概要
東京都台東区出身。俳優を目指して高校を中退し、実家には勘当された。
デビュー以来10年以上の下積み期間を過ごし、その間はスーツアクターや斬られ役などの仕事ばかりであったが、1990年頃から「爽やか路線」に転向してファッション誌などに取り上げられて一気に知名度を上げる。その後はビジュアルだけでなく演技力も高く評価されるようになり、シリアスもコメディもこなす一流俳優として現在も活躍中である。
ドラマの共演がきっかけで1995年に女優の山口智子と結婚。おしどり夫婦として有名である。
代表作は「利家とまつ」(前田利家役)、「白い巨塔」(財前五郎役)、「トイ・ストーリー」シリーズ(ウッディ役吹き替え)など。
人物像・エピソード
- 長かった下積み期間についてオープンな姿勢はよく知られており、本人曰く「俺の銀幕デビューはライダーマン」。ダイワハウスのCMではノリノリでスーツアクターを演じ、「久しぶりだけどやっぱり気持ちいいですね」とコメントしている。
- 現在の妻、山口智子と交際していた頃、山口のマンションに暴漢が侵入するという事件が起こった。その時に偶然、唐沢が居合わせており、唐沢が暴漢を取り押さえて事なきを得たのだが、この事件が新聞やTVなどで報道されたため、山口との交際がバレてしまった。
- いわゆる「三谷ファミリー」の一員であり、三谷幸喜が監督した映画には全て出演している(ただし最近の3作品では全てワンシーンだけの出演で、出オチ的役回りである)。これらコメディ作品での活躍もあり、gooランキングの「三枚目役もハマる二枚目俳優」ランキングでは3位に選ばれている。
- 代表作の一つである「白い巨塔」だが、当初原作者の山崎豊子は「イメージが違う」と言って唐沢の主演に反対していた。しかしテレビ局の仲介で唐沢と山崎の会食の席がもたれ、実際に唐沢と会話した山崎は納得して承諾。放送終了後も絶賛のコメントをしている。後に「不毛地帯」で再び山崎作品の映像化に主演することになる。
- 「トイ・ストーリー」では主人公ウッディの吹き替え声優に抜擢されて話題となったが、下積み時代には洋画の吹き替えもやっていたので実は慣れた仕事であった。もともとは山寺宏一がキャスティングされていたところ、話題性重視で公開直前に急遽唐沢に変更されたという経緯であったが、結果的には好評で、「唐沢じゃないウッディは考えられない」というファンも多い(この動画のコメント等を参照)。
- おしゃべり好きである。たまにバラエティ番組に出演するとここぞとばかりに軽妙なトークを披露、周囲を爆笑させる。ただし、「イメージを壊すから」という理由で、舞台や連続ドラマ出演中は他の番組には一切出ないポリシーを貫いている。
- 非常に小顔。妻の山口智子による唐沢の第一印象は「顔が握りこぶしくらいしかない」だったという。
- 趣味は車、テレビゲームなど。
- 常に向上心・緊張感を持って芸能界を生きて行くという決意のもと、志を同じくする友人たちと「芸能界 生き残ろう会」を結成している。メンバーには及川光博、谷原章介、宇多田ヒカルなど錚々たる面々が名を連ねる。
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関連項目
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