堀江美都子(1957年3月8日-)とは、神奈川県横浜市出身の歌手・声優である。
概要
「アニメソングの女王」として名高い。ささきいさお、水木一郎、大杉久美子と共に「アニソン四天王」とも呼ばれる。ロリ熟女といった奴は、表に出ろ。
アニメソングの地位向上に多大なる貢献をした偉大な人物の一人である。
というのも、堀江美都子が登場する以前のアニメソング(1960年代)の商業的地位は大変低く、当時のレコード各社からは「童謡などと同じセクション」「ついでにやっている程度」という扱いであった。またアニソン自体も「アニメ内セクションの一部(劇中のBGMのようなもの)」という扱いであったため、アニソン歌手は裏方という扱いであり、当時はレコーディングの仕事のみをするという立場が大半であった。
しかし、1977年に堀江の歌った『キャンディ・キャンディ』の主題歌レコードが120万枚という大ヒットを飛ばし「アニメソングにも商業的価値がある」と日本コロムビアに認知されると、同業のレコード各社も本腰を入れて専門部署を作ることとなり、アニソン歌手がステージや音楽番組に顔出しで出演するようになった。
略歴
1966年、子供向けのど自慢番組「日清ちびっこのどじまん」(フジテレビ)に出場し準優勝する。その後、テレビ局の合唱団に所属。
1969年に『紅三四郎』で歌手デビューを果たす。『ハクション大魔王』の「アクビ娘」は、ミッチ12歳の時の歌であるが、その歌声は大人顔負けの歌唱力、口からレコード音源(当時)であった。
その後は前述の通り1977年にアニメ『キャンディ・キャンディ』の主題歌が100万枚を越すヒット作となり、アニメソングを中心とした複数のビジネスをこなす草分け的な存在として、歌手のとして地位を確立する。あまり知られてないが音楽番組に出演するようになってからは『茅ヶ崎メモリー』などアイドル仕様の曲も数々歌い、歌番組やバラエティ番組にも出演したが、アイドルとしては大成しなかった。
一方1976年の特撮作品『宇宙鉄人キョーダイン』では俳優としても出演。白川エツ子役としてムチムチの太もも初々しく愛くるしい笑顔が魅力的であった。また、1978年の『宇宙魔神ダイケンゴー』で声優としてデビュー。以降、主演も張れる声優としても活躍。
「世界名作劇場」で3度の主役を演じたのは堀江だけである。また、『聖闘士星矢』などでは悪役も演じている。
1984年にミュージシャンと結婚。仲人は落語家・笑福亭鶴瓶夫妻である。1994年には長男が誕生している。
1999年にフィリピンでアニメ『超電磁マシーン ボルテスV』の主題歌がヒットした際には、ライブの時に国賓級の扱いを受けたという。
2013年、特撮ドラマ『非公認戦隊アキバレンジャー シーズン痛』において、本人をモデルにした「堀美江都子」という役を演じた。さらに初登場回ではエンディングも歌唱した。
主な楽曲
- キャンディ・キャンディ(キャンディ・キャンディ)
- サザエさんのうた(サザエさん)
- 花の子ルンルン(花の子ルンルン)
- ひみつのアッコちゃん(ひみつのアッコちゃん)
- あなたに真実一路(Dr.スランプ アラレちゃん)
主な出演作品
- ひみつのアッコちゃん(アッコ)
- 愛少女ポリアンナ物語(ポリアンナ)
- プロゴルファー猿(若葉)
- Dr.スランプ アラレちゃん(オボッチャマン)
- 私の足ながおじさん(ジュディ・アボット)
- ドラゴンボール(ウパ)
- 風の中の少女金髪のジェニー(ジェニー)
- ムスティ(全登場キャラ)
- 家なき子レミ(レミ)
- 美少女戦士セーラームーン(セーラーギャラクシア)
- 覚悟のススメ(掘江罪子)
- 聖闘士星矢(ポラリスのヒルダ)
- ミスタードリラーシリーズ(ホリ・ススム、アンナ・ホッテンマイヤー、他)
関連動画
関連項目
外部リンク
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