音響戦士マイクスとは、遊戯王OCGに登場するモンスターカードである。
概要
2015年7月18日発売のパック「ディメンション・オブ・カオス」のワールドプレミア枠で登場。レアリティはノーマル。テキストは以下の通りである。
ペンデュラム・効果モンスター
星5/風属性/機械族/攻2300/守1100
【Pスケール:青1/赤1】
(1):もう片方の自分のPゾーンに「音響戦士」カードが存在しない場合、
このカードのPスケールは4になる。
(2):自分エンドフェイズに、
除外されている自分の「音響戦士」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。
【モンスター効果】
(1):このカードは自分フィールドの音響カウンターを3つ取り除き、手札から特殊召喚できる。
(2):このカードが召喚・特殊召喚に成功したターン、
自分は通常召喚に加えて1度だけ、自分メインフェイズにモンスター1体を召喚できる。※遊戯王カードWiki
より引用
同パックで登場した音響戦士(サウンドウォリアー)の1体。
このカードの容姿は名前の通り音響機器「マイクロホン」。ポップガードなどの付いた形状からすると「コンデンサーマイク」がそれに近い。
姿自体は音響戦士のフィールド魔法「アンプリファイヤー」で既に描かれていたため、近い内に新たな音響戦士モンスターとして登場するのではと以前から話題になっていた。
音響戦士にとって2体目となるペンデュラムモンスターであり、既に登場していた「音響戦士ギータス」と合わせてペンデュラム召喚が可能になった。
Pスケールは1と優秀だが、もう一方に「音響戦士」PモンスターがいないとPスケールは4になってしまう。とはいえスケール7の「音響戦士ギータス」が優秀なPモンスターなので意識する必要はないだろう。
レベル5の非チューナーであり、音響戦士チューナーとでレベル6~8のシンクロ召喚が狙える。
高レベルのシンクロモンスターをさらに呼び出し易くなったのは嬉しいところ。
P効果は、自分エンドフェイズに除外されている「音響戦士」モンスターを回収する効果。
音響戦士モンスターは自分の効果で除外できるため対象に困ることは少なく、安定してアドバンテージを得られる。特に「音響戦士サイザス」とは相性がよく、この2枚が揃えば除外されている音響戦士モンスターを半永久的に利用できる。
レベル5の上級モンスターだが、特殊召喚の手段は豊富なため重さは軽減できる。
(1)の効果で特殊召喚するには音響カウンターが必要なので、必然的に「アンプリファイヤー」を併用することになる。必要となる音響カウンターは3つだが音響戦士軸であればすぐに溜まるため特殊召喚条件は満たし易い。
「アンプリファイヤー」に音響カウンターが1つでも乗っていれば厄介な「M・HERO ダーク・ロウ」などの攻撃力2400ラインに届くのも魅力的であり、併用自体は難しいものではないだろう。
さらに(2)の効果により、召喚・特殊召喚に成功すればそのターン中にもう1度召喚を行うことができる。
追加で召喚できるモンスターの種類は問わないので、類似効果を持つ他モンスターと比べて汎用性が高い。
このカードをアドバンス召喚してもさらなる召喚を行える点は優秀だが、可能であれば特殊召喚から2回の召喚を有効利用したいところ。特殊召喚の方法は「音響戦士ギータス」のP効果でデッキから直接リクルートするのが一番手っ取り早いだろう。
追加の召喚でモンスターを複数展開してシンクロ召喚やエクシーズ召喚に繋いだり、召喚成功時に発動する効果をより活用するなど、利用方法はいくつも挙げられる。新マスタールール導入後であれば、リンク召喚の補助や「アドバンス・フォース」などを併用したうえでの上級モンスター召喚などが考えられるか。
総じて音響戦士デッキの展開力をさらに高める効果を持った優秀なモンスターと言えるだろう。
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