ステルケンブルク・クラナッハとは (ステルケンブルククラナッハとは) [単語記事]

ステルケンブルク・クラナッハとは、アトリエシリーズのうちアーランドシリーズに登場する人物である。愛称はステルク。

概要

基本的にアーランドの騎士として登場。初登場時の年齢は25歳。「ロロナのアトリエ」ではロロナから「スケさん」というあだ名をつけられそうになっており、ニコニコ動画内ではステルクよりもスケさんと呼ばれることのほうが多い。騎士という立場に誇りを持っているというかむしろ騎士マニアといったほうが正しいのかもしれないほどで、アーランドが共和国となって騎士が廃止された「メルルのアトリエ」では、メルルリンス・レーデ・アールズ(以下メルル)に仕えられることでかなりの喜びを感じていた。
根は優しいのだが、顔が怖い。そのためにアーランドシリーズの主人公3人であるロロナ、トトゥーリア・ヘルモルト(トトリ)、メルルには必ず驚かれている。

ステルクを語る上で外せないのは必殺技である。シリーズが進むうちに何かをこじらせているんじゃないかとしか思えない状態であり、「一人テイルズ」とか「一人スパロボ」とか呼ばれている。そのために、ストーリーのつながりはない黄昏シリーズにおいても派手な演出を見せる必殺技は「ステルク枠」とか「野生のステルク」とかといったタグが付いたりするほどである。
特にメルルのアトリエでのガイアブレイクの演出はスレードゲルミルの星薙の太刀のそれである。出るゲーム間違えてませんかね？

そして2013年 7月、驚きの展開が訪れる。アーランドシリーズが完結し、黄昏シリーズが第2作まで発売されたこと、メルルのアトリエの移植がすでに終了していたことからもう再登場はないものかと思われていたのだが、9月26日に発売予定の「無双OROCHI2 Ultimate」に参戦が決まったのである。
無双OROCHI シリーズはもともとコーエーが制作するゲームであったのだが、コーエーとテクモが合併してコーエーテクモホールディングスとなったことから、無双OROCHI2ではテクモから発売されていたゲームの登場人物が出演していた。そしてアトリエシリーズを製作・販売していたガストがコーエーテクモホールディングスの子会社となったことで、ついに無双シリーズへの登場を果たしたのである。

時系列としてはメルルのアトリエでのメルルの護衛任務を終了した後となり、アーランドへの帰国途中に時空の歪みに飲み込まれたという設定となっている(そうなるとペーター・リーツも巻き込まれているのかもしれない)。

その後、世界観的繋がりの無い各アトリエシリーズのキャラを異世界転移という形で集めたお祭り作品である「ネルケと伝説の錬金術士たち」にも、異世界に飛んで行ったため行方不明となったロロナを追いかけて登場し(この作品に出てくるのはロロナのアトリエの頃の彼である)、声優が同じエンデルク・ヤードやペペロンチーノとは騎士道やら戦闘力やらで意気投合していたが、別シリーズの錬金術士であるシャリステラからは熊と間違われ、異世界まで来て悲鳴を上げられる羽目となった。

更に、同一世界観で三部作がお決まりとなっていたアトリエシリーズで珍しく作られたアーランドシリーズ4作目にして、第1作目の主人公ロロナの娘であるエルメルリア・フリクセル(以下ルルア)が主人公のルルアのアトリエにも登場。使用可能キャラとしても皆勤賞は健在である。
現在は念願叶って「最強の剣士」の称号を受け継ぎ、アーランド共和国警備団長(創設前、既に団長に内定していたので騎士団への改名を主張していたが却下されたらしい)としてアーランドの平和を守っているが、本編開始以前、よりにもよってロロナの娘を紹介され、内心色々と非常に気になっていた。(まあ実際は養子だったのだが)
顔の怖さも健在で、既に顔見知りにもかかわらずルルアが調合中不意に訪問した際にはそうしなきゃいけないルールでもあるかの如く悲鳴を上げられてしまった。しかし、慣れれば大丈夫に違いないと提案され交流を深めて行く。

今回の必殺技はといえば、一言で言うと敵の耐性無視(本作は必殺技であっても耐性の影響をもろに受ける)の極大ダメージと高確率即死の付いた「アインツェルカンプ」。流石に強敵に即死は効かない。
前作の時点でスレードゲルミルの「星薙の太刀」へのオマージュだったが、今回は地面に剣を突き立てた衝撃で敵を打ち上げ、その後大地から引き抜かれた剣は長大な光の刃へと変化。その一振りで大地を薙ぐ代わりに宇宙の星々を薙ぎ払いながら敵諸共月を完全に両断し爆発四散させる(使い手がアインツェルカンプって言ったらアインツェルカンプなのがアトリエクオリティ)。
ちなみに本作には機動戦士ガンダムの「ソーラ・システム」みたいな必殺技を使う味方も居る。