忘れてるぜ、俺がまだエースカードを出してないことを!
7体の宝玉獣が揃ったとき、世界をつなぐ光がこの地に蘇る。見よ、宝玉獣の奇跡!
蘇れ、究極宝玉獣 レインボー・ドラゴン!
究極宝玉神 レインボー・ドラゴンとは、アニメ「遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX」に登場するモンスターである。
概要
ヨハン・アンデルセンが使用する「幻の宝玉獣」(ルール上は「宝玉獣」ではない)。
VS十代戦(1回目)でその存在が明らかにされた。本人曰く「とっておきのとっておきのとっておき」。
「E・HERO エアー・ネオス」の攻撃時、特殊召喚されようとしたのだが……。
ヨハンはまだこのカードを所持しておらず、そのままエアー・ネオスの攻撃は通り、十代の勝利に終わった。存在しないのに、ソリッドビジョンは空気を読んでシルエットまで現れた。古代ローマの文献によれば、7つの宝玉の魂を宿す石版が存在するらしく、このカードを手にするにはそれが必要らしい。
このときはまだカード名が決まっていなかったのか、ヨハンは「究極宝玉獣 レインボー・ドラゴン」と発言している(記事最上部の文)。
その後、ペガサスによって石版が発見され、その場でカードイラストがデザインされた。
フィールド・墓地に7種類の宝玉獣が揃ったときにのみ特殊召喚でき、フィールドの「宝玉獣」を墓地へ送ることで攻撃力を送った数×1000ポイントアップさせる効果、墓地の宝玉獣を全てゲームから除外することで、フィールド上のカードを全てデッキに戻す効果を持つ。
そして、異世界でマルタン(ユベル)とデュエルを行っていた十代のもとに駆けつけたヨハンが使用。
「神炎皇ウリア」へ攻撃を仕掛けようとしたが、「降雷皇ハモン」の効果で攻撃できなかった。その後、「E・HERO カオス・ネオス」が「混沌幻魔アーミタイル」の効果対象となったとき、ヨハンの速攻魔法「プリズム・ウォール」で対象をこのカードに変更され、さらに効果で攻撃力を10000まで上昇させ、アーミタイルの10000の戦闘ダメージを打ち消した。
そして、レインボー・ドラゴンの力が覚醒したことで世界は元に戻ったが、ヨハンは異世界に取り残されることとなった。
ユベルが憑依しているときのヨハンは「A(アドバンスド)宝玉獣」を使用しており、このカードのA宝玉獣バージョンである「究極宝玉神 レインボー・ダーク・ドラゴン」を使用していた。
十代VSユベル戦では、「E・HERO プリズマー」の効果でデッキから墓地へ送られ、このカードとして扱われているプリズマーと「E・HERO ネオス」で「レインボー・ネオス」の融合素材となった。
十代VSミスターT(ヨハン)戦では「虹の引力」の効果で特殊召喚され、「虹の引力」で攻撃対象をこのカードに変更された「E・HERO テンペスター」を返り討ちにした。
十代&ヨハンVS藤原優介戦でも「虹の引力」で特殊召喚される。効果を発動してフィールドのカードを全てデッキに戻すことで、「クリアー・ワールド」のネガティブエフェクトを攻略した。その後、「クリアー・バイス・ドラゴン」の十代への攻撃に対して「守るべき者」を発動し、このカードを墓地へ送って攻撃を防ぐ代償として、このカードの攻撃力分のダメージを受けて、ヨハンのライフは0となった。
そして、十代は永続魔法「好敵手の名前」を発動。その効果によってフィールド上に「究極宝玉神 レインボー・ドラゴン」扱いとして特殊召喚された「好敵手の名前」と「E・HERO ネオス」を融合して「レインボー・ネオス」を融合召喚した。
攻撃名は「オーバー・ザ・レインボー」、攻撃力上昇の効果名は「レインボー・オーバードライブ」。
映画「超融合!時空を越えた絆」ではパラドックスが使用している。実体化させて十代に襲い掛かったが、守備表示で召喚された「E・HERO ネオス」に防がれた。
守備力2000のネオスが攻撃力4000のレインボー・ドラゴンの攻撃を耐え切るのに、その後の「スターダスト・ドラゴン」(攻撃力2500)の攻撃は防げない(耐えてはいるが、十代を守れなかった)という、謎の状態であった。
その後の遊戯&十代&遊星VSパラドックス戦では、デッキから墓地へ送られ、「Sin レインボー・ドラゴン」(映画版)を特殊召喚した。
OCG版
「TACTICAL EVOLUTION」(2007年5月12日発売)でOCGに登場。レアリティはウルトラレア、アルティメットレア、ホログラフィックレアの3種。初めてホログラフィックレアとなったカードである。
効果モンスター
※「モンスターフィギュアコレクション Volume.2」収録のカード(MFC2-JP004)による
星10/光属性/ドラゴン族/ATK 4000/DEF 0
このカードは通常召喚できない。
自分のフィールド上・墓地に「宝玉獣」と名のついたカードが
合計7種類存在する場合のみ特殊召喚できる。
このカードは特殊召喚したターンに以下の効果を発動できない。
●自分フィールド上の「宝玉獣」と名のついたモンスターを全て墓地へ送る事で、
このカードの攻撃力は墓地へ送った数×1000ポイントアップする。
この効果は相手ターンでも発動する事ができる。
●自分の墓地の「宝玉獣」と名のついたモンスターを全てゲームから除外する事で、
フィールド上のカードを全て持ち主のデッキに戻す。
アニメでは魔法・罠ゾーンの宝玉獣も墓地へ送ることができたが、OCGでは不可能になった(「「宝玉獣」と名のついたモンスターを全て墓地へ送る事で~」であるため、永続魔法扱いの宝玉獣は墓地へ送れない)。
サポートカードを駆使すれば、宝玉獣を7種類そろえること自体は難しくない。攻撃力は4000と高く、効果も合わせて戦闘では高い能力を発揮する。
1つ目の効果は、フィールドの宝玉獣をコストに攻撃力を上昇させるもの。元々攻撃力は高いが、フィニッシュに高い攻撃力がほしいときや、宝玉獣が効果の対象に狙われたときなどにそれを回避するために使える。
2つ目の効果は、フィールドのリセット効果。自身もデッキに戻ってしまうため、使いどころが肝心となる。「次元融合」があれば除外した宝玉獣を特殊召喚して直接攻撃できるのだが、「次元融合」は現在禁止カード。
宝玉獣の切り札となるカードとして、「宝玉の氾濫」が存在する。「宝玉の氾濫」は強力な除去効果と宝玉獣の蘇生効果を持っている。「宝玉の氾濫」は宝玉獣の種類数を問わないため、宝玉獣の中でも強力なものに絞って投入してデッキを組めるのに対して、こちらは7種の宝玉獣を全てデッキに投入しなければいけないため、安定性ではこちらが劣る。
こちらを軸とするなら「宝玉の樹」や「宝玉獣 サファイア・ペガサス」などでなるべく早く7種の宝玉獣をそろえたい。「おろかな埋葬」などで墓地に送るのもいい。
フィールド・墓地に7種類の宝玉獣が揃ってさえいれば特殊召喚できるので、「強制脱出装置」などの手札に戻す効果に対しては強い。
また、手札に2,3枚あれば連続で出すことも可能。7種の宝玉獣がないと逆に邪魔になるので、無理して2枚、3枚入れるよりも1枚に抑えた方が無難ではあるが、成功すればATK4000が複数体と、かなりのパワーになるので、狙ってみるのも面白い。
守備力が0なので、「月の書」、「エネミーコントローラー」などに対してはめっぽう弱い。一方で、これは「地砕き」で破壊されにくいという利点でもある。
「レインボー・ネオス」の融合召喚を狙う場合にも使用されることとなる。「E・HERO ネオス」と宝玉獣の混合デッキならこちらを採用することになる。専用サーチの「虹の行方」で融合素材を手札に加えられる。
「Sin レインボー・ドラゴン」を使用したい場合には必要不可欠。宝玉獣にはフィールド魔法「虹の古代都市-レインボー・ルイン」が存在するため、このカードとレインボー・ルインを投入した宝玉獣デッキに一緒に入れてやるのもいい。
フィールド・墓地の宝玉獣をカウントする際に、エクシーズ素材となっている宝玉獣はカウントしない。
攻撃力上昇の効果をバトルステップで使用した場合、フィールドのモンスター数が変化するため、バトルステップが巻き戻され、相手は改めて攻撃対象を選択しなおす。
ダメージステップで使用した場合は、巻き戻しは発生しない。フィールドの宝玉獣が攻撃対象となったダメージステップでこのカードの効果を使用して、攻撃対象となった宝玉獣がフィールドに存在しなくなった場合、巻き戻されることなくそのまま戦闘が終了する。
関連動画(アニメなど)
関連動画(架空デュエルなど)
関連静画
関連項目
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