ドラゴンリンク 単語

33件

ドラゴンリンク

4.3千文字の記事
  • twitter
  • facebook
  • はてな
  • LINE

ドラゴンリンクとは、遊戯王OCGにおけるドラゴン族を体としたデッキの通称である。

概要

大前提として、ドラゴンリンクはテーマではない。
ドラゴン族のテーマは単体で見ても強力なカードが多く、複数のテーマシナジーを鑑みて構築された集合体のデッキ、いわばグッドスタッフである。

このデッキの強みは制圧盤面を構築するルートが複数確立されており、強力なドラゴン族のカードが登場する度にそれを取り込んで強化することが可という点である。則ち、ドラゴン族が存在する限りこのデッキは形を変えて環境で戦い続けることが出来る。
環境としてはメジャーな立ち位置とは言い難いが、形を変え続け5年以上環境存在感を示しているのは確か。環境規制インフレで栄枯盛衰が当たり前のカードゲームにおいては異色の存在と言えよう。

ドラゴンリンクの歴史2018年10月に登場した3体の「守護モンスターから始まったのだが、《守護アーガペイン》は《クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン》や琰魔竜 レッド・デーモンアビス》といったEXデッキの強力なモンスターを効果で特殊召喚するというトンデモ制圧にあり、現在でも対策しでは詰む可性が高い。《守護エルピィ》もデッキ・手札からドラゴン族をリクルートするため大概である。
結果、アーガペインエルピィを始めとした当時のキーカードは軒並み禁止カード定されており、2024年1月になってキーカードの1枚である《星杯神子イヴ》がようやく制限カードに緩和された。

規制により壊滅状態の時期もあったが、「ヴァレット」と「ドラグニティの強化で再び環境で活躍し始める。その後は《ヴァレルエンドドラゴン》や「ビーステッド」の登場で制圧や展開力に一段と強みが増していく。

ドラゴンリンクは大量展開が基本なので、増殖するG》が天敵となる。
しかし、《増殖するG》が禁止のTCGで強さを発揮しており、日リミットレギュレーションが反映された2023年世界大会でも優勝している。

現在(2024年9月)の基本展開

現在のドラゴンリンクはストライカードラゴンドラグニティナイトロムルス》をL召喚するためのルートの確保が必須となる。

その上で2枚のフィールド魔法《リボルブート・セクター》《渓谷》を回収し、2枚のフィールド魔法モンスターをサーチ・墓地送りを行う。それらを駆使してEXモンスターゾーンロムルス、ロムルスの左下に《守護ピスティ》、右下ストライカーが並ぶように展開する。

その後、更に以下の手順で展開を続ける。

そしてロムルス・デリンジャラスストライカー素材《ヴァレルエンドドラゴンをL召喚。ヴァレルエンドの効果で更にヴァレットモンスター蘇生。2体のヴァレットモンスターヴァレルロード・S・ドラゴンS召喚するのが基本展開となる。

基本展開と記載したのは、構築次第で《琰魔竜 レッド・デーモンアビス》や《深淵のディス・パテル》も追加で出せるからである。

カード紹介

ドラゴンリンクの個々のパーツについては、「ヴァレット」のようにテーマ内で記載されている。ここでは、現在OCGMDで使われているドラグニティナイトロムルス》《渓谷》《守護ピスティ》《ヴァレルエンドドラゴン》について紹介する。

併せて、《ストライカードラゴンドラグニティナイトロムルス》のL素材としてOCGで使用されている《暗 コラサーペント》《白竜 ワイバースター》について紹介する。

ストライカードラゴン》《ヴァレルロード・S・ドラゴン》を始めとした「ヴァレットカードについては単語記事を参照。
《深淵のディス・パテル》を始めとした「ビーステッドカードについては単語記事を参照。

ワイバースター・コブラサーペント

《暗 コラサーペント/Black Dragon Collapserpent
特殊召喚・効果モンスター
4/闇属性/ドラゴン族/攻1800/守1700
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地から属性モンスター1体を除外した場合のみ特殊召喚できる。
この方法による「暗 コラサーペント」の特殊召喚は1ターンに1度しかできない。
(1):このカーがフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから「白竜 ワイバースター」1体を手札に加える。
白竜 ワイバースター/White Dragon Wyverburster》
特殊召喚・効果モンスター
4/属性/ドラゴン族/攻1700/守1800
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地から闇属性モンスター1体を除外した場合のみ特殊召喚できる。
この方法による「白竜 ワイバースター」の特殊召喚は1ターンに1度しかできない。
(1):このカーがフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから「暗 コラサーペント」1体を手札に加える。

いずれもジャンプフェス2013プロモーションカード

フィールドから墓地に送られたときにワイバースター・コラサーペントをサーチする効果を持つ。
通常召喚不可だが、何かしらの手段で墓地・闇属性モンスターを用意することで、除外して特殊召喚が可。片方をL素材にした後、墓地効果でもう片方をサーチ。そのままもう片方が片方のカードを除外して特殊召喚する。

ドラゴンリンクとして明期から活躍したカードだがOCGTCG規制された経験を持つ(現在制限)。マスターデュエルMD)ではワイバースターが2024年1月10日より禁止カード定されたため、この2枚を起点とした展開は不可能となった。
以降ドラゴンリンクは環境で全く活躍しなかったためか、同年9月12日よりワイバースターが制限カードに緩和された。

ロムルス・竜の渓谷

ドラグニティナイトロムルス/Dragunity Knight - Romulus》
リンク・効果モンスター
リンク2/属性/ドラゴン族/攻1200
リンクマーカー左下/右下
トークン以外のドラゴン族・モンスター2体
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカーがリンク召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「ドラグニティ魔法カードまたは「渓谷」1枚を手札に加える。
(2):ドラゴ族モンスタがEXデッキからこのカーのリンク先に特殊召喚された場合に発動できる。
手札からドラゴン族・モンスター1体を守備表示で特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはこのターン、効果が効化され、リンク素材にできない。
渓谷/Dragon Ravine》
フィールド魔法
(1):1ターンに1度、手札を1枚捨て、
以下の効果から1つを選択して発動できる。
デッキからレベル4以下の「ドラグニティモンスター1体を手札に加える。
デッキからドラゴンモンスター1体を墓地へ送る。

ロムルスの(1)の効果で《渓谷》をサーチ。
(2)の効果を使う場合、特殊召喚したモンスターリンク素材に出来ないため、一度破壊するかs素材に使う必要がある。

渓谷ドラゴン族版《おろかな埋葬》の効果を持っている。
ドラグニティをサーチする効果とは択一なので注意。

守護竜ピスティ

《守護ピスティ/Guardragon Pisty》
リンク・効果モンスター
リンク1/闇属性/ドラゴン族/攻1000
リンクマーカー:右】
レベル4以下のドラゴンモンスター1体
自分は「守護ピスティ」を1ターンに1度しか特殊召喚できず、
その(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカーがモンスターゾーンに存在する限り、自分はドラゴ族モンスターしか特殊召喚できない。
(2):自分の墓のモンスターまたは除外されている自分のモンスターの中から、
ドラゴンモンスター1体を対として発動できる。
そのモンスターを、2体以上のリンクモンスターリンク先となる自分フィールドに特殊召喚する。

守護Lモンスターの生き残り。

(1)の制約は大きいものの、ドラゴン体のデッキであれば大きな問題にならない。
(2)の効果は墓地からの蘇生効果だが、「2体以上のリンクモンスターリンク」という条件こそ、守護の特徴。
かつてはリンク2モンスター(マーカー左下右下)の右下に《守護エルピィ》(マーカー:左)、左下にピスティを置くことでピスティエルピィの効果を発動することが出来た。現在は《ストライカードラゴン(マーカー:左)がエルピィの代用となっている。

ヴァレルエンド・ドラゴン

《ヴァレルエンドドラゴン/Borrelend Dragon
リンク・効果モンスター
リンク5/闇属性/ドラゴン族/攻3500
リンクマーカー:上/左/右/左下/右下
効果モンスター3体以上
このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドのこのカーは戦闘・効果では破壊されず、モンスターの効果の象にならない。
(2):このカードは相手モンスター全てに1回ずつ攻撃できる。
(3):フィールドの効果モンスター1体と
自分の墓地の「ヴァレットモンスター1体を対として発動できる。
フィールドモンスターの効果を効にし、対墓地モンスターを特殊召喚する。
この効果の発動に対して相手はカードの効果を発動できない。
この効果は相手ターンでも発動できる。

2019年12月21日発売「LEGENDARY GOLD BOX」にて登場。

召喚条件は効果モンスター3体以上と緩め。
(1)の効果は大モンスターに相応しく、破壊耐性と対にならない効果を持つ。
(2)の効果は相手モンスター全てに1回ずつ攻撃可と。攻撃力3500のこのモンスターを前に並大抵のモンスターを一掃することが可
(3)の効果はフィールドの効果モンスターの効果を効化しつつ、自分の墓地の「ヴァレットモンスター蘇生する効果。しかも、「この効果の発動に対して相手はカードの効果を発動できない。」とあるため、《スキルドレイン》のように前もって効化しないと止めることが出来ない。

関連動画

以下は守護規制前のデッキであり現在は構築不可

関連項目

この記事を編集する

掲示板

おすすめトレンド

ニコニ広告で宣伝された記事

記事と一緒に動画もおすすめ!
vα-liv[単語]

提供: クリッキー

もっと見る

急上昇ワード改

最終更新:2024/11/09(土) 09:00

ほめられた記事

最終更新:2024/11/09(土) 09:00

ウォッチリストに追加しました!

すでにウォッチリストに
入っています。

OK

追加に失敗しました。

OK

追加にはログインが必要です。

           

ほめた!

すでにほめています。

すでにほめています。

ほめるを取消しました。

OK

ほめるに失敗しました。

OK

ほめるの取消しに失敗しました。

OK

ほめるにはログインが必要です。

タグ編集にはログインが必要です。

タグ編集には利用規約の同意が必要です。

TOP