアジア圏、特に中国を中心に人気が過熱。現地では中国バンダイによる玩具の販売が日本を超える規模で展開されており、先に中国進出を果たしたウルトラシリーズに追いつかんと急速に知名度を伸ばした。現在は中国圏におけるライダーの中心シリーズとしてそのポジションを確立している。
ストーリー
腐食していく街。正体不明の剣士と怪人との戦い。そして消える少女。必死に手を伸ばす幼き日の自分。手には不思議な本――――
小説家の神山飛羽真は15年前から同じ夢を見ている。成長した自分の手には夢に出てきた赤い本がある。ただの夢とは思えない不思議な夢。何か大事なものを失くしているのではないかという喪失感。そんな中、飛羽真は異変に巻き込まれる。その異変の中で、聖剣と出会い運命が大きく動き出す。
登場人物とキャスト
ファンタジック本屋かみやま
- 神山飛羽真(かみやま・とうま)/ 仮面ライダーセイバー - 内藤秀一郎(ないとう・しゅういちろう)
今作の主人公であり、職業は小説家。「ファンタジック本屋かみやま」の店主として働いている。本が大好きで語り出したら止まらない。熱い一面もあり、「約束」を何よりも大事にする。相手を否定せずに全てを肯定する優しい性格の持ち主でもある。
炎の聖剣「火炎剣烈火」との運命的な出会いを期に、世界を救う仮面ライダーとなるが、夢に現れる「謎の少女」が、彼の運命を大きく変えていくこととなる。 - 須藤芽依(すどう・めい) - 川津明日香(かわづ・あすか)
主人公の飛羽真を担当する新人編集者。楽しいこととSNSにしか興味がない。
ギャルがそのまま社会人になったような性格で、好奇心と行動力は誰にも負けない。
ソードオブロゴス
ノーザンベース
- 新堂倫太郎(しんどう・りんたろう) / 仮面ライダーブレイズ - 山口貴也(やまぐち・たかや)
はるか昔から大いなる力を持つ本を守り、世界の均衡を守ってきた組織「ソードオブロゴス」に属する「水の剣士」。組織とルールを何よりも優先する性格。一見すると生真面目でとっつきづらいが、おいしいものには目がなく、特にスイーツが好き。聖剣「水勢剣流水」を手に戦う。 - 富加宮賢人(ふかみや・けんと) / 仮面ライダーエスパーダ / 仮面ライダーカリバー - 青木瞭(あおき・りょう)
ソードオブロゴスに属する「雷の剣士」であり、飛羽真の幼なじみ。再会を喜ぶが、飛羽真が大事なことを忘れていると気づく。聖剣「雷鳴剣黄雷」を操る。
カリバーとの戦いに破れ命を落としたかと思われたが、全ての聖剣を封印する為に自ら暗黒剣を手に復活を遂げる。 - 尾上亮(おがみ・りょう) / 仮面ライダーバスター - 生島勇輝(いくしま・ゆうき)
聖剣「土豪剣激土」を背負う、ソードオブロゴスの「土の剣士」。最強の剣士にして、最強の子育て王と称される人物であり、一人息子のそらを育てている。主人公・飛羽真が夢に見る15年前の戦いに参加した歴戦の強者。仮面ライダーカリバーとはかつて親友だった。彼がなぜ裏切ったのかを探りつつ、若き剣士たちを見守る、シリーズ初の子連れライダー。 - 緋道蓮(あかみち・れん) / 仮面ライダー剣斬 - 富樫慧士(とがし・えいじ)
ソードオブロゴスに属する「風の剣士」。とにかく強さにこだわる剣士で、剣の実力は本物。賢人の剣技にベタ惚れで賢人が大好き。賢人の幼馴染みである飛羽真にライバル心を燃やす。聖剣は「風双剣翠風」。
- 大秦寺哲雄(だいしんじ・てつお) / 仮面ライダースラッシュ - 岡宏明(おか・ひろあき)
ソードオブロゴスに属する聖剣とワンダーライドブックのメンテナンスをするメカニックであり、聖剣「音銃剣錫音」の使い手。アイテムへの愛が深く、飄々として掴みどころがないが、皆からは一目置かれている。過去の戦いを知る謎多き存在。 - ソフィア - 知念里奈(ちねん・りな)
ソードオブロゴスに仕える本の守護者。北極にある本拠地「ノーザンベース」から、飛羽真たちの戦いを見守る。
サウザンベース
- マスターロゴス/ 仮面ライダーソロモン - 相馬圭祐(そうま・けいすけ)
ソードオブロゴスの統率者。本名は「イザク」。代々ワンダーワールドと現世界の均衡を保ってきた初代以後の世代とは異なり、全知全能の書を手に入れ新世界の支配者となるべく暗躍する。 - 神代玲花(しんだい・れいか) / 仮面ライダーサーベラ - アンジェラ芽衣(あんじぇら・めい)
サウザンベースから派遣された使者。マスターロゴスの忠実な配下であり、組織に仇なす者には自ら「煙の剣士」として粛清の刃を振るう。聖剣「煙叡剣狼煙」の使い手。 - 神代凌牙(しんだい・りょうが) / 仮面ライダーデュランダル - 庄野崎謙(しょうのざき・けん)
玲花の兄で同じくマスターロゴスに忠誠を誓う配下の一人。全知全能の書を手に入れる為の障壁となった飛羽真を排除する命を受け、妹と共にその刃を振るう。
メギド
- ストリウス / 仮面ライダーストリウス - 古屋呂敏(ふるや・ろびん)
大いなる本の代わりとなる「黒い本=アルターブック」を作り、世界を入れ替えようとたくらむ本の魔人・メギド。物語のジャンルを司る。慇懃無礼で皮肉屋。 - レジエル - 高野海琉(たかの・かいる)
本の魔人・メギド。幻獣のジャンルを司る。プライドが高く他のジャンルより高位の存在だと自負している。 - ズオス - 才川コージ(さいかわ・こーじ)
本の魔人・メギド。生物のジャンルを司る。脳筋パワー系の肉体派。 - デザスト - (声)内山昂輝(うちやま・こうき)
カリバーが解き放った本の魔物。飛羽真に宿された”15年前の記憶”と浅からぬ因縁がある。
その他
- 上條大地(かみじょう・だいち) / 仮面ライダーカリバー - 平山浩行(ひらやま・ひろゆき)
先代の炎の剣士。15年前に起きた異変で、裏切り者の剣士・カリバーに立ち向かい、飛羽真を救うも生死不明となっていたが、現在は隼人に成り代わりカリバーとしてメギドの側についていることが判明した。
ロゴスと敵対している理由は不明だが、物語の鍵を握り、過去の争いの真実がわかるにつれ彼が背負ったものの大きさが明らかになっていくという。武器は邪剣「闇黒剣月闇」。 - ユーリ / 仮面ライダー最光 - 市川知宏(いちかわ・ともひろ)
「世界を守る最高の剣」を自称する謎の男。長きにわたりアヴァロンでキングオブアーサーの守護をしており、この時に飛羽真と一度会っている。 - バハト / 仮面ライダーファルシオン - 谷口賢志(たにぐち・まさし)
禁書に封印されていた不死身の剣士。劇場短編で封印されていたが、マスターロゴスに封印を解かれ現れる。聖剣は「無銘剣虚無」。 - 富加宮隼人(ふかみや・はやと) / 仮面ライダーカリバー - 唐橋充(からはし・みつる)
尾上の旧友にあたる仮面ライダー。大いなる本の力を求めてソードオブロゴスを裏切りメギドに寝返ったと思われていたが…。 - 長嶺謙信 / 仮面ライダーブレイズ - 三上真史(みかみ・まさし)
かつてソードオブロゴスに属していた、先代の水の剣士。今の水の剣士である倫太郎に幼い頃から剣技を指南していたが、15年前に起きた異変で本の魔人・ズオスに倒されてしまう。 - ルナ…岡本望来(おかもと・みく) / 横田真悠(よこた・まゆう)
15年前に飛羽真、賢斗と共に過ごしていた少女。当時のメギドの襲撃により開かれた謎の扉に吸い込まれ、彼らと離れ離れになる。 - タッセル - レ・ロマネスクTOBI(とびー)
今作におけるストーリーテラーであり、謎多き存在。本編には関わってこないが飛羽真に興味を持っており、彼の近況を視聴者に説明する。傘で空を飛ぶ能力を持っている。 - 予告ナレーション、ソードライバー音声 - 大塚明夫(おおつか・あきお)
主題歌
- 東京スカパラダイスオーケストラ「ALMIGHTY~仮面の約束 feat.川上洋平」
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作詞:谷中敦
作曲:川上つよし
演奏:東京スカパラダイスオーケストラ
オープニングテーマ。ボーカルには[Alexandros]の川上洋平を迎える。 - 茂木欣一「仮面ライダーセイバー」
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作詞:谷中敦
作曲:加藤隆志
振り付け:TAKAHIRO
『仮面ライダー響鬼』の「少年よ」以来15年半ぶり(高寺成紀氏が参加していない作品ではアイキャッチ同様『仮面ライダーBLACK RX』の「誰かが君を愛してる」以来32年ぶり)となるエンディングテーマ。主役ライダーの名前がそのまま主題歌名に採用されたのは『仮面ライダーアギト』以来であり、エイベックスとしては初。
さらに本編EDではシリーズ初のダンス付きとなり、プリキュア、スーパー戦隊と共にニチアサ枠全てでEDダンスが披露されることになった。振り付け担当はプロダンサーのTAKAHIRO。
スピンオフ配信、劇場版作品
仮面ライダーセイバースピンオフ 剣士列伝
セイバー以外のノーザンベースに属するライダーのバックボーンなどにスポットを当てたスピンオフ作品。11月8日よりTELASAにて隔週配信される。
劇場短編 仮面ライダーセイバー 不死鳥の剣士と破滅の本
ノーザンベースの剣士6人と不死身の剣士・バハトが変身する仮面ライダーファルシオンとの激突を描く劇場短編。
本来の公開時期から延期となった劇場版仮面ライダーゼロワンとの同時上映として制作、2020年12月18日公開。制作形態の変更によりこの時期恒例のクロスオーバーは行わず、それぞれ単独作品としての上映となる。
関連作品として、ショートアニメ「別冊仮面ライダーセイバー 短編活動萬画集」も制作。映画前売り券特典として11月8日よりMIREILにて先行配信開始、後日東映特撮ファンクラブにて配信される。
セイバー+ゼンカイジャー スーパーヒーロー戦記
『機界戦隊ゼンカイジャー』とのクロスオーバー作品。
仮面ライダーとスーパー戦隊のクロスオーバー作品は、2017年に公開された『仮面ライダー×スーパー戦隊 超スーパーヒーロー大戦』以来。
初代『仮面ライダー』と『スーパー戦隊』を生み出した石ノ森章太郎がヒーローに託した願いや、ヒーロー誕生の秘密が明かされる。
エピソード一覧
関連動画
関連静画
関連リンク
関連項目
- 特撮
- 仮面ライダー
- ワンダーライドブック
- ソードオブロゴス
- メギド(仮面ライダーセイバー)
- 普通のホモサピエンス
- セイバー坂
- 仮面ライダーゼロワン(前作)
- 仮面ライダーV3 / 仮面ライダーアギト(昭和ライダー/平成ライダー第2作目)
- 仮面ライダー龍騎 / 仮面ライダー鎧武(セイバー同様多くのライダーが登場する)
- 仮面ライダーキバ / 仮面ライダーウィザード(西洋ファンタジー繋がり)
- 仮面ライダーW / 仮面ライダーエグゼイド (変身アイテムが記録媒体繋がり)
- 仮面ライダー剣(タイトルが同じ刀剣繋がり)
- 仮面ライダー電王 (物語をモチーフとした怪人繋がり)
- 仮面ライダーセイヴァー
- スーパーヒーロータイム
- ニチアサキッズタイム
- 令和ライダー
- 令和ライダーの登場人物一覧
- 仮面ライダーの関連項目一覧
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