タイクーン王とは (タイクーンオウとは) [単語記事]

タイクーン王とは、ゲーム『ファイナルファンタジーV』の登場人物である。
フルネームは「アレクサンダー・ハイウィンド・タイクーン」。

メインキャラクターの1人であるレナ・シャルロット・タイクーンとファリス・シェルヴィッツの父親。

概要をよく見るのだ

タイクーンを治める国王であり、勇敢な剣士でもある。先代タイクーン王から禅譲を受けて国王となったが、好戦的だった先代国王とは違い、平和主義者で争いは好まない。

風の異変に気づき、飛竜に乗って風の神殿へと向かう。しかし眼の前で風のクリスタルが砕け散る様を目にし、その後は各地で目撃される（実はこの時点でエクスデスに体を乗っ取られ操られていた）。バッツやレナ達は残りのクリスタルを守ろうとする傍ら、タイクーン王の足取りを追うために各地を転々とする。
そしてロンカ遺跡の土のクリスタルが砕け散った後、バッツ達を襲うがクルルのサンダーを受けて正気に戻り、己の命を賭して土のクリスタルの輝きを取り戻す。バッツにレナとファリスの二人の娘を託して息を引き取った。

その後、エクスデスとの最終決戦を前にバッツ達に姿を見せて、暁の四戦士らと共にエクスデスの無の力を封じ込める役割を担う。

私の様子が変なのだ…

GBA版以降のリメイクでは、一部のメインキャラの発言に顔グラフィックが付いている。FF5の慣れ親しんだドット絵と、天野喜孝氏の原画をベースにした顔とのギャップが激しく賛否両論の措置であるが、タイクーン王もその対象に含まれている。

だが怪しい兜を被りアイマスクみたいな物を付け、マントを羽織り胸をはだけた髭オヤジという、どうみてもアレにしか見えない姿に衝撃を受けたプレイヤーは多かったと思われ、一転してネタキャラへと昇華することになった。加えて「風の様子が変なのだ…」「こっちへ来なさい…」などという意味ありげなセリフと例の顔グラとの相性から、数多くのコラ画像が作られるなどの扱いを受けることになった。

残念ながら(？)、ピクセルリマスター版では発言に顔グラフィックは付いていない。

セリフ集を見るのだ…

風のようすが変なのだ…（オープニング）
※ GBA版以降では漢字の「様子」になっている。
　何の変哲も無いセリフだが、上記の理由でハム太郎ネタなどのコラ画像にされることが多い。
よく聞くのだ。お前たちは、えらばれし4人の戦士…4つの心がやどる者…（風の神殿）
こっちへ来なさい…（船の墓場；厳密にはセイレーンの幻術）
うぬゥ、あやつがじゃましておる！（ロンカ遺跡）
うるさい！！あの魔物は、この遺跡を守るぬし。自分の弱点を変えてくる…早く、たおすのだ！！（ロンカ遺跡）
バッツどの…2人を守ってやって…ください…（ロンカ遺跡）
あれだけ飛ぶのを楽しみにしてたのに。しょうがないなァ（タイクーン城；過去の回想）
バカモノー！（フェニックスの塔；過去の回想）