咲季の特製手料理とは、人類が管理されたディストピア社会を統治するマザーAIから配給される食糧"学園アイドルマスター"に登場するアイドル 花海咲季が作った手料理である。特製ランチや特製弁当と呼ばれることもある。
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概要
咲季が得意料理だと豪語するメニュー。料理というよりはダイエット食や病院食、サプリメントの類に近い。他にもSSD(スーパースタミナドリンク)と呼ばれる自作ドリンクも登場する。
ありきたりなメシマズ設定のように見えるかもしれないが、咲季の親愛コミュだけでなく様々なコミュや1コマ漫画などにも幅広く登場する"咲季を象徴するアイテム"である。
特製手料理
献立は
これらが無機質な白い食器プレートやステンレスの弁当箱に詰められている(特製弁当では1〜4のみ)。つまるところディストピア飯。機動戦士ガンダムでアムロが食べてたやつ。ちなみにこの食器プレートは咲季の自作で、メモリが付いておりペーストの分量を正しく計ることができるという自信作。アスリートやアイドルに必要な栄養が備わっている完全食だと紹介されている。栄養面は徹底的に考え抜いているらしく、その効能は咲季自身の肉体が証明していると自負している。味にもできる限り気を遣っており、必要に応じて味やメニューの変更(ヘビなど)も可能である。ペースト中心なのは消化しやすいから、鶏ささみとブロッコリーは咬合力を保つためではないかと考察されている。
プロデューサー(学マスP)を始め、同じクラスの月村手毬と藤田ことね、紫雲清夏、葛城リーリヤ、妹の花海佑芽、クラスの違う篠澤広や倉本千奈など様々なキャラクターが口にしている。花海家ではこの5年間毎日3食コレを堪能していたという。あんたの家おかしいよ。
なお、咲季自身がメシマズというわけではない。手毬とことねは思ったよりずっと美味しいと評価し、リーリヤは不思議な味、清夏は美味しいけど不思議な味と答えた他、佑芽は毎日美味しいと喜んで食べているという。あんたの妹がおかしいんだよ。
問題視されているのは味よりも毎日同じようなメニューだけを繰り返されることであり、美味しくても食べていて楽しくない、一回食べたらしばらくいいかなと思うタイプのシロモノらしい。例えば味自体は誉めていた手毬も同じメニューが続くことには不満を抱いていたり、清夏は美味しいけど半年は食べたくないと答えたり。他、花海姉妹が毎日コレを食べてると聞いた学マスPは「ストイックな食生活ですね」とうっかり失言しかけたり、千奈はおいしいと言いつつ涙目で震えながら口に運んでいたりする一方で、広は咲季を凄腕のシェフと称賛している。実際のところ味やレパートリーより酷いのは見た目である。
SSD
咲季特製のスーパースタミナドリンク。メタリックなライトブルーや薄紫に発光している。味はまあ悪くないという評価の手料理とは違い、こちらは明確に不味いらしい。まあそもそも栄養ドリンクの多くは独特な味がするものなのでそれも仕方ないのかもしれない。
食べた人たちの感想・反応
サービス開始直後から色々なシーンで登場しているものの、味と見た目についてはオブラートに包んだ感想で済ませており、そのまま食べてその話は終わりといった風に流されることが多かった。
しかしリリースから3ヶ月弱経過してから公開された初星コミュ2章11話にてついに手毬が抗議し、それを聞いた咲季と口論になるという展開が繰り広げられた。咲季は食材の吟味や栄養バランスを熱弁するが、手毬は味と見た目のバリエーションの大切さを指摘。それでも栄養と味さえ満たせればいいという主張する咲季に、手毬は「私たちは機械じゃない! 人間なんだ......!」と訴えるなど大騒ぎを起こした。こればかりは「やっぱりキツかったんだな」と、ユーザーは珍しく手毬に理解を示していた。ことねはこのやり取りを「ディストピアのマザーAIとレジスタンスの最終決戦」と評したため、咲季はユーザーからマザーAIと呼ばれるようになった。
咲季というキャラクターの象徴
結局ただのメシマズの派生にしか見えないかもしれないが、この特製料理にまつわる設定を紐解くと咲季自身の個性や性格に強くリンクしていることがわかる。
- 必要な栄養を第一に考えるという「アスリート気質」
- 栄養面を徹底して突き詰めるという「合理性」
- 頼まれれば頼まなくてもライバルだろうが妹の親友だろうが、他人の分まで用意するという「おせっかい焼き≒ある種のお姉ちゃんらしさ」
- レッスンや規則正しい生活を続けながらも、毎日3食複数人分を作る事ができるという「手際の良さ」
- 食器まで自作する「こだわりの強さ」
- どんなに文句を言われようが最高の食事だと言い張る「絶対的な自信」
- そういう「完璧に見えてどこかズレたところ」
咲季の持つ複雑なキャラクター性を凝縮したのがこの特製手料理なのかもしれない。
余談
学マスサービス開始当初は、この手料理の画像だけ見た非ユーザーに「学マスはグラフィックのレベルが低いのでは」という誤解を与えたりした。
2024年夏に行われたスイーツパラダイスのコラボメニューに"咲季の特製弁当"が採用され、あまりの再現度の高さにユーザーは震撼した。非ユーザーはやはりドン引きしていた。なお、このコラボメニューの献立は
と実際の設定よりマシな内容になっている。
関連動画
関連項目
- 学園アイドルマスター
- プロデューサー(学園アイドルマスター)
- 月村手毬
- 藤田ことね
- 紫雲清夏
- 葛城リーリヤ
- 篠澤広
- 倉本千奈
- 花海佑芽
- メシマズ
- ディストピア飯
- ディストピアのマザーAIとレジスタンスの最終決戦
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