和とは、以下のことを表す。
地名
人名
実在の人物
架空のキャラクター
その他
- 協調。仲良くすること。例:和を以て貴しと為す(=協調性を大切にしろよ。お前ら仲良くしろよ)
- 足し算の答えのこと、また代数で一般に加法の演算結果のこと
- 麻雀用語で和了(ホーラ、上がりという意味)のこと。例:天和
- 和(なごみ) - JR東日本のジョイフルトレインの愛称。一般公募によって決定した →E655系
漢字として
咊
- Unicode
- U+548A
- JIS X 0213
- 2-3-76
- 部首
- 口部
- 画数
- 8画
- 意味
- 争わない、友好関係になる、穏やか、静か、和やか、和らげる、声や音を合わせる、調和する、味が整う、あえる、交易する、棺の前方、戦争を止める、陣営の正門、軍門、応える、足し算の結果、という意味がある。日本語では、日本、という意味がある。
- 〔説文解字・巻二(段注本)〕では「相ひ應ふるなり」とある。
- 字形
- 諸説ある。
- 〔説文〕は、禾声の形声とする。白川静は、和が従う禾を、穀物ではなく軍門にたてる標木の字とし、禾+口の会意で軍門のことをいい、さらに講和の意を持つようになったとしている。
- 音が調和する、協和する意味は、金文では龢が使われていて和と別の字だが、現在ではその意味でも和を使う。
- 音訓
- 音読みは、カ(漢音)、ワ(呉音)、オ(唐音)、訓読みは、やわらぐ、やわらげる、なごむ、なごやか、あえる、やまと、なぐ、こたえる。名のりに、かず・かた・かつ・のどか、などがある。
- 規格・区分
- 常用漢字であり、小学校3年で習う教育漢字である。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。JIS X 0213第一水準。
- 語彙
- 和易・和一・和韻・和音・和歌・和解・和姦・和漢・和気藹々・和議・和訓・和光同塵・和合・和魂漢才・和裁・和算・和室・和習・和順・和書・和尚・和食・和親・和声・和風・和服・和文・和平・和睦・和洋折衷
- 参考
- 草書体は平仮名のわの字形のもととなった。
異体字
- 咊は、〔玉篇〕にある古文。異構の字。JIS X 0213第四水準。
- 惒は、〔正字通〕にある俗字。
- 龢は、和と古くから混同された字で、異体として扱われることもある(UnicodeやJIS X 0212では異体とされている)。
- 盉は、〔説文〕に「調味なり」とあるが、〔玉篇〕に「今、和に作る」とある字。
- 鉌は、車に付ける鈴という意味で和と通用する字。
関連項目
- 1
- 0pt
この記事は自動でリンクされないように設定されています!