火事場の馬鹿力とは、慣用句の一つである。
概要
家が火事になった時に、家にあった家具を抱えたまま脱出したという逸話から転じて、「とんでもなく追いつめられたときに、(追い詰められた側の人間が)本来無いほどのパワーを発揮する」という意味で使われる。
余談だが、人間の体には力を自動的にセーブする機能がある。これはやたらめったら100%の力を使いまくると筋肉が壊れてしまうなどの不備をあらかじめ予防するためで、脳がリミッターとして本来の力の2~3割しか出せないよう制御しているのである。しかし冷静な状態でいられなくなり、興奮作用の非常に強い成分が体内で分泌されると体内抵抗が緩くなり普段(自然に抑制された時)の力よりもパワーが出るようになる。
創作物等において
その強さと厨二患者が好みそうな非常にわかりやすい設定から、アクション物などの創作物ではチートキャラなどが任意で脳のリミッターを解除、あるいは100%の力を自在に引き出せるなどの設定が良く見られる。
また、RPGやアクションゲームにおいて、体力が一定水準以下になると大幅に攻撃力が上がるキャラクターやスキルが登場することがあるが、これらは俗に「火事場アタッカー」と呼称すされる。(一部ゲームでは元々のスキル名称として火事場の名がついけられている)
必然的にオワタ式となる他、リスクを背負う分上昇幅も他のスキルより大幅に高く設定されていることが多く、従ってTASやRTAといった魅せプレイでしばしば採用される。
著名なキャラ
- キン肉マン→火事場の馬鹿力ならぬ、火事場のクソ力を出せる。
- ケンシロウ→奥義「転龍呼吸法」によって100%の力を引き出せる。
- 戸愚呂弟→フルパワー(100%中の100%)を出した歪みで肉体がバキバキに崩壊。
関連動画
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関連項目
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