概要
JR九州が421系の置き換えを目的に製造した車両で、1989年から1993年に投入された。4両編成で28本が合計で投入されている。
1994年からは後継の813系に切り替えられているが、813系との連結も可能。ただし前面は貫通扉ではなく
非常口のため通り抜けはできない。また、811系の編成では様々なラッピングが施されている。
運用線区は鹿児島本線・日豊本線・長崎本線。主に門司港-荒尾駅間の普通・快速列車として運行している。過去には急行「ひのくに」として運用されたこともある。
オルゴールチャイム装置を装備しており、音色は787系などの手動放送チャイムと同じである。
最近ではリニューアル工事が行われ、順次ロングシート化される予定である。
編成区分
0番台
P1-P17が該当し、転換クロスシート車。但しP2編成は衝突事故により2両が大破した為編成ごと廃車された。
九州鉄道記念館のシミュレーターのカットボディはこの編成のものである。
100番台
200番台
P105・106編成に組み込まれている車両でサハ811のみ存在。
1500番台
リニューアル工事が施された車両が該当。転換クロスシートからロングシートに変更。車体の赤と青の帯は水色の帯に変更。ドア付近と先頭にCTロゴがつけられ、方向幕はフルカラーLEDに変更された。
車両性能も向上し、VVVFインバータ制御に変更された他、回生ブレーキが搭載され、消費電力が削減された。
2017年からリニューアル工事が始まり、現存する全27編成が順次工事される予定である。
運用
臨時列車として、鹿児島本線は八代駅、日豊本線は佐伯駅、長崎本線は長崎駅まで運行されることがある。また、有田陶器市開催時には「有田陶器市号」として佐世保線早岐駅まで運行する。
関連動画
関連項目
JR九州の近郊形電車 |
811系─813系─815系─817系─BEC819系―821系 |
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