大和路快速とは、JR西日本が運行している快速列車のひとつである。
概要
大阪環状線から関西本線(大和路線)・和歌山線に直通運転する快速列車。
天王寺駅~加茂駅(京都府)・五条駅(奈良県)間を結ぶ。基本的に221系が使用される。
データイムの奈良駅→大阪駅の最速は44分だったが、ゆとりダイヤの導入、大正駅・福島駅の停車駅追加、天王寺駅からの阪和線との時間調整等もあり現在は同区間を53分程で走破する。
大和路快速の和歌山線直通は休日のみである・・・が、平日も区間快速として運転されている。
和歌山線直通列車は王寺駅で切り離しを行う。夜間に運転されるので寝過ごすとエライことになるので注意。この列車には4両+4両の編成が充当され、8両固定編成はこの列車を担当しない。(2011年以前の8両化前は2両+4両で4両が和歌山線行き、2両が奈良方面行きだった模様)
和歌山線→大阪環状線へ向かう大和路快速は設定されていない。
大和路快速の起源は1973年の関西本線奈良駅~湊町駅(現在のJR難波駅)間電化を機に運行開始した、奈良駅から大阪環状線へ直通運転する快速列車である。
当時の阪奈間直通快速には「奈良⇔大阪環状線」と記された大きなヘッドマークを装着していた。
1988年、関西本線の西側電化区間が加茂駅(京都府)に延長されたと同時に加茂以西に大和路線の愛称が設けられ、阪奈間直通快速は現在の「大和路快速」の名を冠し加茂~環状線間を運行するようになった。
1989年、221系のデビューに伴い阪奈間直通快速の運用車両が113系から221系に全て置き換えられた。以来2024年現在に至るまで代走を除き221系の独壇場になっている。(113系時代はデカ目等比較的初期の古い車両が当てられていた事もあり、221系導入直後のこの頃が大和路快速系が一番輝いていた時期でもあろう・・・。後年はJR京都・神戸線の221系の受け入れ先となるが・・・。)
2011年より毎時3本から毎時4本運転になり、8両編成での運用も始まった。(その後ダイヤ改正事に徐々に8両編成の運用が増えていく・・・。)一部に京橋発着の便も設定。
2015年に休日の夜間に大和路快速を増発(恐らく区間快速の格上げと思われる。)
この時期に行われた間引きダイヤでは大和路快速が煽りを喰らい、奈良~天王寺間は運転されたが大阪環状線に入らず天王寺駅で終点になった。(天王寺駅到着後は回送電車としてJR難波まで回送して折り返した。)
2021年10月ダイヤ改正で日中の加茂行きが毎時1本に減便された。
なお2023年10月から設定開始した座席指定サービス「快速うれしート」は朝の区間快速・直通快速のみの設定で当初は日中運用の大和路快速には設定されなかったが2024年3月ダイヤ改正より休日朝にも3本設定される模様
停車駅
天王寺駅~(鶴橋駅経由)~福島駅(大阪府)間の各駅・西九条駅・弁天町駅・大正駅(大阪府)・新今宮駅・天王寺駅・久宝寺駅・王寺駅以東以南の各駅
(旅客案内上は天王寺⇔(鶴橋駅経由)⇔大阪駅間各駅停車、大阪駅から福島駅方面快速運転と案内される。)
使用車両
関連動画
関連項目
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