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書淫、或いは失われた夢の物語。とは、2000年7月15日にForceより発売されたアダルトゲームである。
概要
ホラー、恋愛、推理、陵辱…… ホテルの中で繰り広げられる、幾重の物語。
それらは蜘蛛の糸の様に絡み合い、リンクし、補完しあっています。
一見無関係に見えるこの物語は、《結末を迎えると増える選択肢》から次第にリンクを広めていきます。
やがて二つの物語を進めた時に迎える結末とは――？
『年齢制限ゲーム』でないと、伝えられない言葉があります。画像だけでは、文章だけでは書ききれない夢と渇望をページに挟んだ、密室型ノベルタイプマルチエンディング・マルチストーリーアドベンチャーゲーム。
それが《書淫、或いは失われた夢の物語。》です。
ストーリー
「書淫、或いは失われた夢の物語。（以下、書淫と略）」は陵辱の「書淫」と純愛の「失われた夢の物語」の二つからなる作品である。
- 「書淫」 連続婦女暴行魔 X が組織からの依頼を受け三人の女性を襲おうとする物語。しかし組織の介入や不可思議な現象などで物語は X の考えもしなかった方向に傾いていく……
- 「失われた夢の物語」 「冬になったら迎えに来ます」の言葉を残してホテルに孤立させられた男女四人の物語。近づいたり、遠ざかったりする人間関係。重く冷たい鉄扉が開くとき彼等は何処にいくのだろう……
共通する部分が多い二つの物語であるが、対立するテーマのため途中まで関連性を見つけることは難しい。
しかし、あるシーンを過ぎると物語は急速に収束に向かいはじめる。エンディングがすべて埋まった時、あなたの中にもきっと物語があるはずだ。
登場人物
- 書淫
Ｎ 書淫の主人公であり、連続婦女暴行魔 X であり、もう一人のあなたです。
ヒロインは失われた夢の物語の者達と見た目はほとんど同じです。しかし性格、立場などは異なっています。
前川 明 （まえかわ あきら）
失われた夢の物語の主人公、つまりプレイヤーであるあなた。性格・職業置かれている状況は進める物語により異なってきます。
立原 深紗 （たちはら みさ）
美術系の専門学校生――のワリに絵を描いている姿はほとんど見かけない。(時に)主人公とは恋人同士。気がついたら隣の席で、気がついたら隣を歩いていて、気がついたら隣で笑っていた。性格は極めて率直に明るめ。反面、「素直さ」が災いして落ち込むと際限なく沈み込んでしまう一面も。一人っ子。今回はたまたま宿泊したホテルで事件に巻き込まれてしまった。ちなみに料理は下手(自覚なし)。彼女、最近ため息が癖になったとか。その理由は――？
イラストレーター。作業のための木綿のエプロンをほとんどいつも着衣している。「いーぢゃん。別にい～オトコが目の前にいるわけでもないし」とは本人の弁。そんなワケでぶっきらぼうな性格だが、全くもって粗暴というわけではなく、乱暴な言葉の中にも相手を気づかう優しさも併せもっている。深紗とは知り合いで先輩後輩の間柄。仕事がスランプで「気分転換に」立ち寄ったホテルの居心地がよく、半住み込み状態だった時に事件に巻き込まれてしまった。お姉さんタイプ。ちなみの料理は基本的にすべて他人任せ。
物語を進めていくと、彼女が再び筆を手に取る機会が訪れるかもしれない。その時、彼女の指先から描かれる物語は――？
学生。両親の不仲が理由で、二週間ほど前から母親と二人でホテルに宿泊中だった。「そろそろ帰らないと、クラスのみんな心配していると思うんですけど、でも、今はここにいることの方が重要ですから」――おとなしい性格だが、「暗く」はない。自分なりに自己の意見はしっかりと持っている、つまり芯はしっかりしている。母親が父親の元へ話をつけに出かけて行った時に事件に巻き込まれてしまった。ちなみに(一人で家にいることが多かったから)料理は上手。彼女がいつもかぶっている帽子はお気に入りの「大切な」品とか。
ゲームシステム
書淫やその前作の２nd LOVEではnbookというシステムが使われており、マウスよりキーボードの方が操作しやすい（多分）。
また、問いに対する回答をキーボード入力しなければならない場面もあり、ここで正解に気がつかないと延々と同じシーンを繰り返すことになる（ある意味、それを狙って作られてると考えられる）。
スタッフ
企画
深沢豊
原画/グラフィック
B
石原伸悟
A - Emu - Eye
関連動画
関連コミュニティ
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関連項目
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