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概要
「学校を出よう!」とは、電撃文庫より刊行されたライトノベルである。作者は「涼宮ハルヒの憂鬱」で有名な谷川流。イラストは蒼魚真青。2004年10月に発売された第6巻を最後に続刊が出ていないが、まだ完結はしていないらしい。
ただでさえ新刊がでないうえ、追い打ちをかけるがごとく2007年6月発売予定だった「涼宮ハルヒの驚愕」が無期限発売延期になったことでさらに高まっていく諦念ムードのなか、2008年9月27日発売の『電撃文庫MAGAZINE増刊』に書き下ろし短編作品「学校を出よう!The Destructive Element」が掲載された。第6巻の発売から、実におよそ4年ぶりの新作である。短編ではあるものの次回作の存在を匂わせる意味深な内容であったため、絶望視されていた第7巻への一筋の光明となった。
第1巻は主人公である高崎佳由季の一人称で語られるが、第2巻からは三人称となり高崎佳由季の主人公要素も薄くなる。第2巻は神田健一郎、第3巻以降は主に光明寺茉衣子と高崎佳由季の視点から物語が綴られている。
巻が進むにつれ徐々に明かされ濃くなっていくSF的設定がストーリーの肝となっており、同作者の他作品に比べ世界観についての言及も多く、いわゆる「谷川的世界観」がもっとも詳しく描かれている作品と言われている。だから第1巻だけ読んで判断しちゃだめだぞ!
ストーリー
ある日突然EMP能力と呼ばれる超能力に目覚めてしまう少年少女たち。そんな超能力者たちを強制収用する学校があった。――第三EMP学園。世間から隔離されたその山奥の学園で、次から次へと奇怪な出来事が起こる。
主要登場人物
- 高崎佳由季
- 一応、主人公。だが第2巻以降は影が薄い。既刊紹介に最近出番が少ないと書かれる始末。
第三EMP学園高等部2年生で男子寮の寮長を務める。EMP学園唯一の無能力者。 - 高崎春奈
- 高崎佳由季の妹で、若菜とは双子。浮いてる。
- 高崎若菜
- 高崎佳由季の妹で、春奈とは双子。違う意味で浮いてる。第三EMP学園高等部1年生。
ディフェンスには定評がある。 - 光明寺茉衣子
- 第三EMP学園高等部1年生。いつも黒いドレスを纏っている。ツン:デレ比率は9.9:0.1。指先から火の玉を出す。
生徒会保安部対魔班班員。妖撃部部員。 - 宮野秀策
- 第三EMP学園高等部2年生。いつも白衣を羽織り、なんかうねうねした触手みたいなやつを出したりする。
性格は登場キャラで一番ぶっ飛んでいて、まさに別次元の人物。生徒会保安部対魔班班長。 - 縞瀬真琴
- 第三EMP学園高等部2年生で、生徒会書記で、会長代理。本シリーズのお色気担当。
ウブな佳由季を誘惑して困らせることを喜びとする。 - 抜水優弥
- 能力者だが、EMP学園には所属していない。説明口調が、どっかの赤玉を連想させる。
- 蒼ノ木類
- 第三EMP学園高等部1年生。第3巻で登場。猫専用テレパスという羨ましい能力を持つ。
- 神田健一郎
- 第2巻の主人公。ごく一般の高校1年生。
関連動画
関連項目
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