大悪魔召喚士ラピスとは、DMMのブラウザゲーム『千年戦争アイギス』『千年戦争アイギスR』に登場するキャラクターである。
レアリティはブラックで、クラスはデモンサモナー、覚醒後はデモンマスター。イラスト担当は一斎楽氏。
概要
魔界に住む高位デーモン。他の多くのデーモンと違い、肌の色などはほとんど人間と変わらないが、デーモンらしく山羊のような角やコウモリの羽を備えている。右手には牙を持つ本に似た謎生物を持っており、これは彼女の口からも何であるか語られることはない。
初出は緊急ミッション「帝国神官の帰還」の敵キャラクター。遠征先の魔界で孤立したイベントキャラである「帝国神官戦士ルチア」を気まぐれで保護していた。
登場当初は帝国軍の救援が来た際に悪役を演じてまでルチアが故郷へ帰れるよう取り計らう等、懐の深い一面も見せたのだが、高位悪魔らしい威厳があったのは大体ここまで。
直後にルチアが居なくなったことに対する腹いせで喧嘩を売ってきたり、以後のイベントでもルチアが敵として登場するミッションではストーカーの如く後ろからついてくるようになったり、いざ仲間になっても二言目にはルチアのことばかりだったりと、すっかり芸人枠に収まってしまった。
あまりにルチアルチアうるさいので、広告おじさんに弄られたことさえある。
一方、ルチア側はラピスに一定の恩義を感じている描写はあるものの、交流イベントでほんの少し言及があるだけで、反応は非常に薄い。どうやら感情は一方通行のようである。
ルチアのことを抜きにした場合でも、暇だ暇だと構ってアピールをしたり、一見クールなように見えて言動は子供そのものである。
後述するちびキャラの実装と同時に、ラピスの私室も公開された。
案の定、身の回りの雑用の殆どは手下のインプがやっているようである。
ユニットとして
レアリティ | クラス | 初期コスト | 下限コスト | スキル | アビリティ | |
覚醒前 | ブラック | デモンサモナー | 25 | 22 | デモニックフィールド | トークン所持数増加 |
覚醒後 | デモンマスター | 28 | 25 | デモニックフィールド ↓↑ デモニックテリトリー |
デモンエンハンス | |
第二覚醒 | デモンルーラー | 28 | 25 | |||
デモンブリンガー | 28 | 25 |
2016年12月29日、本来ならデーモンにとって不倶戴天の敵であるはずの女神アイギスの召喚に応じる形(=ガチャ入り)で味方ユニットとして実装。
デモンサモナーは周囲敵ユニットすべてに対し、1秒間に自身の攻撃力に等しいだけのスリップダメージを与える遠距離ユニット。また、サモナーの名に恥じずトークン使役能力を持つ。
元々、デモンサモナーはレアリティプラチナの悪魔召喚士リヴルですら「壊れ」に類する高性能とされたが、その上位レアリティに位置するラピスは輪をかけて凶悪である。
デモンサモナーの表記上の攻撃力は低いものの、発生させるスリップダメージは防御力も魔法耐性も無視するため、実際にはきわめて高いDPSを誇る。また、攻撃扱いではないので反撃能力を持った敵から反撃を受けることもなく、麻痺してもダメージを与え続ける。
あくまで攻撃力の数値自体は低いため、元の能力値に対して乗算を行うバフよりも、ダンサー等の固定値を加算するタイプのバフの方が相性が良い。
移動速度が速い敵は不得手ではあるが、優秀な壁要員で道を塞いでやれば簡単に克服できる。硬くてブロック数が多い壁、つまり白の帝国の神官戦士が良い。それも女のだ。
また、デモンサモナーが使役するトークンはインプ(覚醒後はデーモン)で、ステータスはさほど高くないが、魔法耐性だけはデーモン族故にかなり高いので、リッチ等の強烈な魔法攻撃を行なう敵に対する避雷針として有用。
自前で避雷針が置けるという点もデモンサモナーの強さに繋がっているのだが、ラピスはトークン所持数アップのアビリティを持っているため、他のデモンサモナーよりも長時間のトークンリレーが可能。
スキルの「デモニックフィールド」は自分を含めた範囲内の味方を強化するバフスキル。ラピスが与えるダメージが増大するほか、自身以外の強力なアタッカーにも最大1.5倍という強力なバフを与えられる。彼女の攻撃力を増強するために配置したダンサーにも効果がある点でも凶悪な性能である。
覚醒では本体・トークン共に能力は上がるものの、出撃コストが増加し、以前通りの運用ができなくなるというデメリットがついてくるため、覚醒ラピスの評価は賛否両論である。ラピスに限らず、デモンサモナーの覚醒は「出費のかさむクラスチェンジ」と考えるべきだろう。
とはいえ、他のデモンサモナーとは異なり、ラピスの覚醒アビリティ「デモンエンハンス」には、元々持っていたトークン所持数増加の効果に加え、自身のトークンの攻撃力を2倍にするという強力な効果があり、目に見えて強くなるのも確かである。
スキル覚醒は「デモニックテリトリー」。覚醒前より更に射程が延びるほか、魔法耐性にもバフがかかるようになる。初動と再始動が若干悪化する程度のデメリットしかないので、覚醒させたのであれば勢いでスキル覚醒まで行っても問題はないと思われる。
同ゲームでも最強クラスのキャラクターの一人に位置付けられており、正気を失った王子が口々に「ラピスおりゅ?」等と口走る姿がしばしば見られた。持っていない人にとっても、上述のアレな言動の為に記憶に残っている王子は多いと思われる。
第二覚醒/デモンルーラー
デモンルーラー派生はHPと射程が微増するほか、トークンが遠距離攻撃も行える白アークデーモンになる。
射程は他のステータスと違って補強する手段がきわめて限定されるため、この一点においてデモンブリンガーに対して優位に立っている。
白アークデーモンは遠距離攻撃を行うデーモンで、魔神級ミッション等ではしばしば事故要因になる危険な敵だが、トークンとしてはラピス自身のアビリティで倍になってやっとそこそこの攻撃力であり、メイン火力と見るには心もとない。
トークンの出撃コストが更に上がる点にも注意。
トークンが遠距離攻撃を行えることは基本的にメリットとして働くものの、これまでのように避雷針として用いる場合、ゴーレムのようなうかつに殴れない敵を攻撃してしまう可能性がある点には注意が必要である。
第二覚醒/デモンブリンガー
デモンブリンガーは射程を除く本体のステータスの伸びが良く、敵の遠距離攻撃にある程度強くなる。
トークンは2ブロックで多少ステータスが高いレディデーモンになる。
このデーモンは敵キャラクターとしてはラピスの同期にあたり、「帝国神官の帰還」で彼女の部下として登場したのが初出となる。
全裸で乳を揺らしながら歩く衝撃的な姿を披露し、山賊頭モーティマや白百合騎士テティスといった王子軍きっての助平どもや、その他ごく少数のモンスター娘好きの王子を喜ばせた。
敵としてのレディデーモンは、魔法に強い代わりに防御力が低い傾向にあるデーモン類の中では高めの防御力が特徴で、こちらが仕えるトークンとしても実際そうなのだが、その防御力はせいぜいソルジャーに毛が生えた程度であり、物理攻撃に対する避雷針としては過信は禁物である。
第一覚醒以前の使い心地を概ね維持するが、デモンルーラーと同様、トークンの出撃コストが更に上がる点には注意が必要。
ちびラピス
レアリティ | クラス | 初期コスト | 下限コスト | スキル | アビリティ | |
覚醒前 | ゴールド | ちびデモンマスター | 26 | 23 | デモニックテリトリー | デモンエンハンス |
2018年11月29日の登録者全員に配布されたちびバージョン。他のちびキャラと同様にレアリティはゴールド扱い。
クラス名が「ちびデモン“マスター”」とあるように、覚醒後のアビリティを持つほか、スキルはスキル覚醒後のものを持っている。使役するトークンもインプではなくデーモンで、射程も覚醒後準拠で未覚醒のデモンサモナーよりも若干長い。
ただし、スキル覚醒後のスキルを持っているものの、手に入れた時点ではスキルレベル1扱いであり、バフ能力の倍率もあまり高くないので注意が必要。
また、ちびラピス自体はあくまで未覚醒のゴールドユニット扱いであり、レベルは60までしか上げられないし、スキルの初動も長い。
このように様々な制約はあるが、ガチャ運に恵まれない王子もデモンサモナーの強力さに触れることができた。
レアリティがゴールドであることも欠点だけではなく、名声ミッションにおけるゴールド以下縛りにおいても非常に役立つ。対応する育成餌の聖霊も入手が容易なので育てやすい。
なお、ちびラピス自体の絵は実装以前にも公開されていたが、そちらのバージョンが持っていたルチア人形は持っていない。
MMDモデルについて
関連動画
関連静画
関連項目
- 1
- 0pt