茨城県民の日(いばらきけんみん-ひ)とは、郷土の歴史を知り、自治の意識をたかめ、県民のより豊かな生活と県の躍進を期する日である。
概要
廃藩置県絶賛進行中の1871年11月14日、第1次府県統合が実施され、ほぼ「藩」を「県」に置き換えただけの状態から大幅な合併がおこなわれた。旧常陸国北部では、水戸県・松岡県・宍戸県・笠間県・下館県・下妻県が統合。茨城県が成立する。その前日である11月13日に「茨城県」の名前が初めて使われたことから、この日を「茨城県民の日」とした。なぜ成立の日そのものとしなかったのかは不明だが、結果として、同日に統合した埼玉県と県民の日がかぶらないことになった。
実は茨城県自身も長らく11月13日が茨城県成立の日と認識していたようなのだが、2015年の県立高校入試問題で茨城県の成立に触れたところ外部から成立の日は11月14日ではないかと指摘があった。指摘を受けて県が確認したところ11月14日成立を示す太政官布告の存在が確認され、県は県民の日の由来の説明を成立の日から名前が使われた日に改めた。しかしながら、太政官文書は火災に遭い日付の錯綜が見られることや県の成立前日に県参事が任命されている点の不自然さなどから太政官布告の11月14日の日付が誤りで11月13日が茨城県成立の日で間違いないのではないかと言う指摘もある。[1]
この日は県内の小学校・中学校・高等学校が休みになる。茨城大学は休みにならない
また、県内の各種施設が無料または割引になる。
県外でも、一部遊園地などが無料または割引になることがある。
県内の博物館や景勝地はほとんど入場無料となる。
県民の皆さんは、これを機に郷土の歴史を知り、自治の意識をたかめ、県民のより豊かな生活と県の躍進を期しよう。
五浦美術館で近代日本画の繊細さとダイナミックさに触れよう。
袋田の滝で大自然の豪快さに触れよう。
偕楽園で水戸黄門になろう。
陶芸美術館で笠間焼の素朴な魅力を味わおう。
大洗マリンタワーでガルパンの聖地を一望しよう。
予科練平和記念館で、大東亜戦争を戦った人々の悲喜に触れよう。
ミュージアムパーク茨城県自然博物館で迫力満点の恐竜たちを満喫しよう。
決して、魅力度最下位などではない。
茨城県民自ら、その魅力を発掘し、県の内外に知ろしめし、盛り上げる日である。
決して、空いてるからって東京ディズニーランドに押し寄せる日ではない。
県民の日パスポートはもうないってば!
県内の無料・割引施設の例
2019(令和元年)年の場合を例示する。
基本的に、博物館は無料、温泉施設や遊戯施設は割引になる。
- かみね動物園(日立市) 無料
- 竜神大吊橋(常陸太田市) 無料
- 天心記念五浦美術館(北茨城市) 無料
- 茨城県植物園(那珂市) 無料
- 袋田の滝(大子町) 無料
- フォレスパ大子(大子町) 割引(約半額)
- 偕楽園 好文亭(水戸市) 無料
- 弘道館(水戸市) 無料
- 茨城県立歴史館(水戸市) 無料
- 徳川ミュージアム(水戸市) 無料
- 茨城県陶芸美術館(笠間市) 無料
- 笠間工芸の丘(笠間市) 手ひねり体験割引(約半額)
- 大洗マリンタワー(大洗町) 無料
- アクアワールド大洗(大洗町) 割引(半額、幼児無料)
- 土浦市立博物館(土浦市) 無料
- 上高津貝塚ふるさと歴史の広場(土浦市) 無料
- 予科練平和記念館(阿見町) 無料
- 出島城かすみがうら市歴史博物館(出島村かすみがうら市) 無料
- 茨城県フラワーパーク(石岡市) 割引(約半額)
- こもれび森のイバライド(稲敷市) 入園料のみ無料
- つくばわんわんランド(つくば市) 割引(約1/7)
- 霞ヶ浦ふれあいランド(行方市) 無料
- ミュージアムパーク茨城県自然博物館(坂東市) 無料
- 湯楽の里(県内) 小学生100円
- モスバーガー(県内) 割引
県外の無料・割引施設
県民であることを証明するものを持参すれば、県外の各種娯楽施設も割引となることがある。
無料になるのは小学生以下とその家族限定であることが多く、条件も異なるので各施設に確認されたい。
だからディズニーランドの県民の日パスポートはもうないってば!
- 成田ゆめ牧場 小学生以下無料 一定条件で家族全員無料
- サンリオピューロランド 一定条件下で小人券無料
- よみうりランド 入園無料
- スパリゾートハワイアンズ 割引
- 那須ハイランドパーク 割引
- 鴨川シーワールド 割引
- マザー牧場 割引
- むさしの村 割引
関連動画
関連静画
関連リンク
関連項目
脚注
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