I want youは直訳すると「あなたが欲しい」。楽曲など様々な作品のタイトルとして使われている他、第一次世界大戦においてアメリカ陸軍の求人ポスターにキャッチコピーとして使われたことで有名。
この記事では、
の2つについて説明する
1の概要
楽曲情報 | |
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Title | I want you |
Genre | House Dance |
Sound | Lin-G |
Visual | H2SO4, latte |
2010年末から日本で順次稼動開始したDJMAX TECHNIKAにも収録されている曲。
ボーカリストにJayを迎え、ミドルテンポな爽やかダンスポップに仕上がっている。
曲自体の評価も高いが、特にこの曲ではムービーとりわけ話題にあがる。
イケメンの「テオ」と、ウサミミのようなものをつけた女の子「スイ」が登場するトロピカルなムービーなのだが、特にスイの人気たるや凄まじく、pixivでDJMAXをタグ検索すると、2割近くが彼女に関連するイラストで占められているほどである(余談だが、公式絵師のH2SO4氏もpixivでスイのイラストを数点投稿している)。
プレイ中に流れるムービーに目を取られてBREAKしないように気を付けよう。
また、TECHNIKAではMX(Special Pattern)譜面、Black SquareではRD Pattern譜面を選択すると曲が変化。
「I want you (RD ver.)」となり、TECHNIKAでは難易度も(当たり前であるが)元と比べて上昇している。
2の概要
「I want you」でGoogleの画像検索をすると出てくる、星条旗デザインの衣服に身を包んだ白髪に白アゴヒゲのおっさんが、こっちを見て指さしてる失礼極まりないポスターに書かれているキャッチコピーである。
ポスターを描いたのは画家のジェームズ・モンゴメリー・フラッグで、描かれている白髪の怖いツラしたおっさんは、米国を擬人化したアンクル・サムである。キャッチコピーの全文は「I WANT YOU FOR U.S.ARMY」で、訳すと「アメリカ陸軍には君が必要だ!」といったところである。第一次世界大戦の頃に作られたものだが、第二次世界大戦でも「FOR THE U.S.ARMY ENLIST NOW」と文面を改変したポスターが求人に使われた。ちなみに、別の画家がアメリカ海軍の求人ポスターを描いており、こちらでも「I WANT YOU」のキャッチコピーが使われている(こちらはアンクルサムではなく、女性兵士)。
そのあまりのインパクト故に、現在においてもキューバのチェ・ゲバラの写真「英雄的ゲリラ」(正確に言うとジム・フィッツパトリックのネガ化版)、第二次世界大戦時のイギリスのスローガン「Keep Calm and Carry On」と並んで、パロディのネタにされる事が多い。
なお、こっちのポスターがあまりに有名な為陰に隠れがちだが、このI Want Youポスターには元ネタが存在する。それは、このポスターが発行される3年前の1914年にイギリスで発行された、画家のアルフレッド・リートが描いた当時の陸軍大臣ホレイショ・キッチナーのヒゲ面がこっちを見て指さしている募兵ポスターである(この時のキャッチコピーは「BRITONS. Wants You」=ブリトンは君を求めている!)。こちらは発行部数が少なかったにも関わらず志願者が続出した事から、アンクル・サムのイギリス版のジョン・ブルがユニオンジャックのベストがはち切れんばかりにハラが出た姿でこっちを見て指差しているポスターや、件のI Want Youよろしく、世界中で似たような構図の募兵ポスターが多数出現する事となる。
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関連項目
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