宮川将単語

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宮川将（みやがわ しょう、1990年10月19日-）とは、大阪府出身の元プロ野球選手（投手）である。

概要

大阪体育大浪商高校時代に大阪No.1右腕と目されるも甲子園出場はなく、実力不足を感じて進学し4年後のプロ入りを目指す。

大阪体育大学では1年春から関西国際大学の松永昂大・益田直也に投げ勝つなど活躍するが、右肘の故障で不調に陥り松葉貴大にエースの座を奪われる。2年次からは松葉と共に左右のダブルエースとして活躍し、通算29勝9敗、防御率2.00、リーグMVP3回、最優秀投手1回の成績を残す。

2012年のドラフト会議で東北楽天ゴールデンイーグルスから育成ドラフト1位で指名され入団。この時TBSのドラフト中継特番で特集を受けていたのだが、本指名されずに涙ぐむ宮川にアナウンサーが無神経に声を掛ける場面があり視聴者の怒りを買った。

楽天時代

2013年は二軍で3勝0敗、防御率2.89の好成績を残し、6月2日に支配下登録される。7月28日の千葉ロッテマリーンズ戦では2番手で登板し、5回に四球四球三振四球三振三振の一人劇場をやりながらも4回無失点で初のヒロイン、8月4日の北海道日本ハムファイターズ戦では3回1失点で初勝利を挙げた。育成ドラフト入団のルーキーが一軍公式戦で勝利投手となるのは史上初。9月23日の日本ハム戦では先発登板で2勝目を挙げ、17試合登板（2先発）で2勝0敗、防御率2.45の成績を挙げる。日本シリーズにも登板を果たすが、第4戦で1死も取れずに危険球退場になったのが唯一の登板機会となり、シリーズ防御率無限大（0回1失点）を記録してしまった。

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2014年も一軍で先発・中継ぎとして登板したが、17試合（4先発）3勝1敗防御率4.29と物足りない成績に終わる。シーズン終盤は怪我で離脱し、オフに右肘頭疲労骨折の手術を受けた。

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2015年はリハビリのため育成契約となり、シーズン中の復帰を目指したが果たせなかった。

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2016年7月17日に支配下選手に昇格した。背番号90。9試合に中継ぎ登板して1失点と安定した投球をしていたが、8月13日の登板後に右肘の状態を考慮して登録を抹消され、以降は一軍登板がなかった。

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2018年10月29日に戦力外通告を受けた。

武蔵時代

2019年からはベースボール・チャレンジ・リーグの埼玉武蔵ヒートベアーズに選手兼任コーチとして所属する。背番号は18。

武蔵では2年間兼任コーチとしてプレーし、2020年限りで現役を引退、武蔵を退団した。

引退後

2021年からは古巣の東北楽天ゴールデンイーグルスで打撃投手を務める。

プレースタイル

最速151km/hのストレートにカーブ、縦横2種類のスライダー、フォークを交えて三振を積み上げる本格派だが、制球力に課題を残す。

成績

年度別投手成績

年度	球団	登板	先発	完投	完封	勝利	敗戦	セーブ	ホールド	勝率	投球回	与四球	奪三振	失点	自責点	防御率
2013年	楽天	17	2	0	0	2	0	0	0	1.000	40.1	21	33	11	11	2.45
2014年		17	4	0	0	3	1	0	0	.750	42.0	17	32	23	20	4.29
2016年		9	0	0	0	0	0	0	1	---	9.2	3	9	1	1	0.93
NPB：3年		43	6	0	0	5	1	0	1	.833	92.0	41	74	35	32	3.13

独立リーグの年度別投手成績

年度	球団	登板	完投	勝利	敗戦	セーブ	ホールド	勝率	投球回	与四球	奪三振	失点	自責点	防御率
2019年	武蔵	21	3	10	3	0	3	.769	124.0	40	101	30	30	2.18
2020年		28	0	3	1	4	0	.750	39.0	19	29	10	8	1.85
BCL：2年		49	3	13	4	4	3	.765	163.0	59	130	40	38	2.10

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