Oh, fair maiden、why is it that you weep?
星の娘、エーブリエタース(Ebrietas, Daughter of the Cosmos)とは、ゲーム「Bloodborne」に登場する美しい娘である。
概要
医療教会を二分する上位会派『聖歌隊』との関係が深い上位者の一体。
雪のように白い身体、美しくも禍々しい異形の翼、大きくつぶらな瞳、ぬらりと滑らかな触手がチャームポイント。
公式画集では彼女だけで4ページもの紙面が割かれており、真のヒロインと言っても過言ではない破格の扱いを受けている。
ゲーム後半にて狩人の前に立ちはだかるボスキャラクターの一体。最初は近付いただけではこちらに反応せず、「嘆きの祭壇」の前に跪いて祈っているかのように動かない。こちらから攻撃を仕掛けることで、初めて戦闘になる。
ひとたび敵対すれば、触手による薙ぎ払いや突進、発狂効果のある血のような液体、秘儀「彼方への呼びかけ」に似たレーザーといった、多彩な攻撃方法を持つ強敵である。体力がある程度減るとコジマ光る粒子をまとい、近づくだけで体力を削ってくる。なおスリップダメージはリゲインによる回復が不可。
回避困難な突進と、フルヒットすると低周回でもあっという間に体力が溶けるレーザーは特に注意が必要。
ただし雷が弱点なので、雷光ヤスリを使用すると効率的にダメージが与えられるだろう。
倒すと『イズの大聖杯』を落とす。
この聖杯は前述の聖歌隊の礎となった神秘の品で、数ある聖杯の中でも最初期に地上に持ち出されたものである。
倒してしまっても、イズの大聖杯の儀式によって行ける「聖杯ダンジョン」の最深部にも居るので、儀式の素材さえ揃えれば割と気軽に会いに行ける。
関連するアイテムや生物
- イズの大聖杯
作中における聖歌隊の礎となった神秘の品。
数ある聖杯の中でも最初に地上に持ち出されたもので、聖杯ダンジョン『イズの碑』へ行くために必要。
イズの碑は三角型の血晶石を入手し易い。 - 真珠ナメクジ
地下遺跡に棲む変な生き物。その名の通り綺麗な色をしたナメクジ。
エーブリエタースの痕跡とされることから、イズの大聖杯の儀式の触媒として必要になる。 - エーブリエタースの先触れ
エーブリエタースの一部を召喚する秘儀。前方に向けて触手で攻撃を行う。
水銀弾1というコストの安さが魅力だが、攻撃後の隙が大きいので多用は禁物。
ver1.07のアップデートにより、この触手をパリィやバックスタブに使えるようになった。溜め攻撃なしでバックスタブを狙えるほか、両手持ちの武器の使用中にパリィが取れることの意義は大きい。至近距離であれば内臓攻撃にも繋げられるため、対人戦では敵が使用する先触れは警戒が必要である。 - 聖歌隊シリーズ(狩装束)
目隠し帽子が特徴的な聖歌隊の装束。
神秘の専門家のコスチュームだけあって高い神秘属性のカット率を誇る反面、教会系の狩装束全般に通じる発狂耐性の低さがネック。 - ロスマリヌス
聖歌隊が用いる特殊銃器。銃というよりはでっかい霧吹きのような形。血混じりの特殊な水銀弾によって「星の恩寵」たる神秘の霧を噴霧する。 - 星界からの使者
ぷるぷるの触感がチャームポイントの宇宙人。聖堂街上層やイズの碑など、エーブリエタースが居るところには大体居る。頭からイソギンチャクのような触手が生えた大柄な個体がボスとして登場する。
基本的によたよた歩いてきて殴るだけだが、ボスとして出てくる個体は彼方への呼びかけに似たビームで攻撃してくることもある。なお某所では元人間と思しき個体とも遭遇する。 - 星の子ら
聖堂街上層やイズの碑で見られる、ナマコに似た生き物。ゲーム中ではわかりにくいが、アートワークスでは退化した翼などが描かれており、エーブリエタースの幼生にも見える。
家で飼うのに丁度良い大きさであり、一見すると人畜無害な生き物に見えるが、近寄ると噛みついてくる。ダメージは大きくないが発狂ゲージが溜まり、耐性次第では頭がおかしくなって死ぬ。
リアル聖歌隊
ブラッドボーンの作中には「聖歌隊」という組織が登場し、エーブリエタースとの繋がりが非常に深い。
聖歌隊の全容は不明な点も多いが、聖歌隊装束のフレーバーテキストによると、彼らはエーブリエタースと共に空を見上げ、星界との交信を試み、星からの徴を探すことで、超越的な思索を得ようとしていたようである。エーブリエタース自身も崇拝対象だったのかもしれない。
事実はどうあれ、作中で実際に遭遇する聖歌隊関係者はことごとく気が触れており、また聖歌隊の本部がある聖堂街上層の狂気に満ちた光景から、どういう組織だったのかが何となく伺える。
しかし実際、『星の娘』という名称やフレーバーテキストから、数々の萌え要素を見出し、魅了された狩人も少なくない。
特に啓蒙が高まった狩人は「エーブリちゃんかわいいよ!」「エーブリちゃんはブラッドボーンのヒロイン」などと主張する、作中の聖歌隊のような狂気に陥っていることも多い。
余談
「Ebrietas」とは、ラテン語で「酩酊」を意味する。
なお新日本プロレス所属のプロレスラー、矢野通がオーナーをつとめる同名のスポーツバーが水道橋にあるが、こちらから店名をつけていると思われる。啓蒙が高ければ違うものが見えて来るかも知れない。
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関連項目
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