戦え!大戦隊!ゴーグルファイブ!
大戦隊ゴーグルファイブとは、1982年から1983年に放映されたスーパー戦隊シリーズの第6作目である。
概要
戦隊メンバーの人数は前作:「太陽戦隊サンバルカン」の3人から5人に戻った。マフラーを着けた戦隊は本作が最後。主なアクションは新体操をモチーフとしており、リボン、ボール、リング等を武器として用いている。キャスティングとしてはゴーグルピンク役の大川めぐみが当時の大きなお友達等に爆発的な人気を博した事で、戦隊ヒロインのアイドル化の走りとなった。ちなみに企画段階の名称では「未来戦隊」「ゴーゴーファイブ」等の案があったが、没となり、後年のスーパー戦隊で採用される事になる。
秘密戦隊ゴレンジャーからサブで関わっていた曽田博久が初めてメインライターとして起用された作品でもあり、彼のメイン脚本は地球戦隊ファイブマンまで9年間続いていく事になる。
低年齢層への人気もあり高い視聴率を獲得する事が出来たが、玩具業界が戦後初のマイナス成長を記録したこともあり、売り上げは総合的には不振気味だった。しかしながらゴーグルロボらの玩具売り上げは好調であり、今後のロボ玩具の発展へと繋がっていく。
ゴーグルファイブ
本拠地は後楽園球場の地下にある「未来科学研究所」。
ゴーグルブレスを用いて変身する。
共通装備は「ゴーグルサーベル」。各個人武器に変化させる事が可能。
額の宝石からエネルギー光線を発する事により個人武器を強化させる事が可能である。
※5人の項目内の個人武器の名称の括弧内は強化後の武器名称である。
必殺技は5人のパワーを収束させ、V字形のエネルギーを合成怪獣に命中させる「ゴーグルビクトリーフラッシュ」
34話にて強化された合成怪獣が登場した後は「ゴーグルゴールデンスピア」を使用するようになった。
その他にも新体操を生かした合同技が多数ある。
☆『このようにきちんと理由があるので、長いとか言っちゃいけない。(初期メンバーでの名乗り時間は2014年現在最長記録保持中。未だに破られていない)』
ゴーグルレッド/赤間健一(演:赤木良次) |
ゴーグルファイブのリーダー。世界中を旅して回る探検家。 探検で培った判断力と不屈の闘志を持ち、リーダーとしての信頼は厚い。 個人武器は「レッドロープ(レッドルビームチ)」 高い格闘能力の他にもロッククライミングのスキルを生かした戦法を得意としている。 モチーフはルビーとアトランティス文明。 |
ゴーグルブラック/黒田官平(演:春田純一) |
ゴーグルファイブのサブリーダー格。 大学の将棋部の部長。普段は遊園地の乗り物係。 冷静沈着で優れた知力と運度神経の持ち主。 ブラック時に於いてもその優れた能力が遺憾なく発揮される。 個人武器は「ブラッククラブ(ブラックエメラルドヌンチャク)」。 モチーフはエメラルドとアジア文明。 |
ゴーグルブルー/青山 三郎(演:石井茂樹) |
アイスホッケーの選手。普段は遊園地の売店の店員。 幼い頃は弱虫であったが鍛えぬく事で克服している。 ブルー時はスピードを生かした戦法を得意とする。 個人武器は「ブルーリング(ブルーサファイアジェットリング)」。 モチーフはサファイアとエジプト文明。 |
ゴーグルイエロー/黄島太(演:伍代参平) |
メンバー一の力持ち。大食いである。普段は動物園の飼育係。 以前は山師として全国を渡り歩いた経験があり、その為聴力に優れている。 イエロー時はパワフルな戦法でデスダークを叩き伏せる。 個人武器は「イエローボール(イエローオパールメガトンボール)」 余談であるが、戦隊のイエローは良く太っていると言われているが、 実際に太っているのはキレンジャー(秘密戦隊ゴレンジャー)、ゴーグルイエロー、 イエローオウル(鳥人戦隊ジェットマン)の3名ぐらいである。 モチーフはオパールとムー文明。 |
ゴーグルピンク/桃園ミキ(演:大川めぐみ) |
新体操の選手。普段は遊園地の園内アナウンス係。 清き心の持ち主で敵味方関係なく優しさを見せる。同時に熱き闘志も持ち合わせている。 ピンク時においても新体操で鍛えたしなやかな身体能力が生かされる。 個人武器は「ピンクリボン(ピンクダイヤバトン)」。 モチーフはダイヤとマヤ・インカ文明。 |
- 本郷秀樹博士(演:仲谷昇)
未来科学研究所の最高責任者。デスダークを密かに調査し続け本拠地を突き止めている。
コンボイを選抜し、5人の若者を集めゴーグルファイブを結成した。
若い力のみで戦う事を望んでおり、2話にて後をゴーグルファイブとコンボイらに託し、前線から退いた。
(その後、49、50話に渡って再登場している。)
本郷博士が戦線離脱した後は秘書である「若木みどり」と「山本さゆり」が
研究所に残ってゴーグルファイブとコンボイを支えた。 - コンピューターボーイズ&ガールズ
略してコンボイ。いい考えが思いついたり、崖から落ちたりはしない。
ゴーグルファイブのサポートを行っている。普段は小学生として毎日を過ごしている。
ゴーグルファイブ、その戦力
- ゴーグルマシーン
レッド専用のバイク。 - ゴーグルクーガー
レッド以外の4人が乗り込むジープ。 - ゴーグルシーザー
ゴーグルジェット、ゴーグルタンク、ゴーグルダンプを搭載している巨大母艦。
出撃の際は後楽園球場の地下がせり上がり、発進してくる。
巨大戦時はピンクとブラックはゴーグルシーザ内で待機しており、ミサイルで援護攻撃を行う。
ロボはレッド、ブルー、イエローの3名しか搭乗出来ないからである。 - ゴーグルロボ
- ゴーグルジェット、ゴーグルタンク、ゴーグルダンプが合体して完成する巨大ロボット。
合体コードは「ゴーゴーチェンジ」。
武装はハンドミサイル、ゴーグルシールド、鎖付きの手錠型の武器「ゴーグルハンド」
駒状の武器・超電磁ゴマじゃなかった、「ゴーグルスピン」等。
飛び回る敵コングに対して1回きりの武器「ゴーグルハエ叩き」で叩き落とした事もあった。
必殺技は「地球剣・電子銀河斬り」。合成怪獣諸共コングを両断して止めを刺す。
暗黒科学帝国デスダーク
5000年の歴史を持つ科学帝国。劇中の20年前より暗躍しており機を熟したと見て表舞台に現れた。浮遊要塞デストピアを居城としている。
- 総統タブー(声:依田英助)
デスダークの支配者。正体は不明である。
普段はデストピア司令室の中央に鎮座している。 - 幹部の作戦を聞いて「ん~、す~ばらし~い~」と言うだけの存在ではない。
- デスギラー将軍(演:高橋利道)
デスダークの戦闘指揮官。ゴーグルレッドをライバルとしている。
「コング出動ゥゥゥッ!」の声が豪快である。
終盤では自らコングに乗り込みゴーグルファイブに戦いを挑んだ。 - マズルカ(演:吉田真弓)
デスダークの女スパイ。任務においては変装術により様々な扮装を見せた。 - イガアナ博士(演:きくち英一)
動物型のコング製造担当。15話で作戦失敗の末にデスマルク大元帥に処刑された。 - ザゾリア博士(演:西口久美子)
メカニカルな意匠を取り入れたコングの製造担当。15話でイガアナ博士と共に処刑された。 - デスマルク大元帥(演:中庸助)
15話から登場。総統タブーの命令により2000年の眠りから覚めた暗黒科学の伝説の英雄。
地獄大使や暗闇大使と言ってはいけない。ベラ、ベスという侍従がいる。 - 合成怪獣
本作における怪人。名称は「~モズー」。デストピア内において産み出される。 - コング
巨大ロボット。名称は合成怪獣と同じく『~コング』。
当作では合成怪獣単体では巨大化せず、合成怪獣がゴーグルファイブに倒されると
コングがデストピアより発進し、『リフレッシュパワー光線』で合成怪獣を蘇生、搭乗する事により巨大戦を行う。
『特捜戦隊デカレンジャー』における「怪重機」に近い。(アリエナイザーを蘇生させない点が違う。) - マダラマン
デスダークのロボット戦闘兵。
戦闘機『デスファイター』を操縦し、ゴーグルファイブを攻撃する事もある。
主な楽曲
大戦隊ゴーグルⅤ
オープニング曲。
歌:MoJo、こおろぎ'73、ザ・チャープス / 作詞:小池一夫 / 作曲・編曲:渡辺宙明
ストップ・ザ・バトル
エンディング曲。
歌:MoJo、こおろぎ'73、ザ・チャープス / 作詞:小池一夫 / 作曲・編曲:渡辺宙明
関連動画
公式配信
2012年12月1日より、東映特撮ニコニコおふぃしゃるにおいて劇場版の公式配信が開始された。
無料視聴期間は3日間であった。
その他
関連コミュニティ
関連項目
スーパー戦隊シリーズ | ||
前作 | 今作 | 次作 |
太陽戦隊サンバルカン | 大戦隊ゴーグルファイブ | 科学戦隊ダイナマン |
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