VOCALOID生放送大賞とは、VOCALOID生放送の枠組み(2024年6月まではVOCALOID生放送コミュニティ)で行われる企画放送の一つである。略して「ボカ生大賞」とも呼ばれる。
候補となる曲を流し、アンケートによる視聴者投票で勝ち抜く曲を選んでいくというスタイルで、最終的に「その年で一番のVOCALOID動画」を選び出す。
本選放送は年末(基本的に12/30)に行われるが、1年間を通して各月毎の予選放送が行われる。
別名「4つ聴いて1つ選ぶだけの簡単なお仕事 」。
直近の放送(予定)
※予約済みの放送枠をここに掲載します。トラブル時や延長時に突発で放送枠が作成されることがありますので、最新情報は企画主の生放送ページをご参照ください
- 毎月第2日曜13:00~ 各月予選前半
- 毎月第3日曜13:00~ 各月予選後半
- 2~11月については前月投稿分を対象に上記日程で実施、12月は以下の通り変則日程
- 2024/12/1(日)13:00~ 11月予選前半
- 2024/12/8(日)13:00~ 11月予選後半
- 2024/12/15(日)13:00~ 12月予選前半
- 2024/12/22(日)13:00~ 12月予選後半
- 2024/12/29(日)13:00~ 最終予選
- 2024/12/30(月)12:00~ 本選第一部
- 2024/12/30(月)21:00~ 本選第二部(準決勝・決勝)
概要
1年を通して、基本的に以下のような流れで行われる。ただし細かいルールなどについては年ごとに変更されることがある。
- 各月毎に予選が行われる。対象となる月(※1)に投稿された曲の中から、「(マイリス数など)一定の基準により放送主が事前に選んだ推薦枠」と、「予選放送中に募集されたリクエスト枠」がそれぞれ選ばれ、それらを実際に流した上でアンケート機能による視聴者投票が行われる。このアンケートは4曲流す毎に行われ、投票上位となった曲が二次予選に進出(一次予選の場合)、もしくは本選にノミネート(二次予選or最終予選の場合)される。
- 各月の予選と、本選の間近に行われる最終予選(対象範囲が月ではなくその年すべてとなる)からノミネートされた曲により、年末の本選放送が行われる。ここではリクエストの募集は無いが、4曲流してアンケートにより1曲選ぶという形式は予選と同じである。
(※1)1月予選と12月予選については、本選放送時期との兼ね合いにより若干変則的な範囲となる。
なお、対象となる動画の範囲は「対象となる期間内に投稿された、VOCALOID等の音声(※2)を使用している作品」であればほぼ何でもOKとなっており、普段のVOCALOID生放送通常枠(カバー曲の放送可否などについて細かい決まりがある)よりもかなり制限は緩くなっている。
(※2)2020年までは狭義の「VOCALOID」(および初音ミクNT)のみが対象であったが、コミュニティルールの変更に伴い、2021年からはその他の合成音声作品も対象となっている。ただしVOICEROID等のトーク系ライブラリについては「楽曲であること」など一部制限あり(詳細は開催概要を参照のこと)。
企画主(放送主)
この企画は、VOCALOID生放送の新着枠等の放送も担当しているarikuiによって企画、放送が行われている。
また、2018年末より「部門賞」が開設され、2019年より年間を通じての開催となり、2023年まで行われていた。こちらは同コミュニティの自貼り枠等の放送も担当しているNikeによって放送が行われていた。
開催概要(2024年)
本選:VOCALOID生放送大賞2024開催概要を参照
過去の開催概要
2009年に前身となる企画が単発で実施されたが、2010年より現行の年間企画形式として実施されている。
以下、開催概要が残っている2012年以降について記す。
2012年
各月予選 本戦出場枠:4動画
「1次予選」(対象月の翌月第2週日曜13:00-開催)
・対象動画「対象月に投稿されたVOCALOIDが歌唱(トーク)している動画」
・8ブロック制/32動画<勝ち抜くと2次予選へ(8動画)>
→ボカ生主推薦枠: 8動画→各ブロック1曲目
※対象月のVOCALOID生放送を放送した枠数の多い生主8名による推薦枠
辞退の場合は繰り下げ。人数が足りない場合は、企画主推薦枠に差し替え
→ボカ生推薦枠 : 3動画(解禁枠推薦2曲・最多リクエスト枠)→第1ブロック
→リクエスト枠 :21動画(放送内で募集)
「2次予選」(1次予選の翌週の日曜13:00-開催)
※ボカ生のコミュレベルが74に到達した場合、1次予選の夜に移動予定
・4ブロック制度<勝ち抜くと本選へ(4動画)>
→主推薦枠 : 8動画(再生数を基本に、話題性等を考慮して選出)※1次予選前に決定して公開
→1次予選枠 : 8動画 1次予選を突破した8動画
最終予選 本戦出場枠:16動画 (2012/12/24 12:00-放送予定)※6時間
・対象動画「対象期間に投稿されたVOCALOIDが歌唱(トーク)している動画」
※対象期間は2011/12/24~2012/12/23
・16ブロック制/64動画<勝ち抜くと本選へ(16動画)>
→主推薦枠 :??動画(企画主のわがままというやつです←)
→各月予選追加枠:??動画(同点決勝で敗れた曲・最終予選投票などの枠)
→リクエスト枠 :48動画(放送内で募集)
本選
「第一部」2012/12/30 12:00-
・16ブロック制/64動画<勝ち抜くと二部へ(16動画)>
→各月予選枠 :48動画
→最終予選枠 :16動画
「第ニ部」2012/12/30 21:00-
・4ブロック制/16動画<勝ち抜くと決勝へ(4動画)>
→第一部通過枠 :16動画
・決勝 1ブロック制/4動画<大賞決定>
→第ニ部通過枠 : 4動画
選考方法
各ブロック4動画を連続で流し、アンケート機能で「大賞に推薦したい動画」を視聴者に選んで貰います。
得票率が一番高かった動画が勝ち抜けとなります。
※同点の場合は同点決勝を行います。各ルールは以下のとおりです。
・各月1次予選の場合→同点になった2(3)曲と追加リクエストを加えた4曲で再投票。
・各月2次予選の場合→同点になった2(3)曲とその日の予選で得票率の高かった2位曲を2曲加えて再投票。
・最終予選 の場合→同点になった2(3)曲と追加リクエストを加えた4曲で再投票。
・本選第一部 の場合→同点になった2(3)曲と本選一部で得票率の高かった2位曲を2曲加えて再投票。
・本選第ニ部 の場合→同点になった2(3)曲と本選二部で得票率の高かった2位曲を2曲加えて再投票。
・決勝 の場合→同時受賞
2013年
VOCALOID生放送大賞2013開催概要(第2版)を参照。
※12月の放送スケジュールについてはこちらを参照
2014年
VOCALOID生放送大賞2014開催概要を参照。
※ルール変更についての補足
※12月の放送スケジュールについてはこちらを参照
2015年
VOCALOID生放送大賞2015開催概要を参照。
※ルール変更についての補足
2016年
2017年
VOCALOID生放送大賞2017開催概要を参照。
※放送再開及び放送内容一部変更のお知らせ(2018/3/21更新)
※大賞2017放送日程確定のお知らせ(2018/4/24更新)
2018年
VOCALOID生放送大賞2018開催概要を参照。
※12月の放送スケジュールについてはこちらを参照
2019年
VOCALOID生放送大賞2019開催概要を参照。
※12月の放送スケジュールについてはこちらを参照
※部門賞についてはこちらを参照。
2020年
本選:VOCALOID生放送大賞2020開催概要を参照。
部門賞:【企画放送】VOCALOID生放送大賞2020 部門賞を参照。
※12月の放送スケジュールについてはこちらを参照
2021年
本選:VOCALOID生放送大賞2021開催概要を参照。
部門賞:【企画放送】VOCALOID生放送大賞2021 部門賞を参照
※12月の放送スケジュールについてはこちらを参照
2022年
本選:VOCALOID生放送大賞2022開催概要を参照。
部門賞:【企画放送】VOCALOID生放送大賞2022 部門賞を参照
※12月の放送スケジュールについてはこちらを参照
2023年
本選:VOCALOID生放送大賞2023開催概要を参照
部門賞:【企画放送】VOCALOID生放送大賞2023 部門賞を参照
※2023年12月放送予定表
放送の傾向
- 基本的にコミュニティ自体が「動画“紹介”放送」のコミュニティであるため、この企画も究極的には「一押しの動画を紹介&布教したい!」及び「ティンと来る動画を知りたい&見つけたい!」という動機がベースとなっている。そのためリクエストや推薦についても、まずは「皆に知って欲しい作品」という基準でセレクトしている視聴者が多いと思われる。
- VOCALOID生放送の通常枠等では再生数の多い有名曲はどうしても後回しにされがちな傾向があるため(これも動画“紹介”コミュニティであることに起因すると思われる)、普段から入り浸っているへヴィリスナーの中には、これらの有名曲を大賞予選の再生数推薦ブロック(基本的にその月の再生数上位から選ばれる)で初めて聴くことになる、というケースが少なくなく、現在のボカロトレンドを知る役にも立っている。
- 「実際に曲を流してから投票する」というスタイルゆえに、作品の知名度による有利不利の差は基本的に出にくい仕組みとなっている。ゆえに再生数3桁や4桁の作品であっても、視聴者の心を掴みさえすれば本選決勝にまで勝ち進む可能性は十分に存在する。
- 同じ傾向を持つ曲(曲調が近い、使用ボカロが同じ、など)が同じ投票ブロックに固まると、票割れによって不利になることがある。リクエストによって選ばれた曲がその場でたまたま被った場合などはまだ諦めもつくが、本選などのブロック分けは放送主のツールによってランダムに割り振られるため、ツールさんに対する怨嗟の叫びでコメント欄が埋め尽くされたりするのはもはや風物詩となっている。
- 本選が12/30に行われるのは、レコード大賞をイメージしているとのことである。そして12/31には「VOCALOID紅白歌合戦」(企画&放送主:トーン)が同コミュニティ内にて行われている。
用語集
- 安価
詳しくは「安価リクエスト」参照。また、過去の開催要領の「リクエストの募集方法」も参照のこと。
2018年までは基本的にこの方式でリクエスト募集が行荒れていたが、2019年より完全ランダム採用に改められた(最終予選のみ安価方式を復活させる可能性もあるとのこと)。 - 1メテオ
動画の長さを表す単位(もちろん非公式)。某2011年大賞曲にちなんだもので、1メテオ=8分36秒である。かつてはこのくらいの長さの曲は珍しいというほどではなかったが、2020年頃から曲の短縮化傾向のあおりを受け、急激に減ってきている。
なお、2022年までに本選にノミネートされた中で最長の動画は「ボーカロイドたちが2コードくり返してテッテーテレッテーとか叫ぶだけ」の30分18秒である(2017年セミファイナリスト)。 - ツールさん解体
放送主のツールさん(どうも正体は表計算ソフトらしい?)による抽選は極めて公正であるが、逆に言うと「全くこれっぽっちも空気を読まない」ため、割ととんでもないことを平気でやらかしてくれたりする(例えば21分の1の確率を突破して同じ曲(別ボカロ歌唱)を同じブロックに入れたりする、など)。これは、そんな時の視聴者の気持ちを一言で言い表した言葉である。
類義語に「ツールさん屋上」「ツールさん校舎裏」など。
過去の大賞受賞曲、本選ノミネート曲など
2010~2014年まとめ |
2015~2019年まとめ |
2020年まとめ |
2021年まとめ |
2022年まとめ |
2023年まとめ |
2018~2022年部門賞まとめ |
2023年部門賞まとめ |
2010年大賞 |
2011年大賞 |
2012年大賞 |
2013年大賞 |
2014年大賞 |
2015年大賞 |
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2017年大賞 |
2018年大賞 |
2019年大賞 |
2020年大賞(同点) |
2020年大賞(同点) |
2021年大賞(同点) |
2021年大賞(同点) |
2022年大賞(同点) |
2022年大賞(同点) |
2023年大賞 |
関連コミュニティ
関連動画
2009年アーカイブ | 2010年開催予告 |
2010年アーカイブ | 2011年アーカイブ |
2012年アーカイブ |
関連項目
親記事
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兄弟記事
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