凄みとは、ジョジョの奇妙な冒険に登場する最強の概念である。「覚悟」や「黄金の精神」と同一視できる。
概要
「凄み」という単語はジョジョでは割と頻繁に登場しており、有名なところでは、第5部「黄金の風」においてブチャラティがジョルノを評した「こいつには、やると言ったらやる………『スゴ味』があるッ!」というセリフなどがある。ただし、本格的にこの言葉がネタにされ始めたのは、第6部「ストーンオーシャン」における、空条徐倫とプッチ神父の戦闘シーンがきっかけである。
苦難の末に、敵の黒幕・プッチと初めて対面した徐倫は、自身のスタンド「ストーン・フリー」の糸を使って自分とプッチを縛り、逃げられない状況での接近戦を挑む。近距離戦を不得手とするプッチは徐倫の攻勢により窮地に追い込まれるが、スタンド「ホワイトスネイク」の力により徐倫の視界を奪うことに成功。戦況は一気にプッチ有利に傾いたかに思われた。
ところが、徐倫は目が見えないことなど一切意に介さず、正確な狙いをつけてプッチへパンチのラッシュを仕掛けていく。一体なぜ、徐倫はプッチの動きが見えるのか? それに対するプッチの解答が以下である。
「『目隠し』したのに…… なぜわかった?
つないだ この手錠の振動の感触か!?
ち…違う…… 凄みだ… こ……こいつ凄みで!
わたしの攻撃を探知したんだ…」
スタンドの能力でも作戦でも何でもなく、「凄み」の一言で絶体絶命のピンチを片付けたこの超展開に、読者は唖然。以後、「凄み」はジョジョの矛盾点やツッコミどころに対する、定番の返し文句として定着することになった。
ただ、前述したように「凄み」は徐倫の専売特許ではなく、言葉には出さずともジョジョのキャラクターは多かれ少なかれ皆「凄み」を持っている。ある意味ジョジョを象徴するワードであるかもしれない。
使用例
Q.何で1部でエリナが乗ってたはずの棺桶が3部で引き上げられてるの?
A.凄み
Q.何でどの敵も正確に待ち伏せが出来ているの?
A.凄み
Q.何でお喋り中は時間の流れが遅くなるの?
A.凄み
Q.仗助を助けたリーゼントの男って何者なの?
A.ああ、そんなのあったね凄み
Q.ディアボロは何でわざわざ手首ぶった切ってトリッシュさらったの?
A.凄み
Q.ヴァレンタイン大統領は何で突然イケメンになったの?
A.凄み
Q.ツェペリさんには家族がいないはずなのに……。
A.凄みおとなはウソつきではないのです
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関連項目
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