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本項では韓国産音ゲーについて記述しています。 その他の内容についてはDJ MAXをご覧下さい。 |
DJMAX(ディージェイマックス、ハングル:디제이맥스)は韓国産の音ゲー、及びそのシリーズの総称。
ペンタビジョンが開発している[1]。
欧米等の海外ではDJ Max等、「DJ」と「Max」あるいは「MAX」の間にスペースを入れて表記する事が多いが、韓国版の公式でもスペース入りの表記を使う事もある為、間違いではない。
概要
EZ2DJ(1st~PLATINUM)の開発者が独立してペンタビジョンを設立[2]その後「オンラインゲームとしてのEZ2DJ」というコンセプトの下、DJMAX Onlineが開発された。
その為、当初はシステムや曲・映像の雰囲気はEZ2DJに比較的近いものがあったが、現在はEZ2DJ側の開発陣が一新された事もあり、両者の方向性はかなり異なってきている。
ゲームシステム
一部を除いた全ての作品で採用されている、特徴的なシステムとして「プレイキュー」がある。
簡単に説明すると「ノート(オブジェ)を拾う為の皿」の事([3])。
ノートが一番下まで落ちきる前に、この皿をノートの真下に移動、もしくは出現させ(いずれもノートが降ってくる位置に対応するキーを押すだけで良い)、ノートを拾う。
判定ラインとほぼピッタリ重なる位置で拾うと高得点になり、それよりも速く/遅く拾った場合は得点が下がり、拾えなかった場合は得点ゼロ&体力ゲージ減少というチキンレース方式。
上記の作業を拾い損ねない様に演奏終了まで繰り返す、というのがこのゲームの一連の流れである。
プレイ方法自体はBEMANIシリーズのそれと大差無いものの、プレイキューの性質から空打ちPOORやBADに相当する判定が存在しない。その為、他の音ゲーと比べてコンボが繋がり易く、体力ゲージが減り難い傾向にあると言える。
なお、プレイキューの機能は作品毎に異なり[4]、また「DJMAX TECHNIKA」では全システムが一新された為、プレイキューやそれと似たような概念のシステム自体が存在しない。TECHNIKAのシステムに関してはTECHNIKAの該当記事を参照。
収録曲の傾向
韓国産のゲームという事もあって韓国語詞の曲が多いが、その一方で英語詞の曲も同じくらい存在する上、僅かながら日本語詞の曲も存在する。
また日本人の作曲家(所謂「版権曲(カバー・原盤)」を除く)も数人参加しており、そのラインナップは同人音楽やBMS界隈の有名人から、クリプトン・フューチャー・メディアの元社員、SuperSweepの細江慎治(sampling masters MEGA)、元はしだのりひことエンドレスの和泉常寛[5]等、プロ・アマ問わず多岐にわたる。
最近では(主にライセンス契約で)米国やカナダのアーティストの曲が収録されるケースも増えてきている。
シリーズ一覧
- DJMAX Online (PC:Windows)
- DJMAX Mobile (携帯電話)
- 昔配信されていた携帯電話用のDJMAX。後述の物とは別の作品。
- DJMAX Portable (PSP)
- DJMAX Portable International (PSP)
- DJMAX Portable 2 (PSP)
※上記の三作品は現在生産終了となっている。特にInternationalは絶対数も少なく、今から手に入れるのは至難。 - DJMAX Portable Clazziquai Edition (PSP)
- DJMAX Portable Black Square (PSP)
- DJMAX Trilogy (PC:Windows)
- DJMAX Fever (PSP)
- DMP1とDMP2のBest盤的位置の海外向けバージョンだが、システム面では若干の相違がある上に未収録曲も多い。
- DJMAX TECHNIKA (アーケード)[6]
- シリーズ初のアーケードゲーム。業務用筐体の音ゲーとしては恐らく世界初のタッチパネル式。
- 2010年12月21日より日本版TECHNIKAの正式稼動が始まった。
販売はコナミが担当しているが、これは一般には公表されていない(第8号営業店向けの)情報である。
また、ゲームのアップデートやゲームに付随するサービスの運営はペンタビジョンが担当している。
ただ、この日に稼働した店舗は少なく、全国的には2011年1月頃から稼働を始める所も多くみられた。
専用カード「Platinum Crew Membership Card」[7])が用意されており、カードは使わなくても遊べる仕様であるが、使う事でゲーム内の全ての要素を堪能する事が出来るようになる。
- DJMAX Mobile (携帯電話:WIPI-C)[8]
- DJMAX TECHNIKA 2 (アーケード)
- DJMAX Portable Hot Tunes (PSP)
- DJMAX Portable 3 (PSP)
- DJMAX TECHNIKA 3 (アーケード)
- DJMAX TECHNIKA TUNE (PS Vita)
- DJMAX RAY (iOS)
- DJMAX RESPECT(PS4)
DMO・Mobile・BS・TECHNIKA1・TECHNIKA2・DMP3・TUNE・RAY・RESPECT以外は洋ゲー専門店等で購入する事や、個人輸入代行を利用して購入する事が可能。TECHNIKAの個人購入も不可能ではないが、余程の理由が無い限り今から海外版を買うのは推奨しかねる。
現在は曲数が多くDLCでの過去作の補完も進んでいるRESPECTが発売されているため、シリーズ入門者にはRESPECTを強く推奨する。
一方、下記の店舗では韓国版のTECHNIKAが稼働している事が確認されている。
日本版には収録されていない曲もあるので、行く機会があれば遊んでみるのも一興だろう。
ただし、日本版と韓国版でカードに互換性が無い点に注意。
関連動画
DJMAX Online
DJMAX Portable
DJMAX Trilogy
DJMAX TECHNIKA
MAD等
関連商品
関連項目
楽曲
コンポーザー・アーティスト
- ESTi
- M2U
- Hearts Grow[10]
- SHIKI[11]
- Sound Online (矢鴇つかさ)[12]
- 細江慎治 (Sampling Masters MEGA)
- D-myo
- cranky
その他
関連リンク
脚注
- *シリーズ一覧の通り、シリーズによっては直接開発に関わらないケースもある。
- *設立当時のメンバーは5名。社名の由来もここ(Penta=ラテン語で「5」を意味する)から来ている。
- *Black Squareで追加された機能の一つ「Key Assist(キーアシスト:ノートの降下位置に関係なく、どのキーを押しても拾えるシステム)」の事をプレイキュー、又はエキサイト翻訳等の機械翻訳の結果そのままに「プルレイキュ」と呼ぶ例が日本では多く見られたが、いずれも間違いである。
- *DJMAX Onlineでは個数制限付きの常時出現型(+一部時限出現型)だが、それ以外のシリーズでは全て個数制限無しの時限出現型である。また、DJMAX Onlineにはプレイキューが無いゲームモードも存在した(この場合、空打ちPOORに相当する判定が追加される)。
- *「Ruby Tuesday」名義。前身のEZ2DJにも参加した事があり、その中にはカルロス・トシキが歌った曲もある。
- *この作品に関する特許をペンタビジョンが出願中である(オーディオゲームを提供するための方法とそのための装置及びコンピュータにより読める記録媒体
)。
- *(ロケテストの頃は「e-AMUSEMENT PASS対応」との情報も流れていたが、誤情報である。
- *開発はLUNOSOFTという別の会社が実施。ペンタビジョンはライセンス提供のみ。
- *BMS版とは異なるアレンジが施されている。
- *インディース時代、DMOの日本パブリッシャー「CJインターネットジャパン」と、曲「ふたり」に関する原盤ライセンス契約を結んでいた。
- *DMO向けに「Regret of Snow」「Angelic Tears」の2曲を提供していた。
- *DJMAXシリーズ用の書き下ろし作品数曲の他、同サークルのオリジナル曲アルバムから数曲提供されている。
- *2008年末、韓国コナミデジタルエンタテインメント(KDE-K)が「BEMANIシリーズに関連する特許をDJMAXシリーズが侵害している」としてペンタビジョンを提訴。対するペンタビジョンは「特許の内容が包括的過ぎる」として、逆にKDE-Kが所有する特許の無効性を訴えた。その後の経緯は双方共に公開した様子が見られないが、恐らくは和解したものと考えられる。
- *同社製のオンライン対戦アクションゲーム。一部曲やキャラクター用装備にDJMAXの物が使用されている。その逆も然り。
- *宣伝動画用に曲を提供。
- 4
- 0pt
- ページ番号: 125626
- リビジョン番号: 3091620
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