インターネットイニシアティブ

株式会社インターネットイニシアティブとは、東京都千代田区富士見二丁目に本社を構えるインターネットサービスプロバイダー(ISP)である。
IIJの名で知られる。IIJとは、この企業の英語表記である「Internet Initiative Japan」の頭文字を取ったものである。

概要

インターネットイニシアティブは1992年創業。翌年にはインターネットサービスプロバイダー事業を開始。
日本国内の企業として初めてインターネットサービスプロバイダー事業を始めた。
2006年にはコナミと協業でポータルサイトおよびインターネットサービスプロバイダーの「株式会社インターネットレボリューション」(i-revo)を設立。
2007年には旧:松下電器産業株式会社グループのインターネットサービスプロバイダーであった「hi-ho」の事業を継承。
2008年にはNTTドコモの回線を利用した仮想移動体通信(MVNO)事業を開始。

iijmio

iijmioは個人向けサービスのブランド。格安SIMカードおよび光ファイバーインターネットを担う。
光ファイバーインターネットで、NTT東西のフレッツ光コラボ回線の「iijmioひかり」は数少ないIPv6 IPoE対応回線である。月額800円のオプション料金の支払いと、DS-Lite(Dual-Stack Lite)対応ルーターの導入両方が必要ではあるが、これを導入することにより、IPv4 PPPoE接続時のボトルネック区間をバイパスすることが可能になり、通信速度が大幅にアップする。ネットが混雑するゴールデンタイム中でも爆速インターネットを享受できるだろう。

サービス開始当初はNTTドコモ回線のみだったが、のちにKDDI(au)回線も取り扱うようになった。
2015年にはMMD研究所 格安SIM満足度調査ナンバーワン・オリコン顧客満足度ランキング 格安SIM5部門ナンバーワン・家電批評 JR山手線内通信速度ナンバーワンを記録するなど名誉ある実績を記録している。

ユーザーとの交流・情報交換も公式サイドから積極的に行っており、公式twitterをはじめ、公式ブログの「てくろぐ」の執筆や、オフ会である「iijmioミーティング」を開いたりしておりユーザーとiijの中の人との距離が他事業者と比べ比較的近いのも特徴である。

格安SIM

iijmioでは音声通話対応SIMには「みおふぉん」という愛称を付けている。

KDDI(au)回線のSIMは同業他社のmineoやUQモバイルとは違い、サービス開始当初からVoLTE専用のSIMカードのみを提供。また、データ専用SIMはSMS(ショートメール)付きの物のみ提供。

2019年にはドコモ回線のみeSIMの提供を(ベータ版として)開始。楽天モバイルやpovo、LINEMO等と異なり、データ専用でSMSすら非対応。

SIMは2種類あり、本家のSIMと、ビックカメラグループ(ビックカメラ・コジマ・ソフマップ)が販売する「BIC SIM」が存在する。
本家SIMは全国のイオンの携帯電話売り場(約200箇所)で音声通話対応SIMカードの即日契約・受け取りが行える。
なおどちらも通信容量や料金体系、回線制御は一緒であり、最大の違いはBIC SIMのみWi2 300の公衆無線LAN接続アカウントが無償提供される点。
BIC SIMは全国のビックカメラおよび一部のコジマ・ソフマップ店頭で音声通話対応SIMカードの即日契約・受け取りが行える。

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通常契約　※2021年4月1日以降。税込。5G対応SIMは2021年6月以降提供予定(eSIM・ドコモ回線のSMS付きSIMは非対応)。

ポストペイ型の契約となり、クレジットカードが必須。

高速通信クーポン容量	回線	2GB	4GB	8GB	15GB	20GB
eSIM	ドコモのみ	440円	660円	1100円	1430円	1650円
データ通信専用		748円	968円	1408円	1738円	1958円
データ通信＋SMS	ドコモ・au	825円	1045円	1485円	1815円	2035円
音声通話対応		858円	1078円	1518円	1848円	2068円

高速容量は「クーポン」という形態を取っており、毎月1日に契約した容量が支給される。使い切れなかった容量は来月末迄繰り越せる。
クーポンスイッチアプリ「みおぽん」を使ってクーポンを使うか使わないかを選択可能となっている。
クーポンを使用しない場合、およびクーポンを使いきってしまった場合は通信速度が300kbpsに規制されるが、iijmioでは最初の75KB迄は通信速度規制を行わない体制を取っている。
そのため、テキストベースの通信(twitterのテキスト投稿やLINEでのメッセージやりとり)のほか小容量のデータをこま切れにストリーミングするもの(radikoやらじる★らじる等)はパケ詰まりを引き起こすことなく快適に使用可能となっている。

ほかにも、IIJmio指定機種とSIMのセット販売もあり、端末代金を割賦し毎月の利用料金に上乗せして支払える。

通信速度規制

iijmioはクーポンオフ(低速モード)時に3日間で366MB以上の通信を行った場合に速度規制を行うことを公表している。
その一方でクーポンオン(高速モード)は持ち容量のある限りいくら通信しようが規制をかけることは無い。

関連動画

関連項目

• インターネットサービスプロバイダー
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• MVNO