倉田保昭とは、アジアで広域的に活躍するアクション俳優である。
概要
1946年3月20日生まれ、茨城県新治郡桜村(現在のつくば市桜地区)出身。
高校卒業から1年の浪人を経て日本大学芸術学部演劇学科に入学。卒業時に東映演技研修所1期生となり、1966年にデビュー。後に東京俳優生活協同組合へ移籍している。
1971年に、香港の映画会社、ショウ・ブラザーズのオーディションに合格、以後学生時代に習得した空手、柔道、合気道を活かし、香港映画界で悪役を中心に活躍。この頃にブルース・リーと知り合い、本来なら中国拳法で使われてこなかったヌンチャクでバリエーションを広げるきっかけを作った1人とも語られているだけでなく、1985年には「七福星」でジャッキー・チェンとも対峙している。しかもジャッキー・チェンに完全勝利するというなかなか珍しい役である。
一方、1974年からは、日本でも主に千葉真一主演、もしくは東映制作の作品で出演機会を増やしている。
60歳を迎えてもなお、殺陣の切れ味が大きく衰えることはなく、Vシネマなどでアクションを活かした出演作が作られ続けているほか、2013年4月から放送された「牙狼<GARO>~闇を照らす者~」では久々にテレビドラマへ出演、主人公たちを軽くあしらう演武で視聴者を驚かせた。
1976年には、自身の後に続く、スタント、アクションをこなせる俳優の育成を目的に倉田プロモーションを設立して代表に就任。「仮面ノリダー」の戦闘員、ジョッカーのみなさん役で協力を得ていた芸能事務所というのも、今じゃもうおっホイネタか。
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