別府地獄めぐりとは、大分県別府市にある観光名所『地獄』をめぐることである。……まんまやんとかいうな。ウィキペ様だってこの名前で記事があるんだし。
概要
温泉は『温かい泉』と漢字で書くように本来は地面からお湯が湧いて出てきている状態を指す。これを源泉と呼ぶのだが、我々が旅館とかで入るお風呂の『温泉』とはこの源泉からパイプで旅館とかに引っ張ってきているのである。
さて、別府の市内もそういう源泉がごろごろしているのであるが、中にはその源泉が湧いてる様がすごいことになってる場所があり、それらを『地獄』と呼んでいるのである。
別府市内では最大20以上もの地獄と呼ばれる源泉があったそうだが、潰れたり開発で消滅したりして数を減らし現在『地獄めぐり』とは別府地獄組合に加盟している7つの地獄を見て回ることと考えて差し支えない。
地獄組合加盟地獄一覧
海地獄
地獄筆頭。コバルトブルーの水面を持つ美しい泉である。ただし湯けむりもうもう、水温98度。入れば死ぬ。国指定名勝の一つ
鬼石坊主地獄
昔は単に坊主地獄という名前だったが別府市内にもう一か所坊主地獄を名乗る源泉があるため現在の名前に改名したとのこと。泥の池からごぼごぼと水温99度のお湯が泡になって湧く、まさに地獄の風景、入れば死ぬ。
かまど地獄
かまどの形した地獄ってわけではなく、昔ここの源泉の水蒸気で近くにあった神社の神様にお供えするご飯を炊いていたのが名前の由来。海地獄・坊主地獄・血の池地獄のミニチュアと言っていい池がずらり並ぶ。もちろん100度近い熱湯、入れば死ぬ。
鬼山地獄
別名ワニ地獄。緑白色の熱湯をたたえる池なのだが、温泉の熱を使ってたくさんのワニを飼育しておりこちらが本命の見世物。ワニに食われてもよし、泉に入って死ぬもよし(※するな)
白池地獄
水面が真っ白な泉。もちろん熱湯、入れば死ぬ。国の名勝の一つ。
血の池地獄
豊後国風土記に記載があることから最低でも1300年もの歴史がある地獄。真っ赤な熱湯の泉は池の底に堆積した酸化鉄のせい。まぁ、人間の血液が赤いのも赤血球に含まれるヘモグロビン、酸化鉄のせいなんで血の池という名前も言いえて妙である。当然ながら入れば死ぬ。国の名勝の一つ。
竜巻地獄
間欠泉。熱湯が30分~40分おきにドパー! と出る。本来ならば高さ40メートル位まで噴き上げるらしいがものすごく危ないので岩で天井作って高く吹き上がらないようにしている。国の名勝の一つ。
アクセス
自家用車じゃない人へ
どうせなら別府駅か別府市のデパート、トキワから出ている、亀の井バスの定期観光バスを使うことを薦める。大体3時間ぐらいかけて7つ全部見て回れる。ちなみにこの定期観光バス、日本一古い定期路線の観光バス(※戦前からある!)かつ女性バスガイドを初めて採用した路線なんだとか。なお九州のバス予約サイト『@バスで』での予約が必要。
ガイドさんいらんという人は。
- 海地獄方面:JR別府駅の西口から出るバスなら方向幕に『2』『5』『7』と書かれたバスに乗りズバリ『海地獄前』バス停下車。海・鬼石坊主・かまど・鬼山・白池の各地獄は別府温泉郷でも最大の源泉、鉄輪(かんなわ)温泉にある都合上密集していて、この5つは歩いて全部見られる。
別府駅東口からならバスの方向幕『16』『16A』『26』と書かれたバスに乗りやっぱり海地獄前バス停下車。なお16と26は環状線で、26に乗ると先に血の池地獄に着いてしまう。 - 血の池&竜巻地獄方面:JR別府駅東口から方向幕に『16』『26』と書かれたバスに乗り『血の池地獄前』バス停下車。26の方が早く着く。
自家用車なら
車で行く人は東九州自動車道別府インターを降りて九州横断道路を右折したら5分ぐらいですぐ左手に海地獄こっちの看板がある。血の池と竜巻が少し離れた場所にあり、車なら海地獄一帯を通り過ぎ鉄輪温泉入口交差点を左折、県道218号線沿いに進む。海地獄からだと大体7~8分はかかる。
関連動画
関連静画
別府地獄めぐりに関するニコニコ静画のイラストやマンガを紹介してください。
関連商品
別府地獄めぐりに関するニコニコ市場の商品を紹介してください。
関連コミュニティ・チャンネル
別府地獄めぐりに関するニコニコミュニティもしくはニコニコチャンネルを紹介してください。
関連リンク
関連項目
- 3
- 0pt