新紀元社とは、東京都千代田区に本社を持つ日本の出版社である。KADOKAWAグループの一員。
概要
1940年8月創立の新紀元社の営業権を取得した(株)生活構造研究所によって1982年3月4日に設立された。
当初は、生活構造研究所が編集受託していた雑誌「月刊RAM」(廣済堂)の編集や、生活構造研究所が編集していた雑誌「PCマガジン」と雑誌「MICRO」の発行、テレビ番組「パソコンサンデー」のテキストの発行、マイコン用カセットテープソフトの販売などパソコンやマイコンの解説本の出版を元にしていたが、1980年代後半よりファンタジー関連書籍やTRPGの出版を始め、現在の主力となっている。2003年にTRPG雑誌『Role&Roll』を創刊して発行元となる。またミリタリー・プラモデルにも強く、写真集や図解書も刊行している。
小説化になろう等のWeb小説の書籍化にも早くから取り組み、ネット小説大賞(なろうコン)の協賛社に早くから参加している。(第2回から書籍化作品を手掛ける)。当初は書籍化レーベルは設けないままWeb小説の書籍化や四六判ライトノベルを刊行していたが2016年に四六判ライトノベルレーベル『モーニングスターブックス』を創刊し以後は同レーベルで刊行されることになった。以後も2024年に至るまで刊行を続けている。モーニングスターブックスは男性向け女性向けと区別はされておらず男性向け、女性向け作品も刊行されているがBL・TL作品は刊行されていない。
モーニングスターブックスのコミカライズは『リビティウム皇国のブタクサ姫』の一作品のみ新紀元社から単話を電子書籍販売の形で連載され、後に物理単行本が刊行されたがレーベルは設定されず続刊も未定。他作品は竹書房やKADOKAWAなど他社の漫画レーベルで連載されている。
またキャラクター文芸、ライト文芸と呼ばれる分野にも2019年8月に『ポルタ文庫』を創刊して参入したが2021年4月を最後に刊行を停止している。
2020年に同じくTRPGに強みを持っている出版、TRPGの製造等を担い、『Role&Roll』の編集を担っていた株式会社アークライトの 完子会社となった。2024年にアークライトをKADOKAWAが買収したため、新紀元社もKADOKAWAグループ入りし孫会社となった。代表取締役も変更されKADOKAWAの経営陣から派遣されている。2024年10月現在の代表取締役は青柳昌行。
TRPGに強みを持っていることからWeb小説のネタ本、種本としての用途として中世や武具の解説書も刊行している。『現代知識チートマニュアル』などがそれにあたる。
雑誌
レーベル
記事がある新紀元社から出版されている作品
関連リンク
関連項目
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