quaver♪とは、REFLEC BEAT limelightに収録された楽曲である。
概要
アーティスト | Risk Junk | |||
---|---|---|---|---|
BPM | 186(~colette)→182-186(groovin'!!~) | |||
難易度 | BASIC | MEDIUM | HARD | W-HARD |
8 | 10 | 14 | - |
2012年1月25日に追加されたグラス10で解禁可能。
このグラスが追加されて以降は稼働末期となる2012年10月1日まで新しいグラスが追加されなかった事から、本曲は実質的にlimelight初期における最終解禁曲に当たる。
現行バージョンの悠久のリフレシアでは稼働時に削除されていたが、後に2017年2月2日にリメイク譜面を引っ提げて復活した。
作曲者のRisk Junkはdj TAKAが主にハピコアを制作する際に使用していた別名義。
本曲より以前に制作した同名義の楽曲はいずれもbeatmania IIDXシリーズを初出とする物であったが、本曲で初めてIIDX以外の機種を初出とする同名義の楽曲を制作した形になった。
ただし、本曲以降はハピコアを制作する機会があっても本名義以外を用いてリリースする事が全部(2023年10月現在)である事から、実質的に本曲は同名義における最後の楽曲として位置づけられているようだ。
本曲の曲調は名義の作風を反映したかのようなハッピーハードコア。
ちなみにquaverという英単語には「震える」という語義があるが、ここでは「8分音符」という意味。タイトルに「♪」の記号が付いていること、解禁用のグラスが8分音符の形をしていることからもお分かりいただけるだろう。
譜面について
本曲は初期バージョンにおける最終解禁曲らしく、まるで全解禁を祝福するかのような明るい曲調になっている。
しかし、譜面の方はというと、稼働初期のラスボス曲として位置づけられている事から、[HARD]の難易度は当時の最高レベルであった10+であり、全く祝福する気がない。
譜面傾向としては曲名の「♪」記号の通り楽曲のサビ部分で発生する8分による繰り返しの配置が特徴的。
しかし物量が多く、終盤には3TOPが絡んだ複雑な発狂も存在する。さらに曲の進行につれ微妙にBPMが速くなっており、気付かぬうちにGOODやGREATを量産してしまいがち。同日解禁された同じく難易度10+の「TITANS RETURN」(L.E.D.作曲)程ではないが、それでも最高難易度表記でありかなり難しいのでこちらも全曲保障のプレミアムプレー、FINAL ROUNDでの選曲推奨。
余談だが、limelightでのTAKA曲で難易度10+楽曲はBroken、Hollywood Galaxyに続いてこれが3曲目。そしてLincle Link第5弾にて天空の夜明け、HAERETICUS(D.J.Amuro名義でMAX MAXIMIZERとの合作)も追加され、LEVEL10+の楽曲は何と全16曲中5曲が彼の手がけたものとなっている(次点でDJ YOSHITAKAが3曲)。
VOLZZAではこの曲を含むこれらの楽曲が一部を除きLv11になり、CLASS3~1挑戦者御用達の楽曲となっている。
また、[BASIC]は登場時点ではオブジェクト数トップの370、[MEDIUM]に至ってはThunderbolt(519)、EXUSIA(496)に次ぐ物量3位(494)となっており、どちらも難しい譜面となっていた。
後期バージョンにおける本曲の立ち位置
この様に、本曲[HARD]は初出の時点でかなりの難易度を誇っていたのだが、バージョンを重ねるにつれて難易度のインフレが進んでしまったのか、limelightから2年後に稼働したgroovin'!!では認定試験八段ボス、VOLZZAと悠久のリフレシアではCLASS3のボスをそれぞれ担当。
いずれの段位形式モードでも当時における最強クラスからワンランク下の難しさに位置づけられしまった。
また、本曲は初出以降は様々な機種へと移植される程の人気曲となったのだが、移植先の機種における[HARD]を基準としたリズムの譜面は下位難易度として設定される比率が多くなりつつあった。
その様な状況にも関わらず、皮肉な事に本曲は初出から悠久のリフレシアでのシリーズ終焉までの間で他機種の上位譜面を基準とした様なデザインの[SPECIAL]や[W-HARD]譜面の追加は行われなかった。VOLZZA及び2時代もリニューアル譜面の追加が行われていない。
これらの事から、本曲[HARD]は結局のところインフレに取り残されてしまった感が否めない。
とはいえ、それでもまだまだ結構な難易度と物量を誇っている事から、インフレに飲まれてしまった身とはいえ、下から目線では中々の強敵として立ち塞がっていたのは事実である。
ちなみに、下位譜面も初出当初は十分な強さを誇っていたのだが、こちらも時を経るにつれて本曲以上の難易度のBASIC、MEDIUM譜面が次々に量産されていった事から、やはりインフレの犠牲になった感があるのだが…
jubeat
BPM | 182-186 | ||
---|---|---|---|
難易度 | BASIC | ADVANCED | EXTREME |
4 | 7 | 8 |
【全譜面クリア】アドレナリン♪
【全譜面フルコンボ】シャドードラミング♪
2012年9月に稼動したjubeat saucerにも移植された。
同バージョンの解禁イベント「bistro saucer」の第1弾として配信された楽曲で、saucerが稼働してからしばらくの間は序盤に解禁出来る楽曲として登場していた。
ちなみに、本楽曲はRisk Junk名義でのjubeat初進出曲でもある。
jubeat移植に伴い、新たに小さなソフランが表記される様になった。
以降、本曲が収録される際のBPM表記は本機種に準じた物が採用される様になった。
ちなみに、初出機種だったREFLEC BEAT側もgroovin'!!稼働の際にBPMが反映されていた。
jubeatの譜面は移植元の[HARD]譜面のリズムをほぼそのまま踏襲しつつ、8分音による二連打が隣接型の連続配置になるなど本機種向けにアレンジした物になっている。
REFLEC BEATにおける本曲は上述の通りかなりの物量譜面であったが、対してjubeatの本曲は現行バージョンにおける[EXT]譜面のレベル表記が8となっている通り、Rb側と比べると大分簡単な内容になっている。
本曲は以降に収録された機種では、いずれも移植元同様の高難度譜面傾向になっているため、結局のところ難易度の低い本機種収録版は皮肉にもかなり浮いた存在になってしまったと言う他ない…
同機種では後にpropでホールドマーカーが追加された[2]譜面が新たに登場し、過去作に登場した楽曲も強化された上で再登場し雪辱を晴らしたケースも多い。
果たして、本曲もノート数が増加したりBeastream版を踏襲した(後述)[2]譜面の登場でリベンジしてくる日が来るのだろうか?
ちなみに[ADV]は現行バージョンでは[EXT]とのレベル差がわずか1しかない。
それもそのはず、同譜面は[EXT]を簡略化した様な内容。とはいえ、件の8分音地帯の方向が隣接から斜めに変更されている違いがあるのだが。
beatmania IIDX
ジャンル | HAPPY | ||||
---|---|---|---|---|---|
BPM | 182-186 | ||||
難易度 | BEGGINER | NORMAL | HYPER | ANOTER | |
SP | 1 | 4 | 9 | 12 | |
DP | - | 4 | 9 | 12 |
beatmaniaIIDXではLincleにて開催されたLincle link第5弾の楽曲として移植。
同イベントにてパステルくんクプロのレベルを最大となる99にすると楽曲を解禁できるのだが、レベルがレベルだけあって、移植元よろしく楽曲解禁の際には相当な貢ぎゲーと化していた。
現行バージョンのRESIDENTでは無条件解禁済み。
先に収録されたjubeatでの本曲の難易度は低難度に抑えられてしまったのだが、その一方でその次に登場したIIDXの難易度は移植元の譜面を踏襲し高難度傾向に回帰。同名義の「One More Lovely」を弱体化させたような物量譜面となっている。
ちなみに、件のサビはHYPERまでは移植元及びjubeat版を踏襲した様な作りになっているのだが、ANOTHERになると途中で高速トリルや乱打が混じるようになる。これはマンネリの回避も目的としているらしく、以降も鍵盤主体の機種への移植の際に高難度譜面では本機種ANOTHERの内容が踏襲される事になった。
pop'n music
ジャンル | ハッピー | |||
---|---|---|---|---|
担当キャラ | フューチャン | |||
BPM | 182-186 | |||
難易度 | EASY | NORMAL | HYPER | EX |
13(8ボタン) | 29 | 40 | 47 |
jubeat saucerへの移植の同年12/26にpop'n music Sunny Parkに開催された「冬休みポカポカBEMANI大作戦!」を経由し同機種へ収録。
同イベントにおける本曲は4番目に解禁できる楽曲なのだが、解禁に必要なクレ数は8と移植元やIIDXと比べて大分良心的に感じられる。
本曲がpop'nに収録された際には、事前にGITADORAにアレンジ版が収録されていた事もあり、pop'nに本曲が収録された時点で6機種と実に多くのBEMANI機種に収録。名実共にRisk Junk名義における代表曲とも言うべきポジションに位置付けられる事となった。
今回の移植はRbと同じくRisk Junk名義の初進出曲でもあるのだが、以降のバージョンでも「Risk Junkの系譜」とも言うべき楽曲群がpop'nに収録される傾向がある事から、本曲の移植はある意味では同機種におけるTAKAの楽曲のターニングポイントというべき立ち位置にあるといっても良いだろう。
譜面はIIDX版をベースにしつつpop'n向けにアレンジした物が採用されている。
例によってHYPERは移植元をほぼ踏襲した内容だが、EXはIIDXのANOTHERの様にサビの配置が途中でトリルや乱打に変化する物になっている。加えて、例によってノート数がHYPER及びEX共に非常に多い部類なので、やはり体力配分に注意するべき。
BeatStream
BPM | 182-186 | |||
---|---|---|---|---|
難易度 | LIGHT | MEDIUM | BEAST | NIGHTMARE |
5 | 8 | 10+ | - | |
ムービー制作 | - | |||
ジャケット制作 | AUK-YAN |
pop'n musicに移植されてからは順当に残りの機種へと収録される筈だったのだが、
DDR、DEA共に収録されず、また旬を過ぎた楽曲という事だったのか、急速に収録されるペースがダウンしてしまった。
そんな中、2017年2月1日、Beatstream アニムトライヴに収録。イベント『ビースト女子部キラキラバレンタインキャンペーン』で解禁することができた。
その後、同年8月31日をもってBeatStreamがサービス終了してしまったため、現在はプレー不可となっている。
ちなみに、今回の移植以降は同機種での楽曲追加が存在しておらず、事実上楽曲追加が打ち切られた形になる。すなわち本曲の移植はBSシリーズにおける正真正銘の最後の楽曲追加でもある。そのような事から、稼働末期という事もあって実際に本曲をプレイしたプレイヤーの数は少なかったと思われる。
なお、本機種の稼働終了からは程なくして、本曲が誕生した機種であるREFLEC BEAT自体も実質の終焉を迎えてしまったのも皮肉としか言いようがない。
今回移植されたBSといったら大画面で表示されるムービーと共にプレーが出来る機種ではあるのだが、稼働末期で予算すら残っていない状態だったのか、残念ながらムービーは制作されず汎用BGAを使用していた。
そんな皮肉な立ち位置の本機種収録版についてなのだが、譜面は[BEAST]のレベルが最難関一歩手前の10+だけあって非常に難しい物が採用されていた。
[BEAST]は基本的には移植元を丸々踏襲した物量譜面になっているのだが、新たにストリームノートとの同時処理が追加。更に、終盤には片手でロングノートを抑えながら8分を捌く必要がある地帯があり、最大の難所となっていた。
この様に、本曲[BEAST]は移植曲でありながら、むしろ移植元を踏襲するどころか強化されているという。実質移植元の[SPECIAL]あるいは[W-HARD]として作られている事が伺える。
残念ながら本機種及び移植元ともに終焉を迎えてしまったのは悔やまれるが、かつて本機種の楽曲群がBS稼働終了後に辿った道の様にjubeat側で本機種[BEAST]を踏襲した譜面が登場するのを祈ろう。
SOUND VOLTEX
BPM | 182-186 | |||
---|---|---|---|---|
難易度 | NOVIS | ADVANCED | EXHAUST | MAXIMUM |
6 | 13 | 16 | 18 | |
ジャケット制作 | AUK-YUM | |||
エフェクター | Akizuki Nagomu |
本曲が初出してからは様々なBEMANI機種に収録されていたが、2012年当時新進気鋭機種であったSDVXに関しては、当初コナオリ曲の収録を控えるという方針だったらしく、結果的に中々収録される機会が全くなかった。結果、本機種が全機種制覇の壁の一つとなっていた。
だが、POLICY BREAKの事実上の最終弾から4~5年が経過した上、楽曲の初出から10年以上の月日を経た2023年4月13日、SOUND VOLTEX EXCEED GEARにて遂に収録される事となった。
この手の移植曲にありがちなプレースタンプを集めての解禁は必要ではなく、全譜面インプットでの解禁が必要。
同機種では先にコナステ版EXCEED GEARにて収録された「One More Lovely」でRisk Junk名義が収録されていたのだが、アーケード版ではこの曲が初の同名義の楽曲収録となる。
譜面はIIDX及びpop'n収録版をベースにした物を採用。例によって[EXH]は移植元を踏襲しつつ[MIXM]はサビの途中でトリルや乱打が登場する。これに加えて本機種収録版では新たにアナログデバイスで8分を処理する地帯が追加されている事から、実にSDVXらしい内容にアレンジされている事が伺える。
quaver♪ ギタドラver.
アーティスト | Risk Junk Φ | ||||
---|---|---|---|---|---|
BPM | 182-186 | ||||
難易度 | BASIC | ADVANCED | EXTREME | MASTER | |
Guitar | 1.85 | 5.65 | 8.50 | - | |
Bass | 1.80 | 5.40 | 7.10 | - | |
Drum | 2.75 | 4.85 | 7.50 | - |
2012年10月5日から開催された、GITADORAロケテにおいて、ギタドラアレンジが施され移植。
元々サントラのコメントで「エイトビートのロックに通ずるものがある」とか「ドラマーの人はシャドードラミングしてみて」とか言っていたこともあってか、正統派のロックアレンジになっている。
ロケテのグループに参加し、グループで解禁するとXG3で先行で遊べるようになる。
XG3に先行収録された形にはなったが、GITADORAに収録された事に伴い、実質5機種もの当時のBEMANI機種へと収録された事になる。
なお、サビの8分地帯についてはアレンジの関係なのか、残念ながらギター側でしか再現されていない。
関連動画
REFLEC BEAT
beatmaniaIIDX
jubeat
GuiterFreaks & DrumMania
pop'n music
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関連コミュニティ
関連項目
- dj TAKA/Risk Junk
- REFLEC BEAT
- jubeat
- beatmania IIDX
- pop'n music
- BeatStream
- SOUND VOLTEX
- GITADORA
- BEMANIシリーズの楽曲一覧
- BEMANIシリーズのボス曲一覧
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