YF-30とは、PS3用ゲーム及び小説「マクロス30 銀河を繋ぐ歌声」に登場する架空の戦闘機である。
ペットネームはクロノス。ギリシア神話に登場する時間の神に由来する。
また、マクロスΔに登場するVF-31 ジークフリード及びカイロスは本機の正式採用機に当たる。
概要
YF-30は、民間軍事プロバイダーSMSウロボロス支社で開発された、西暦2060年時点での最新鋭可変戦闘機である。開発及び設計を手掛けたのは同支社長でありエンジニアでもあるアイシャ・ブランシェット。主なパイロットはSMS所属のリオン・榊。
YF-24 エボリューションから派生した本機は、同機の特徴であるISC(慣性蓄積コンバーター)とEX-ギアシステムなどの耐G技術を継承している。YF-30の独自の機能としては、フォールドディメンショナルレゾナンスシステム(FDR)を搭載しており、これはフォールド断層の影響を受けずにフォールド航行を行うシステムである。制御にはAI「ブリュンヒルデ」を用い、惑星ウロボロスの遺跡から採取される高純度のフォールド・クォーツを触媒にしている。
本機は兄弟機のVF-27、YF-29と違いオーソドックスな双発機で、クリップドデルタ翼とカナード、後述のコンテナを除けばYF-24に非常に近い機体となっている。
作中では冒頭のブリュンヒルデの輸送から始まり何度か言及されていた本機だが、イサム・ダイソンとのヴァンキッシュレース時に初搭乗する事になる。イサムのYF-19を軽くぶっちぎる性能を発揮するものの、パワーを重視するあまりエンジンに負荷が掛かることが判明し、機体の完成度を見直す事になる。
本格的な出番は終盤からであり、最新鋭機としての性能とFDRの真価を発揮する事で、惑星ウロボロスの脅威を救う原動力となった。
続編の『マクロスΔ』にて本機の制式採用機としてVF-31がSMSと関係深い新星インダストリーを中心とした合弁会社であるスーリヤ・エアロスペースで開発・完成している。FDRはオミットされたが、本機の特徴であるマルチパーパス・コンテナユニットが引き継がれており、汎用性の高さでVF-25メサイア系列を上まっている(AWACS等の特殊用途装備が大幅にコンパクトするなど機体の改設計が必要無く装備が出来るようになった)
プレイヤー的にはスーパーパック付けたYF-29か、VF-27の方が強いともっぱらの評判である。
武装
- 12.7ミリ対空ビーム砲
従来の可変戦闘機の慣例に従い、頭部に2門装備されているレーザー砲。 - 新型重粒子ガンポッド
従来の連射と高威力かつ長射程の2モードを切り替えられるガンポッド。 - アサルトナイフ
VF-25以降の機体に装備される近接戦用武器。 - マルチパーパス・コンテナユニット
YF-30最大の特徴である多目的武装コンテナ。作戦や用途に合わせミサイルランチャー、大型ビーム砲、レドーム、兵員輸送といった複数のオプションが用意されている。ゲームではミサイルランチャーユニットのみが登場しているが、小説版ではMDE仕様のビームコンテナを装備している。汎用性の高さからVF-31にも継承された。
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