大熊町とは、次の場所を指す地名である。
概要
人口 | 11,505人 |
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面積 | 78.70k㎡ |
町長 | 渡辺利綱:2007年(平成19年)9月20日就任 |
町役場 | 福島県会津若松市追手町2番41号(仮役場・出張所) 福島県いわき市好間工業団地26番1号(連絡事務所) 福島県双葉郡大熊町大字下野上字大野634番地 |
町の木 | モミ |
町の花 | ナシ |
町の鳥 | トビ |
概要
福島県の浜通り中央部、双葉郡に位置する町である。北は双葉町と浪江町に、西は田村市に、南は富岡町と川内村に面している。
町内を国道6号線が南北に、国道288号線が東西に貫いており、隣町では有るものの常磐自動車道の常磐富岡インターチェンジにも近いなど、全体に交通の便も良い。
町の東側が海に面していたにも拘らず、漁港に適した場所がなかったため以前はあまり漁業は盛んではなかった。しかし平成7年ごろにヒラメ養殖施設が作られてから養殖漁業が盛んになり、ヒラメ・カレイ・マツカワ・ホシガレイなどを養殖・出荷するまでになった。
他にも名物として、しいたけ味噌・キウイフルーツ・洋梨などが主に出荷されている。
主な施設としては東京電力福島第一原子力発電所が挙げられ、6基の原子炉のうち1号機から4号機までが町域内に立地している(5・6号機は双葉町域に立地)。同時に交通に便利な地の利を生かそうと工業団地も造成されており、関東方面からの企業の進出も見られる。
東日本大震災以後の状況
2011年3月11日に発生した東日本大震災において、地震、津波などにより死者40名、行方不明者1名、全半壊30戸の大きな被害が出た。(2012年1月18日現在)
次いで起きた東京電力福島第一原子力発電所事故によって、町域の全てが警戒区域に指定されたため、地震による被害の無かった地区も含めて全ての住民が町外への避難を余儀なくされた。
これに伴い、町役場も田村市、次いで4月3日には会津若松市へと移動している。
震災後1年を経た2012年3月11日時点に至っても町の置かれた状況は全く回復を見せず、町の中心地域を含めたかなり広い範囲が長期の帰宅困難地域として認定されている。そのため住民自身も立ち入る事ができず、町全体が無人で放置され続ける過酷な状態に置かれている。
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