セラヴィーガンダム

セラヴィーガンダム（GN-008 Seravee Gundam）とは、アニメ『機動戦士ガンダム00』（セカンドシーズン）に登場する架空の人型機動兵器（モビルスーツ）である。

概要

SERAVEE GUNDAM セラヴィーガンダム
型番	GN-008
全高	18.2m
重量	67.2t
搭乗者	ティエリア・アーデ
動力	GNドライヴ
特殊	GNフィールド
武装	GNバズーカⅡ×2 GNキャノン×4 GNビームサーベル×6

機動戦士ガンダム00セカンドシーズンに登場した第3世代「ガンダムヴァーチェ」の直系の後継機。
マイスターは引き続きティエリア・アーデが務める。

ヴァーチェ譲りの大火力をさらに強化するだけでなく、一度に6本のビームサーベルを同時に起動可能であるなど、近接戦闘能力も強化されている。
外見上の最大の特徴は背中に配された巨大なガンダムフェイス。最大出力時に展開することで『フェイスバーストモード』となり、粒子制御能力が大幅に向上する。そして視聴者にも大きな印象を与えた。お前は何処の範馬勇次郎かと。
しかしその真価は、その背中のガンダムフェイスにこそある（後述）。

武装（GNHW/B）

• GNバズーカII
  ヴァーチェのGNバズーカの発展型。上下に分割することで2丁のビーム砲として運用可能。一部で『合体状態がKARASAWAに見える』という意見もある。まぁデザイナー元中の人だから（震え声）。
  上下を合体させた『ダブルバズーカ』の他、肩部GNキャノンと接続する『ツインバスターキャノン』など、様々な運用が可能。
  ヴァーチェから引き続きバーストモードは健在だが、こちらのバーストモードは光条ではなく光球を射出する。
• GNキャノン
  両肩部及び両膝に計4門装備される。
  各砲門を個々に使用することも可能だが、4門同時に射撃する際には機体前方にGNフィールドを展開し、ビームを集束させることが出来る（この形態は特に『クァッドキャノン』と呼ばれる）。
  また、GNバズーカIIのバーストモードと併用することでハイパーバーストモードとなり、より巨大な光球を射出可能となる。
  なお、砲身内部にはマニピュレーターとビームサーベルが内蔵されており、いわゆる隠し腕として機能する。これにより、セラヴィーの両腕と合わせて合計6本のビームサーベルを使用することが可能（通称阿修羅サーベル）。
• GNビームサーベル
  両腕部の他、各GNキャノン（GNHWを除く）に合計6本内蔵される。
• GNヘビーウェポン
  最終決戦において追加装備された兵装類。セラヴィーの物はビーム兵器を中心とした構成になっており、GNHW/Bと呼ばれる。
  元々腰部に設けられていたGNフィールド発生装置を撤去し、その代わりに2門のGNキャノンを装備することで火力を強化している。また、肩部と脚部の側面に新たにGNフィールド発生装置を装着しており、防御力に関しても更に向上している。
  なお、腰部GNキャノンには隠し腕は装備されていないが、重量増に対応するため、GNバーニアが搭載されている。

セラフィムガンダム

SERAPHIM GUNDAM セラフィムガンダム
型番	GN-009
全高	16.6m
重量	27.4t
搭乗者	ティエリア・アーデ
動力	GNドライヴ
特殊	トライアルフィールド
武装	GNバズーカⅡ×2 GNキャノン×4 GNビームサーベル×2 Gnビームマシンガン

GN-005「ガンダムナドレ」の後継機として開発された新たなトライアルシステム搭載機。通称“背中の人”。

通常はセラヴィーの背部に接続されており、GNバーニア、肩部GNキャノン、そして背中のガンダムフェイスを構成する。
分離時にはgnドライブ、コクピットともこちらにあり、セラヴィーはgnコンデンサーの貯蔵粒子で稼働する。

武装は腕部自体がセラヴィーにおける肩部GNキャノンであるため、それをそのまま使用可能。また、腕部に内蔵されるGNビームサーベルも使用可能。セラヴィーのGNHWの内、GNキャノンはこちら側に装備される。

セラヴィーガンダムGNHW/3G

TV版には登場しなかった、もうひとつのGNHW。『機動戦士ガンダム00V』に登場。
そのコンセプトは『トライアルシステムの広域展開によりヴェーダとリンクするイノベイターの太陽炉搭載機を無力化する』というものだが、分かりやすく言えば、『ちょっと背中の人を増やしてみました』というその一言に尽きる。

セラヴィーの背部に接続されるセラフィムガンダムに加え、その左右に無人制御型セラフィム「セム」を2機搭載したものであり、セム自体も合体状態ではGNキャノン及びGNバーニアとして機能する。この状態のセラヴィーはGNHW/Bよりも広範囲を同時に攻撃できるという利点がある。

なお、通常のセラヴィーとは配色が異なり、こちらは黒中心のカラーリングとなっている。

セム

SEM セム
型番	GN-00902
全高	16.6m
重量	27.0t
動力	GN粒子貯蔵タンク
武装	GNキャノン×2 GNビームサーベル×2 GNビームマシンガン GNシールド

同じく00Vに登場。先述した通りセラヴィーGNHW/3Gに搭載されている無人機である。
分離時のセムはセラフィムと連動することでトライアルフィールドの有効範囲を数百kmの規模まで拡大することが可能。

外観はほぼセラフィムに準ずるが、動力源は粒子貯蔵タンクであり、各部位が簡略化され頭部もGM顔となっている。
それ以外の性能はセラフィムとほぼ同等であり、脳量子波によって遠隔操作される。

兵装としては、腕部GNキャノンとGNビームサーベルの他、脚部にマウントされたGNビームマシンガンとGNシールド（ケルディムのシールドビットが原型）を使用する。

ただし、ヴェーダをイノベイターに掌握されている状況ではいくらGNキャノンが増えるとはいえセムはデッドウェイトに過ぎず、ヴェーダ奪還前にセラヴィーが撃墜されるという本末転倒な自体が想定された。また、ガンダムとほぼ同等の性能の機体を2機新造することがソレスタルビーイングの組織力では困難である、という問題も存在していた。
このため、GNHW/3Gは廃案となり、次善の策としてGNHW/Bが搭載されることとなった。

関連動画

関連商品

関連項目

• 機動戦士ガンダム00
• ティエリア・アーデ
• ガンダムプルトーネ
• ガンダムヴァーチェ / ガンダムナドレ
• ラファエルガンダム
• ガンダムシリーズのMS・MAの一覧

第4世代ガンダム

• ダブルオーガンダム
• ケルディムガンダム
• アリオスガンダム