ジョーゼット・ルマール(Georgette Lemare)とは、「ワールドウィッチーズ」シリーズの登場人物である。通称「ジョゼ」。
※複数の記述がある項目については、特記がない限り、
1942年末(『アフリカの魔女 ケイズ・リポート』) / 1944年(『ブレイブウィッチーズ』)
の順に並んでいる。
モデルは自由フランス空軍エース、ジョルジュ・ルマール。撃墜数13。
ドイツのフランス侵攻時にダンケルクなどで戦闘、フランス陥落に伴いダカールに脱出し自由フランス軍に加わる。
その後、戦闘飛行隊「ノルマンディ・ニーメン」の一員としてソ連を援護して東部戦線で活躍した。
戦後は民間パイロットとなるが、1948年事故死。
青リボンでまとめたツインテールの茶髪に青眼という外見で、軍服は青のインナーと白い上着。
生真面目でおとなしい苦労性の常識人で、状況に流されやすい節がある。実家の職業柄、掃除やベッドメイクに慣れており、自身のみならず他の人間の手伝いも積極的にこなす。ただし掃除に妙なこだわりがあるようで、邪魔をされるとかなり怒る。
戦場では防御戦闘が得手。固有魔法の治癒魔法は応急処置程度のもので、発動させると身体が発熱する。固有魔法の使用だけでなく魔法力の使用全体に燃費が悪く、普段からよく食べるたち。それどころか、深夜に隠れてつまみ食いをしていることもあるとか。
ガリア北西部、バス・ノルマンディのバラントンで小さな宿屋を経営する一家の出身。幼いころから家業の手伝いをしていたが魔法力が発現し軍に志願、航空ウィッチとなり、ランスの空軍第4連隊第1戦闘ウィッチ大隊(GCⅠ/4)第1飛行隊に配属される。
第二次ネウロイ大戦初期のガリア戦ではリベリオン製のカーチンP-36ホーク75で初陣を飾り、所属部隊がバラバラになりつつもブレスト軍港を守るため戦った。そしてガリア撤退時、艤装未了のままガリア本土を脱出する戦艦<リシュリュー>の護衛を命じられ、アフリカ西部ダカールへと向かう。
ガリア撤退時の混乱ゆえ、たどり着いたダカールから離れることも出来ず、同地唯一のウィッチとしてダカール防衛に従事。乱立したガリア亡命政府の一つ「南方正統ガリア政府」に所属する事となる。この頃撤退時に積み込んだ物資から見つけたVG.33、次いでVG.39に乗り換えている。辺境ゆえ大した襲撃もなく、整備士たちに娘のように可愛がられつつしばらく同地で完熟訓練に勤しんでいたが、予期せぬネウロイの大規模襲撃を受けることになる。
たったひとりでダカールを護ることになったジョゼだったが、VG.33やVG.39だけでなく援助物資の中にあったP-39エアラコブラまで動員して奮戦、<リシュリュー>を始めとするガリア艦隊とのコンビネーションプレーにより無事、リベリオン海軍の救援が駆けつけるまでのあいだダカールを護りきった。もともと彼女は同地の兵士や整備員に絶大な人気を博していたが、この一戦の後は女神のように崇められたという。
その後艦の完成のため回航される<リシュリュー>を護衛しリベリオンへ向かったが、1943年に南方正統ガリア政府が他の亡命政府と合流して自由ガリア政府を樹立したことで彼女も自由ガリア空軍に編入されることとなる。オラーシャの支援で作られた航空部隊「ノルマンディ」の一員となり少尉に昇進、その後第502統合戦闘航空団<ブレイブウィッチーズ>に招聘された。
リベリオン海軍のウィッチで後に508JFWのメンバーに選ばれたセシリア・E・ハリスには、ダカールであわやというところを助けられている。
502JFWの戦闘隊長、アレクサンドラ・I・ポクルイーシキン(サーシャ)大尉には502JFW結成時に直接スカウトされた間柄。これはジョゼがダカールで見せたような粘り強い防衛戦闘の腕と治癒の固有魔法、それにサーシャがガリアウィッチの戦技を学んでいたことによるもの。
常識人ゆえ502JFWの他の変人には苦労させられているが、同年代でかつ台所を預かる下原定子とはかなり親しい。というか(ほぼ)初対面で可愛すぎて抱きしめられている。また、ガリア文学への憧れを持つ管野直枝とも意外に仲が良い。
欧州へ派遣されてきた雁淵孝美が北海で重傷を負った際、その応急治療に従事している。しかし、ジョゼの治癒魔法では充分に治癒することができず、孝美は昏睡状態のまま扶桑へ後送となった。その引け目から、孝美の妹である雁淵ひかりのことを避けている節があったが、のちに共に戦ったことでわだかまりを解いている。
初登場は原作者・島田フミカネサイト内の「next world witches」にて。
アニメでは『ストライクウィッチーズ劇場版』で台詞無しながら他の502JFWの面々とともに僅かに登場し、西へと旅立つエイラとサーニャを見送った。『ブレイブウィッチーズ』でもメインキャラクターとして登場する。
書籍媒体では「ワールドウィッチーズ」アフリカ編に登場。小説『アフリカの魔女 ケイズ・リポート』3巻では中盤ダカール防衛戦の主役として登場した。
原作者・島田フミカネによれば、穴拭智子と並んで「作者が何も考えてないとき、なんとなくエッチな格好をさせられてしまうウィッチの筆頭」だそうである。なんてこと。
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最終更新:2025/03/11(火) 06:00
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