ゆっくり編集していってね!!! ※注意※ |
私怨削除とは、ニコニコ動画運営側が、ニコニコ動画運営自身が規定した規約を無視して、動画を削除する行為を指す言葉である。
「私怨削除」の発端
2012年7月3日ごろから、『真夏の夜の淫夢』タグにおける一部MADの一斉大量削除が始まった。
以下を論拠として、運営側が規約を無視し、「私怨」のために当該関連動画を削除しているのではないかという噂が広まっている(詳細については⇒ホモコースト)。
- 規約違反にしては投稿から削除までの対応が遅い
- 音声のみの投稿、または特殊な画像加工(モザイク・ぼかし等)の処理が施され問題を解消させた上での投稿にもかかわらず消されている
- 再生数・コメント数が多い動画から削除されていて、その他は放置されている
- 当該タグよりも明らかに規約に違反していることが明白であるタグに属する動画が削除されていない
- さらに、規約違反該当項目の記述なども含めて削除理由が全く表示されない
これらを以て、「私怨削除」なる言葉・タグが生成されるに至った。
過去の大量削除との違い――なぜ「私怨」と呼ばれるか
「ニコニコ動画」の歴史においては、陰部・性器などが動画に映りこんでいたことを事由として動画が削除されることが頻繁にあった。特に黎明期には、18禁アニメが丸上げされるだけでなく何時間も存命したすえ総合ランキング入りすることもしばしばで、愉快犯のアップロードと運営の削除のいたちごっこがあった時代もあった。
これらはどこをどう見ても申し開き不可能というか、アップロード者も視聴者も削除されることを前提で楽しんでいた。「シコシコ動画」などと揶揄されたこともある。
また、過去の大量削除事件として、2007年頃起きたらきすた削除戦争や、エア本大量増殖事件、デスノート、ひぐらしのなく頃にMAD大量削除などが挙げられる。
これらは(エア本はともかく)権利者側が大々的に動き、アップロードと削除のいたちごっこが始まった事案である。「シコシコ動画」削除と異なるのは、これが権利者側(なりすましも含む)により権利者側の削除として明記された形で動画が削除されていたことである。
今回、『真夏の夜の淫夢』関係動画が大量削除されている理由は、上述の規約違反・著作権者削除とは異なる。アダルトビデオを素材としているとはいえ、性器はおろか肌がほとんど露出していない動画や、男性の喘ぎ声を加工して、それと分からないように使用している音MADまで管理者削除の対象となることはニコニコ動画の歴史にはなかった。
加えて、前述のように削除対象がいったい何なのか一切明記されていないことも含め、「私怨」、または感情的な削除という不信感をユーザーに与えている (私怨の詳細についてはホモコーストを参照のこと)。
"正当性"の主張
真夏の夜の淫夢タグの住民(淫夢民)は非常に動きが活発で、他タグの動画によく"出張"することがある。MADの元ネタ、台詞が棒読み、「なんでもしますから」などの淫夢語録、果てはサブタイトルが『真夏の夜の……』だったばかりにおもちゃにされ荒れに荒れた動画もある(淫夢とは全く無関係)。
もちろん、淫夢民すべてがそんなマナー違反名行為を取るわけではないが、こうしたいきすぎた荒し行為が一般視聴者に大きな不快感を与えている。様々な自分たちだけの「大義名分」の下で、ボーカロイドや実況、果ては政治カテゴリにまで荒らし行為を行うものもおり、「淫夢厨は害悪、ニコニコ動画の癌」と十把一絡げ捉えるユーザーもいる。
それゆえに今回の大量削除は「運営からの正義の鉄槌」と感じているユーザーも見受けられる。
一方で、この問題の核はユーザーのマナーの問題であり、動画そのものを削除するのは問題のすり替えなのではないかという意見もある。なぜならば、淫夢系ホモビデオを好んで視聴するユーザーが、必ずしも他動画に凸するわけではないからである。淫夢系動画の削除は根本的な解決策ではないとする意見である。
淫夢動画だけでなく、NG(共有)機能の強化や、「不適切なコメントを関連性の高い順に連鎖的に通報し『その動画でしか』コメントできなくなる」機能など、淫夢系動画だけでなく、「マナーの悪いユーザー」に対しての迅速かつ効果的な処置が求められる。
運営は中立ではない
運営の削除基準はダブルスタンダードである。「お探しの動画は削除されました」という一文に削除理由が明記されないことや、検証動画によって検証され演繹的に削除されないと結論づけられる動画が管理者削除されていることからも、それを推し量ることができる。
そもそも、運営側は削除基準が中立であるとは一言も言っていない。削除人が常に中立性を保って動画を削除していると明言する記述も、規約を含めどこにも書かれてはいない。つまり、ユーザーの「この動画を消したのだからこの動画も消すべき」という主張は運営に対して無意味である。生殺与奪の判定はニコニコ動画運営の方針と削除人の気分次第であり、そうした動画投稿サイトを我々は利用している。
従って、削除基準のラインを動画の投稿によって探るのではなく、そもそも運営側が削除の中立性を保証していないことを問題にすべきである[要検証]。
関連項目
- 24
- 0pt