アメリー・プランシャールとは (アメリープランシャールとは) [単語記事]

アメリー・プランシャール（Amelie Planc hard）とは、「ワールドウィッチーズ」シリーズの登場人物である。

プロフィール

肩上までウェーブした茶色がかった金髪を持ち、ペリーヌに似た青のウィッチ軍服を着用する。

性格は感動屋で弱気な面があり、幼い頃からウィッチ養成機関で両親から離れて生活していたため泣き虫の寂しがり屋。全体的に優秀なウィッチではあるものの、積極性に欠け、自信をなくしがちなところがやや足を引っ張っている様子。

生まれはノルマンディーの農家。親族にそれまで魔法力持ちがいなかったため、巡回中の官吏にウィッチ候補としてスカウトされて国営の養成機関に入校し、幼くして家族と離れることになる。以後訓練を重ねたが、ネウロイの侵攻開始時は未だ適正判断も未了の訓練生だったため、戦闘に出ないままダイナモ作戦によってブリタニアヘ避難する。

ブリタニアでは自由ガリア空軍に所属する航空ウィッチとなり、クランウェルにあるブリタニア空軍航空学校で訓練を受ける。ブリタニア防空のため北方のターンハウス基地に配属ののち、デッドリング基地のアルザス飛行中隊に移った際にペリーヌ・クロステルマン少尉（当時）と出会い、そのウィングメイトを務めた。弱気なアメリーでは果敢なペリーヌに追随できないこともあったが、傍らで飛ぶうちに尊崇と憧憬の念を抱くようになった。

1944年、ガリアが解放されワイト島分遣隊が解散すると、ガリア国内のネウロイ掃討に従事。その後、ウィルマやフランシー・ジェラードらを連れペリーヌとリネット・ビショップに合流し、以後は講演・慰問・支援など戦闘以外の面でガリア復興を手伝う。ヴェネツィア解放の後はパ・ド・カレー戦闘飛行隊「クロステルマン」への配属となり、ペリーヌ、リーネとともにクロステルマン家のシャトーに居住している。

かつての長機、ペリーヌ・クロステルマンを憧れのウィッチとして慕っており、彼女が防空部隊でも孤立ぎみだったころからの親しい友人の一人でもある。アメリーは農家の生まれだったことからハーブ類に通じており、ペリーヌにカモミールティーの淹れ方を教えている。

ペリーヌを501 JFWにスカウトするため坂本美緒少佐が基地に来た時には、憧れのペリーヌが美緒に我武者羅に模擬戦を挑んでは敗北する姿に思うところがあり、美緒に模擬戦を挑んでいる。当然惨敗したものの、美緒にその積極性を賞賛され、弱気で消極的だったアメリーが多少の自信を抱くきっかけとなった。

ヴェネツィア解放以降はガリア復興を手伝うリネット・ビショップとも同じシャトーで暮らしており、ヘルウェティアに向かう宮藤芳佳を出迎えた。ペリーヌが引き取った孤児たちにも慕われている。_{ただしお勉強の時間と言われたのに突然お花畑に走りだしてアメリーに手繋いでもらった男子、おまえだけは許さん}

原作者・島田フミカネ HPにて、2009年 6月に「世界の航空歩兵シリーズ」の一環として紹介されたのが初登場。同年のドラマCD『秘め話CD2』収録の「カモミールの思い出」でペリーヌの回想シーンで声付きで登場し、フーベルタ・フォン・ボニンと並ぶアニメ未登場の声付きキャラクターとなっていた時期もある（ボニンはその後『ルミナスウィッチーズ』で登場したが台詞なし）。その後、コミック『キミとつながる空』『片翼の魔女たち』に登場し、後者ではワイト島分遣隊の一員としてレギュラーを張った。

『ストライクウィッチーズ劇場版』ではペリーヌのシャトーで暮らしている姿が描かれたが、アップのシーンがなかったため公開当初テロップが省略される扱いを受けファンの間で話題になった（BD/DVD版では挿入されている）。『劇場版秘め歌CD5』では、発表時にペリーヌ、リーネのみとされていた組み合わせに後から追加され登場、延期に延期を繰り返され焦れていたファンたちを歓喜させた。