96時間とは、2008年に制作されたピエール・モレル監督のフランス映画である。脚本はリュック・ベッソン(製作も担当)およびロバート・マイク・ケイメン。20世紀FOXが配給した。
2012年には続編「96時間 リベンジ」が製作され、さらに2015年には「96時間 レクイエム」が公開予定である。
概要
(あらすじ)
要約すると、「ある日、娘を誘拐された父親(元工作員)が悪党をボコボコにする映画」である。
登場人物・キャスト
ブライアン・ミルズ/リーアム・ニーソン(石塚運昇)
本作の主人公。元CIA工作員。既に現役は引退しているが、工作員としての諜報能力や戦闘能力は現在でも健在である。恐ろしいまでの娘ラブであり、かつてベイルートでの任務を放り出して娘の誕生日を祝いにアメリカへ帰ってしまったことがある(その後、当然ながら激怒した上層部によりアラスカへ飛ばされた)。現役を引退したのも娘との生活を優先するためであった。現在はずっと疎遠だったキムとの絆を修復することを目的に生きている。
キム・ミルズ/マギー・グレイス(明石香織)
ブライアンとレノーアの娘。17歳。現在はレノアと義父スチュアートと暮らしている。良くも悪くも現代の娘っ子であり、歌手になるのが夢である。一方で、友人が誘拐され自らも誘拐されるという事態において、父ブライアンの指示通り行動して犯人追跡の手がかりを残すなど、根性が座っている一面も。処女。
レノーア/ファムケ・ヤンセン(深見梨加)
ブライアンの元妻。愛称レニー。CIA工作員として世界中を飛び回り、三週間に一度しか電話をかけてこないブライアンを待つことに疲れ、数年前にキムをつれて離婚する。その後スチュアートと再婚し、幸せな生活を送っている。娘が大事であることはブライアンと同じだが、娘はのびのびと育てるべきだと考えており、娘の海外旅行に反対したブライアンを心配し過ぎだと思っている。
サム/リーランド・オーサー(牛山茂)
ブライアンの元同僚。現在はかつて培った技能と経験を活かし、ライブ会場でのアイドル護衛などで収入を得ている。情報の分析能力にも秀で、キム誘拐の際のわずかな手がかりから、犯人がアルバニア系犯罪組織のリーダー、トロポヤ県出身のマルコであることを突き止め、「96時間以内に救出しなければ取り戻せなくなる」とブライアンに告げた。
ジャン=クロード・ピトレル/オリヴィエ・ラブルダン(仲野裕)
フランスの諜報機関の一員。かつてはブライアンとともに現場で工作員として活動していたが、現在では国土監視局の副局長という事務職の立場にある。接触してきたブライアンに対してアルバニア系犯罪組織の情報を提供するが、現役時代のブライアンの無茶ぶりを知っているのか「騒ぎを起こすな」と釘を刺し、さらには監視もつけるが・・・・・・
トロポヤ出身のマルコ/アーベン・バジラクタラジ(竹田雅則)
キムをさらったアルバニア系犯罪組織のリーダー。誘拐直後、「娘を返さないなら、必ず見つけ出して殺す」というブライアンを「頑張れ」とバカにするが、そのわずか2日後にブライアンに捕えられ、膝にさした釘から電流を流すという拷問をうける。拷問に屈して誘拐後にキムをサンクレアなる人物に売ったと自白し、ブライアンに慈悲を乞うが許されず、電流を流しっぱなしにした状態で放置される。
その後、続編において「心臓が破裂して死んだ」ことが明かされた。
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関連項目
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