ストライクウィッチーズ片翼の魔女たちとは (ストライクウィッチーズワンウィングドウィッチーズとは) [単語記事]

エースだけが魔女じゃない

『ストライクウィッチーズ片翼の魔女たち』（STRIKE WITCHES ONE WINGED WITCHES）とは、「ストライクウィッチーズ」シリーズのコミック作品である。

原作：島田フミカネ＆Proje kt Kagonish、漫画：しのづかあつと。全2巻。

概要

リネット・ビショップの姉たるウィルマ・ビショップを主人公として、アニメ『ストライクウィッチーズ』の裏側で501 JFWの戦いを支えた半人前の魔女たちを描いたスピンオフ・コミック。

スーパーエースが集まる精鋭部隊でもエースでもなく、それでも「わたしにできること」を頑張る、ごく普通のウィッチたちが奮闘するおっぱい漫画である。

あらすじ

1944年、ブリタニア南端・ワイト島。
この地の分遣隊に配属された主人公ウィルマ・ビショップは、それぞれに複雑な事情を持つ、どこか半人前なウィッチたちに出会う。弱気で自分に自信を持てないアメリー・プランシャール、エースとの格差に焦るフランシー・ジェラード、負傷療養中の指揮官・角丸美佐、そしてかつてのトラウマから他人と協調したがらないラウラ・トート。

この物語は、そんな“片翼”の魔女たちが、力を合わせてひとつの大きな翼を創り出す物語。

ワイト島分遣隊（DETACHMENT.ISLE OF WIGHT）

ブリタニア南端の島、ワイト島に駐留する小部隊。所属は西部方面総司令部、担当地域はブリタニア南方海域。ワイト島は温泉保養地として名高い土地で、隊長である角丸美佐が派遣されたのも療養のためだった。ブリタニアの防空を担当するウィッチ部隊のひとつだが、東側に第501統合戦闘航空団＜ストライクウィッチーズ＞が基地を構えており、ガリア方面からのネウロイの襲撃はワイト島まで来ないことが多い。

ウィルマ・ビショップ　Wilma BISHOP: 王立ファラウェイランド空軍軍曹。リネット・ビショップの姉。とても大きい。
精神的にも物理的にも包容力に溢れ、様々な悩みを抱える同僚たちを元気づけて部隊がひとつにまとまる手助けをしていくことになる。しかし本人も既に二十歳を迎え、徐々に魔力減退が進みつつある。
角丸美佐　Misa KA DOM ARU: 扶桑皇国陸軍中尉、ワイト島分遣隊隊長。“金剛力”の固有魔法を持つ。大きい。
戦傷の保養をかねてワイト島に派遣されるも、当人は左遷と認識。加えて分遣隊のウィッチたちをまとめきれていないと感じ不安に囚われていたが、ウィルマの助けで隊長としての自信を取り戻す。
ラウラ・トート　Laura TOTH: オストマルク空軍少尉。“感覚加速”の固有魔法を持つ。クールで寡黙だが、本来は温和な性格。大きい。
祖国からの撤退戦での経験から共闘を厭うようになり、一時期所属した501 JFWでは独断専行を繰り返し孤立。転属したワイト島でも非協調的だったが、美佐とのタッグ戦闘を経て協調性を取り戻していく。
フランシー・ジェラード　Franc ie GER ARD: リベリオン合衆国陸軍少尉。通称「フラン」。ツンデレ。小さい。
シャーロット・E・イェーガー中尉に憧れるも実力の差を痛感し、配属先がワイト島という僻地だったこともあって挫折しかけていたが、ウィルマの励ましでまだ頑張れると改めて決意する。
アメリー・プランシャール　Amelie PLANC HARD: 自由ガリア空軍軍曹。弱気で人見知りの気がある。小さい。
憧れのペリーヌ・クロステルマン中尉と再び肩を並べるため日々励んでいるが、うまく戦えず自信を喪失していた。ウィルマから、自分の精一杯を積み重ねれば一歩ずつでも前に進めると教えられる。