「森永奈緒美」(もりなが・なおみ)とは、東映のメタルヒーローシリーズ「宇宙刑事シャイダー」の女宇宙刑事「アニー」役や、「時空戦士スピルバン」の「ヘレン」役で知られる元女優である。
概要
1981年に、千葉真一が主催していた「ジャパンアクションクラブ」に第11期生として入った。同期には、後に「時空戦士スピルバン」で弟のスピルバン役を演じる事になる「渡洋史」や、「超電子バイオマン」でイエローフォーこと小泉ミカを演じた「矢島由紀」や矢吹ジュンを演じた「田中澄子」や、「科学戦隊ダイナマン」のダイナピンクのスーツアクトレスを務めた「志村忍」らがいた。
「太陽戦隊サンバルカン」の「赤バラ仮面」役や、「大戦隊ゴーグルファイブ」のフランス人形の役を演じた後、1984年に東映のメタルヒーローシリーズ第3作「宇宙刑事シャイダー」の女宇宙刑事「アニー」役に抜擢された。
アニー役は、従来ならば主役の宇宙刑事のアシスタント的な立場だったが、ジャパンアクションクラブ所属(当時)だった「宇宙刑事ギャバン」で主役を務めた「大葉健二」や「宇宙刑事シャリバン」で主役を務めた「渡洋史」と異なり、「宇宙刑事シャイダー」で主役のシャイダーこと「沢村大」を演じた「円谷浩」がアクション畑出身ではなかった為、円谷浩の代わりにアクションシーンのメイン担当として、毎回ミニスカート姿でパンチラサービスし放題な大立ち回りを演じ、宇宙刑事三部作を代表するキャラクターの一人と呼べるほどの人気を博した。なおパンチラは森永奈緒美本人的には相当嫌だったらしい。
なお同作では、アニーのキャラクターイメージソング「アニーにおまかせ」のボーカルを務めている。
1985年の刑事ドラマ「スーパーポリス」では、ジャパンアクションクラブの同僚で、「科学戦隊ダイナマン」でダイナブルーこと「島洋介」を演じた「卯木浩二」と共に「山口ユミ」役でレギュラー出演した。
1986年には、同期の渡洋史が宇宙刑事シャリバンに続いて主役を務めた時空戦士スピルバンにて、スピルバン=城洋介の姉にあたるヘレン役に抜擢され、当初は父・ドクターバイオの元に残り、ワーラー帝国側の悪の少女仮面ヘルバイラとなってスピルバンと戦っていたが、意に反した戦いの呪縛から解かれるとヘレンレディとなってスピルバンと共にワーラー帝国と戦う女性戦士を演じた。
なお同作では、ヘレンのキャラクターイメージソング「かなしみのヘレン」のボーカルを務めている。
1990年頃からは、ヘアヌード写真集を出版したり、映画「極道の妻たち 最後の闘い」で濡れ場を演じる等、大人になっていたシャイダー当時中高生だった男の子達を再びときめかせた。また、1995年にはエロティックバイオレンス映画「虜-TORIKO-」にて初主演を務め、全裸で拘束されるなど体当たりの演技を見せている。
1993年には、「仮面ライダーZO」に望月宏少年の通う道場の師範大「玲子」役で出演し、ネオ生命体を相手にした生身のアクションを披露した。
すでに引退していた為か、2006年発売のPS2用ゲーム「宇宙刑事魂」にアニーが登場するものの森永奈緒美は声をあてていない。
主な出演作品
アニー 役特撮作品 |
TVドラマ映画・Vシネマ |
※その他の出演作品については wikipediaの関連項目参照
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関連項目
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