DJ Yoshitakaとは、コナミアミューズメント(コナミデジタルエンタテイメント)所属のコンポーザーのIKEMENDES。
本名は西村宜隆(にしむらよしたか) で、同社の第1制作本部 本部長と常務執行役員を兼任している。
DJ YOSHITAKAとも表記される。愛称は「よしくん」。イケメン。
概要
beatmania IIDX 11 IIDX REDにて、楽曲「D.A.N.C.E.!」でデビューする。以降、beatmaniaIIDX、pop'n musicを中心に楽曲提供を続けている。beatmaniaIIDXにおいては、14 GOLDから17 SIRIUSまでサウンドプロデューサーとしても活動した。
活躍の場は既存機種に留まらず、新機種としてREFLEC BEATが誕生した際は自らゲームディレクターを担当。SOUND VOLTEX IIやBeatStreamでもディレクターとなった。機種単位でも神戸開発のjubeat・GITADORAを除くほぼ全機種でプロデューサーを担当している。
REFLEC BEATやSOUND VOLTEXなどでの商才を評価されたからか、KONAMIでは2015年に「第1制作本部 第1制作部 部長」という役職に就任され、BEMANIシリーズの総責任者とみられる立場となった。そこから約4年後の2019年、4月1日付で株式会社コナミアミューズメントの「執行役員 兼 第1制作本部 本部長」として執行役員にも就任することになった。さらに3年後の2022年7月1日、コナミアミューズメントの執行役員から常務執行役員に昇進を果たした。
作曲傾向としてはJ-POPやHIP HOP、R&B、トランスコア(をベースにした独自ジャンルのハードルネサンス)などのジャンルを得意とする。
IIDXではトランス系やハードルネサンス等が目立ち、その曲の譜面においても(いろんな意味で)定評がある。貴重なスクラッチ譜面曲を作ることでも有名。
対してポップンでは明るいガールズポップなどの歌モノポップスが多く、その中で当人の歌唱曲も多い。初のメインボーカル(デュエット)曲の「太陽とバトル」においては「この人、歌も歌えるの!?」と話題になった。その結果、TAG楽曲における"歌ってみた"やVENUSの結成に繋がる事を知るユーザーは多い。
近年ではハードルネサンス系の曲が評価され、特にjubeatの「Evans」を中心に、いかにもボスという感じの曲調やメロディがKONAMIオリジナル曲を知らない新規ユーザーに対しても受け入れられ、選曲の間口を広くする功労者となっている。
また、元DJな事もありスクラッチ技術に長けており、他コンポーザーの楽曲へスクラッチ参加することもある。音ゲーライブなどではそのスクラッチプレイを生で披露して会場を大きく盛り上げる。
楽曲によってさまざまな名義を使うが、基本的には「DJ Yoshitaka(YOSHITAKA)」名義が多い。この際、大文字の「DJ YOSHITAKA」小文字の「DJ Yoshitaka」と細かい違いがあるが、ハウス・R&B・ヒップホップなど、低速~ミドルテンポの楽曲を作る際には小文字、ハードコアやトランスなど比較的BPMの早い楽曲を作る際には大文字の名義になる傾向が見られる。
2007年から、インターネットポータル、「i-revo」内で、「Let'S YOSHITAKA」という番組をDes-ROWと共に配信していた。
REFLEC BEATのディレクターを務めていた2011年頃、新たにSOUND VOLTEXのディレクターも務めていることが判明し、Ryu☆のUstreamやニコ生での「すごく多忙」との話や、「映像などで見る度にやつれてる」ことから、健康を心配する声が多数上がっていた。IIではプロデューサーに就任している。
社内での出世で躍進する一方で、単独名義での楽曲制作はほぼできていないようで、作曲に関わっているのはVENUS名義の楽曲くらいになってしまったが、合作ではあるがTriple Crossの制作として久々にコンポーザーとして関わりファンを喜ばせた。歌うPシリーズと言えなくもない。
Let'S YOSHITAKA時代の長髪オールバックにタンクトップといった風貌から12年、執行役員という会社の重要な役職にまで大出世を果たしたよしくん、もとい西村宜隆本部長兼常務執行役員の今後のBEMANIの舵取りに期待しよう。
ニコニコ動画でのDJ Yoshitaka
ニコニコ動画においては、beatmaniaIIDX 14 GOLDに提供した隠し楽曲「GOLD RUSH」と、jubeatのEvans(BEMANI)が高い認知度を誇る。
よくアンチを見かけるが、不毛な議論になるためなるべく無視すること。
余談
beatmaniaIIDX 15 DJ TROOPERSのデフォルトのカテゴリボイスはDJ YOSHITAKAによるものである。
モバイル版の公式のコラムにて、本人が「あ、もちろんデフォルトの方です。カスタマイズで出るSUPER STARの方ではないです。」と発言している。
DJ Yoshitakaの関連動画
代表曲
- D.A.N.C.E.!(DJ Yoshitaka feat.星野奏子)
- beatmaniaIIDX 11 IIDX RED収録のデビュー曲。
- ゆったりしたテンポと、本人のラップ、星野奏子によるポップなヴォーカル曲。
- ゲーム版とサントラ版ロングではアレンジが異なる。
- High School Love
- pop'n music 14 FEVER!収録。後にbeatmaniaIIDX 14 GOLD、REFLEC BEAT coletteに移植。
- 女性ボーカルのアップテンポな明るいポップス。まさかの公式振り向き曲。あの日からっ!!( ゚д゚ )彡
- ライブなどにおいてもYoshitaka氏本人が率先して催促してくる。確信犯である。
- 本人作画の図解付き解説は必見。(主に画伯的意味で)→ハイスピードラブソング
- CaptivAte~浄化~(A/I)
- beatmaniaIIDX 12 HAPPY SKY収録。前作、IIDX REDのエンディングテーマのセルフアレンジ。
- 現在収録されているCaptivAteシリーズの2番目のストーリーに当たる。
- CaptivAte~裁き~(DJ YOSHITAKA feat.A/I)
- GuitarFreaks & DrumMania V2初出。後にbeatmaniaIIDX 14 GOLDに移植。
- これまでの浄化・誓いとは打って変わって、速いテンポとギターの音を全面に出している曲である。
- またCaptivAteシリーズの1番目のストーリーにあたる。
- IIDX 17 SIRIUSではbeatnation summitで披露した(SUBLIME TECHNO MIX)が収録。こちらは朱雀名義のCONTRACTとのマッシュアップになっている。
- CaptivAte~誓い~(A/I)
- beatmaniaIIDX 14 GOLD初出。のちにDance Dance Revolution SuperNOVA 2に移植。(Dance Dance Revolution SuperNOVA 2においては名義が「DJ YOSHITAKA feat. A/I」となっている)
- 前作、DistorteDのオープニングテーマである「CUSTOM DRIVE」及びEXPERTモードでのシステムBGMのセルフアレンジ。
- VANESSA(朱雀)
- beatmaniaIIDX 14 GOLDのEXTRA曲。朱雀名義に共通する「ピギャー」という音とニュースタイルガバ的なピアノ三連譜のメロディが特徴。またムービーの伯爵の肖像画が燃えていく演出も相まって、非常に強烈な印象を与える一曲。
- GuitarFreaks&DrumMania V5にてTAGによりアレンジされて移植されている。BGAも悪乗り的なアレンジが加えられている。また、REFLEC BEAT coletteではL.E.D.によるスピードコアリミックスが収録されている。
- 原曲はDDRX2に移植されており、IIDXとギタドラがムービーの表示変更の都合もあってムービーが削除されいるため、伯爵のご尊顔を拝めるのは現在はDDRのみとなっている。
- GOLD RUSH(DJ YOSHITAKA-G feat.Michael a la mode)
- beatmaniaIIDX 14 GOLDのボスフォルダ、「VIP ROOM」の「SILVER ROOM」の曲。
- ひたすらにハイテンションな曲調と歌詞と空耳でニコニコ動画においても高い知名度を誇る。
- 中間部では初代からGOLDまでのタイトルをコールしていくため、さまざまなMADにも使われている。
- 後にpop'n music 18 せんごく列伝及びDDRX2に移植。こちらでは歴代のタイトル名(DDRではAC版とCS版合わせて3分岐する)をコールしていく。
- Evans
- jubeatにオンラインアップデートによって追加された隠し曲。追加直後から、その高難易度の譜面と激しい曲調からボス曲として君臨している、YOSHITAKA関連でも上位クラスの高難易度曲。ブレイク直前の渦巻き譜面と、発狂地帯の花火乱れ咲きっぷりは隅田川花火大会さながらである。キレーダナー。
- 後に beatmaniaIIDX 17 SIRIUS、pop'n music SunnyPark、GITADORA、REFLEC BEAT coletteに移植。SOUND VOLTEXではCosMo@暴走Pのリミックスが稼動初期から収録されている。IIDXではANOTHERのみそのままで、NORMAL、HYPERはprototypeというアレンジになっている。
- Elisha
- beatmaniaIIDX 17 SIRIUS初出の楽曲。SIRIUSからの新要素であるチャージノートとバックスピンスクラッチをロケテストの頃から採用されていた。中盤のバックスピンスクラッチは「やかんスクラッチ」とも呼ばれている。
- FLOWER
- APPEND FESTIVAL連動曲で初出はjubeat knitとREFLEC BEAT(同時収録扱い)
- DJYOSHITAKA楽曲の中ではもっとも移植がなされておりDDRX3、IIDX tricoro(ロケテ収録)pop'n Sunny Park(fantasiaにて先行解禁)、SOUND VOLTEXにREDALiCEによるリミックス、ギタドラにはTLION69によるリミックスが収録され、ダンエボにも収録。ミライダガッキへは稼働日から各支局として収録されている(現バージョンではデフォルト曲)。KONAMI現機種(ハロポプは忘れてください)では残るはビートストリームだけだったのだが、それを飛び越えてグルーヴコースター、maimai、太鼓の達人に天下一音ゲ祭で収録されてしまった。どの機種の譜面もYOSHITAKA曲らしい高難度譜面ばかりである。
名義一覧
名義 | 備考 |
---|---|
DJ YOSHITAKA | |
DJ Yoshitaka | |
よしくん | |
朱雀 | |
Caldeira / Galdeira |
TOMOSUKEとの合作時の名義 |
The Plastic Ambition | junとの合作時の名義 |
つよし | 肥塚良彦と合作時の名義 |
Humanoid | |
よしくん海賊団 | |
Des-ROW組・スペシアルz | |
臨界点パニック | pop'n music 15 ADVENTURE |
Des-ROW+Y | |
Lucky Vacuum | |
Creative Life | TSU-NAと共作した際の名義 |
SE-NA ☆ from 4C-STATE | |
バッチ恋トシ | |
ガキ大将ティーム | 山岡晃との合作時の名義 |
よしくんマン | |
秀よし君 | pop'n music 18 せんごく列伝 |
VENUS | Sota Fujimoriとの合作時の名義 |
Sprrigan |
他多数
関連商品
関連コミュニティ
楽曲(記事)
DJ Yoshitaka名義・他
- ALBIDA
- Almagest(BEMANI) (TOMOSUKEとの合作)
- BloodyTears
- CaptivAte
- Diamond Dust (歌唱)
- Elisha
- Evans(BEMANI)
- FLOWER(BEMANI)
- GOLD RUSH
- High School Love
- JOMANDA
- Juicy(kors k) (歌唱)
- MANA(BEMANI)
- MENDES
- quell ~the seventh slave~ (dj TAKAとの合作)
- SEED(BEMANI)
- SHION(BEMANI)
- Snake Stick (DJ Massとの合作)
- VALLIS-NERIA
- Valkyrie dimension
- 差無来!! (歌唱)
- 雪上断火 (歌唱)
- 路男 (歌唱)
朱雀名義
Lucky Vacuum名義
VENUS名義
関連項目
- BEMANI
- BEMANIシリーズのコンポーザー一覧
- beatnation Records
- beatmaniaIIDX
- GuitarFreaks
- DrumMania
- pop'n music
- jubeat
- REFLEC BEAT
- SOUND VOLTEX
- 俺がついてるだろ
- 11
- 0pt