とある悪来の投擲短刀

『とある悪来の投擲短刀 』（とあるあくらいのフライダガー）とは、元末・明初頃成立の歴史小説、およびそれを原作とした漫画・アニメである。略称は「投擲短刀」「フライダガー」など。

原作：施耐庵あるいは羅貫中。作画：横山光輝など

概要

四大奇書『三国演義』の外伝漫画であり、典韋を主人公として曹操側の話をメインに連載されている。あくまで外伝であり、本気にしないで欲しい。

なお、”外伝”と称されてはいるものの、『三国演義』と同じ舞台・同じ時系列であり、典韋の視点から『三国演義』では直接描かれていない「曹操脱出計画」の裏側などを明かすことを主軸にした物語で、『三国演義』とリンクされた正史である。

主な内容は、典韋が純真無垢な親衛隊達の前で盾から短刀を引き抜いて投げ、曹洪が流れ矢に当たって負傷、張繍の軍師が降伏と見せかけて攻撃してきたり、農民時代の許褚が典韋と激しい一騎打ちを行ったり、曹仁が近接の県を攻略し、その住民男女あわせて三千人を捕虜にしたりする。

登場人物

主な登場人物

	典韋 　本編の主人公。 　その腕力で曹操軍の校尉で八十斤の双戟を操る第一位。 　能力は短刀使い（ナイフマスター）。投擲短刀（フライダガー）という二つ名を持つ。酒飲み　  で忠義一筋の好漢。 　CV：安西正弘
	許褚 　典韋のことを兄貴と呼び慕う武将。準主人公。 　慕うどころか完全に憧れている気がする。後に親衛隊に所属。 　能力は巨岩移動（ロックバスター）。 　決め台詞は「なぁに」。 　CV：鹿島灘之
	曹洪 　曹操軍に所属している曹操の従弟。 　なぜか口元から髭を生やしている。 　曹操に馬を譲る能力でレベル1。 　能力によってではないが揚武中郎将まで昇進する。 　身体能力はかなり強いが実は短期。 　CV：野島汎平
	曹仁 　若いときから、弓術・馬術・狩猟を好んだ曹操の従弟。 　いつも騎兵をひきいている上に強い。 　秘めたる能力は若いころの自分を反省して他の模範となったことである。 　CV：中嶋聡彦
	何儀 　頭に黄色い巾を宿している『黄巾軍』の残党。 　困っている人を見かけたら必ず襲おうとする賊。 　曹操には日々追いかけられているようだ。 　CV：--
	賈詡 　最強無敵の謀臣。 　劣勢状態にある張繍たちを救うために奔走している。 　CV：--

その他の登場人物

山ほどいる。

アニメ

テレビアニメ『とある将軍の屠殺業』終了時に本作品のアニメ化が発表。

194年～197年に、テレビアニメ『とある悪来の投擲短刀』が放送された。全24話。前半は何儀討伐が描かれ、後半は張繍反乱事件の最後を描いた南陽郡事件が描かれている。

 

放送回

#1	短刀使い（ナイフマスター）
#2	炎天下の戦闘には水分補給が必須ですのよ
#3	誰も持ち上げられることができなかった旗
#4	呂布伝説
#5	とある数百人の親衛隊
#6	飲み食いにはみんな積極的なんですよ
#7	腕力とちから
#8	双戟御手（ダブルハルバード)
#9	イエロー・バンダナ
#10	アグレッシブ・ファーマー
#11	許褚せんせい
#12	ロックバースト
#13	盾があれば攻撃を上下に防げますけど剣だけでは呂布の攻撃がきます時防戦一方になるんですよ
#14	残党結集
#15	capitulation
#16	南陽都市
#17	女遊びのつづり
#18	失楽園
#19	盛酒宴
#20	反乱開始
#21	声
#22	レベル6（偽りの降伏にて曹操の意志に楯突くもの）
#23	いま、曹操閣下の目には何が見えてますか?
#24	The Last Day