パーカッシヴシリーズとは、ゲーム「pop'n music」等に収録されている楽曲群である。
作曲はシリーズを通してサイモンマン(杉本清隆)が担当。
「パーカッシヴ」というジャンル名通り「音」をテーマにした楽曲群。
メロディの代わりに様々な効果音がノートに割り振られているのが特徴で、ボタンを押すと音が出るという音ゲーの醍醐味がダイレクトに味わえる。
譜面の特徴としては途中に急激なソフラン地帯があるのが大きな特徴で、そのソフラン地帯も一瞬ではなく長め。
その為、低速にあわせて高速を耐えるか、高速にあわせて低速を見切るか、毎回HS設定に悩ませるシリーズである。
担当キャラのMr.KKはシリーズで4回と登場回数の多い部類に属するキャラだが、
「ナンバリングが5作毎に登場し、奇数作の時はインスト、偶数作の時は歌モノを担当する」法則があり、その「インスト曲」がこのシリーズに該当する(オキナワッシヴを除く)。
が、Sunny Parkでナンバリングが、ラピストリアでジャンルが廃止された為、打ち止めになったのも同然であるが、
同じくラピストリアでヒップロック、ダークネス、シンパシー、ヴィジュアルと人気シリーズの新作が登場した事から、いつかは新作が登場するかもしれないと予想されていた。
そして「5作毎の法則」通り、通算25作目のpeaceにおいて、新作の『西馬込交通曲』が登場した。
ジャンル名 | パーカッシヴ | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
曲名 | 西新宿清掃曲 | |||||
アーティスト名義 | サイモンマン | |||||
BPM | 140~280 | |||||
担当キャラクター | Mr.KK | |||||
譜面難易度 | NORMALモード | BATTLEモード | ||||
EASY(5ボタン) | NORMAL | HYPER | EX | NORMAL | HYPER | |
--(5) | 17 | 30 | 43 | ?? | ?? | |
以下はウラ譜面の難易度 | ||||||
20 | 21 | 36 | 43 | ?? | ?? |
初登場はpop'n music 5(2000年11月稼働)で記念すべきシリーズ第1作目。
曲名通り掃除がモチーフで、それにちなんだ音が使われているのが特徴。
同作のボス曲で、EX譜面は当時のAC収録曲としてはかなりの難易度を誇っていた。初出時点のレベルは当時の最高レベルであった32だが、後に43(旧37)に5レベルも格上げされている事からレベル内でも頭一つ抜けた難易度を持っていたといえる。(AC収録曲としては。ちなみに稼働前月に発売されたCS4には更なる難易度の楽曲が収録されていた)
譜面攻略のポイントはシリーズの概要通りソフランが決め手だが、高速地帯の押しづらい乱打や、その後に待ち受ける無理押し混じりの低速地帯と、ソフランへの対応以外にも癖のある配置が多く、比較的難易度のインフレが落ち着いた現在でも油断できない代物である。
それらに加えて、ノート数も当時のAC収録曲としては一線を画す624。(これまでの最高ノートはボーナストラックREMIXの422、当時のAC収録曲中最高難易度を誇っていた移植曲のクラシック2ですら358と400にすら届いていなかった)当時の全ての譜面を過去にする物量譜面としても名を覇せていた。
・・・が、この凶悪譜面はポップン史における難易度インフレの序章に過ぎなかった。
beatmania THE FINAL/beatmaniaIII THE FINAL(2002年7月稼動)にも収録されている。
5鍵beatmaniaの譜面はSPA譜面こそ原作を踏襲しているが、DPAの加速地帯が原作とは全く別の譜面(乱打→縦連打)になっているのが最大の特徴。
DPA譜面は後にウラ・パーカッシヴのEX譜面としてポップンに逆移植された。
こちらは上述のEX以外の下位譜面も別の物に変化しており、HYPER以下の加速地帯でも表EX譜面の乱打が発生する模様。長年CS11でしかプレーできない譜面であったがpeaceにて解禁要素として追加、十数年越しのAC収録となった。
ちなみにbeatmaniaIIIに収録された物は専用ムービー付きで収録になっている。(関連動画参照)
ジャンル名 | パーカッシヴ2 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
曲名 | 西麻布水道曲 | |||||
アーティスト名義 | サイモンマン | |||||
BPM | 124?(62~400) | |||||
担当キャラクター | Mr.KK | |||||
譜面難易度 | NORMALモード | BATTLEモード | ||||
EASY(5ボタン) | NORMAL | HYPER | EX | NORMAL | HYPER | |
--(14) | 31 | 39 | 46 | ?? | ?? |
前作から6年後に後に登場した続編で初出はpop'n music 15 ADVENTURE。
今回は水道やトイレがモチーフで、水の流れる音等が使われている。ミズハタイセツニ ネ☆
前作と同じくソフランが決め手。今回のbpmは基本的に124で進行するが、400と極端に高い最高bpmから察する通り非常にソフランの癖が強く、ポップンにおける個人差譜面の代名詞と言われ続けてきたが、ラピストリアでSUDDENが任意のタイミングでON/OFFできる仕様に変更された為、現在はクリア者が増えている。
また、今作では本楽曲よりも高いレベルの曲が多く登場している為か、前作とは打って変わってデフォルトボス止まりになっている模様。
ジャンル名 | オキナワッシヴ | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
曲名 | 西表島琉球曲 | |||||
アーティスト名義 | サイモンマン | |||||
BPM | 150~170 | |||||
担当キャラクター | しま~ | |||||
譜面難易度 | NORMALモード | BATTLEモード | ||||
EASY(5ボタン) | NORMAL | HYPER | EX | NORMAL | HYPER | |
--(15) | 29 | 36 | 41 | ?? | ?? |
初出はpop'n music 17 THE MOVE。
個人解禁イベント「第1回ポップン映画祭」の「ご当地映画」で解禁する事が出来る楽曲。
沖縄民謡調の楽曲で、沖縄曲らしく声ネタも多めの楽曲になっている。
ナンバリングの法則から外れている点から察する事ができるが、番外編に当たる楽曲で、公式の曲コメントでパーカッシヴシリーズと言われているので、こちらではそれに伴う事にする。
番外編と位置づけられているのか、担当キャラはMr.KKではなく、しま~というシーサーをモデルにした新キャラになっており、EX譜面のレベルが41、bpmも基本150、最高170と全体的に控えめで恒例の急激なソフランも無い。
攻略のポイントを挙げるなら、琉球音階特有のリズム難に注意か。
pop'n music peace
The 8th KONAMI Arcade Championship
決 勝 楽 曲
ARTIST
サイモンマン
MUSIC
西馬込交通曲
曲名 | 西馬込交通曲 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
アーティスト名義 | サイモンマン | |||||
BPM | 190?(80~380) | |||||
担当キャラクター | Mr.KK | |||||
譜面難易度 | NORMALモード | BATTLEモード | ||||
EASY | NORMAL | HYPER | EX | NORMAL | HYPER | |
17 | 32 | 42 | 49 | ?? | ?? |
初出はpeace。2019年1月31日にスタートしたイベント、『ポップンタイムトリップ プロローグ The 8th KAC編』の隠し曲としてプレイ可能となった。The 8th KAC pop'n music部門決勝の最終課題曲として書き下ろされた。ジャンル名があるわけではないが、曲名、アーティスト、キャラクター、曲調から、パーカッシヴシリーズに含まれるとして本記事で記述する。
サイモンマン(杉本清隆氏)による新曲の登場はポップンfantasiaでの『エヴァーポップREMIX/2nd ADVENTURE (AGAIN)』以来であり、リミックスを除く完全新曲としてはTUNE STREETでの『テガミンベース/The post-girl in a hat.』以来6作ぶりである。
モチーフは鉄道であり、列車の走る音や『ポッポー』と鳴る警笛などが印象的に使われている。(ちなみに、西馬込には東京都交通局の車両基地(馬込車両基地)がある。)
そのEX譜面のレベルはパーカッシヴ史上最高の49。表記BPMは190?で、案の定80~380の間でソフランする。JOMANDAを彷彿とさせる、『段階的に減速→段階的に加速→瞬間的に減速し元BPMへ』という形式のソフランを持つ。それだけでなくロングポップ君も搭載されており、ノート数は1583、つまり辛ゲージである。さらにラストには赤軸を主としたラス殺しが待っている。
このような狂った譜面を、KACポップン部門ファイナリスト達は練習なし一発勝負(女子部門はそれに加えて初見)でプレイすることになってしまった。それも含めた決勝での出来事は下を参照。
2019年1月27日、The 8th KACのpop'n music部門決勝が行われた。
KACポップン部門においては、決勝の最終課題曲として新曲が書き下ろされるのが恒例であり、前回のK∀MUYに続き今回はどのような楽曲が登場するのか、プレイヤーたちの注目を集めていた。
女子部門のファイナリストは8322選手、あめ選手、もりやま選手。男子部門と違い、女子部門では完全に初見で最終課題曲をプレイしなければならない。そんな緊張感が場を包む中、楽曲の発表とともに3選手を出迎えたのは、Mr.KKの不敵な横顔だった。
解説席「パカ3か!?パカ3か!?……パカ3だーーーーーーー!!!」
決勝楽曲の正体はまさかのサイモンマンによる新曲。曲名、アーティスト名、キャラクター、すべてがパーカッシヴシリーズの最新作であることを示していた。会場がどよめいたのは言うまでもない。
譜面の詳細については先述のとおりである。女子部門決勝での初見プレイの結果は、ファイナリストのうち8322選手、もりやま選手の2人がFAILEDという大波乱のものであった。しかし、あめ選手は初見にもかかわらずクリアしており、男子部門ファイナリストは(初見ではないとはいえ)全員がクリアしている。人類の進化ってすごい……。
ちなみに、同日に行われたSDVX部門決勝でもとんでもないソフラン曲が登場して、波乱を巻き起こしたという。→*Feels Seasickness...*
西新宿清掃曲
西麻布水道曲
西表島琉球曲
掲示板
12 ななしのよっしん
2019/02/02(土) 22:55:39 ID: VXFeJ2dq+D
7thKACの男子決勝でパカ2が選ばれて「意外」と言われていたのが伏線だったとは……
13 ななしのよっしん
2019/05/10(金) 00:28:07 ID: HcSbE6Rhzb
久々にウラ譜面やって思ったけど表は汚い上に押しにくいで、裏は綺麗な配置故に押しにくいって感じだな。
14 ななしのよっしん
2020/11/06(金) 03:15:30 ID: nVV8M/T5Km
ポップンってジャンル表記無くなっちゃったけど、こういうシリーズ物だけはジャンル表記残しておいてほしかったと思うわ。
ヒップロックとかシンパシーとか。
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最終更新:2025/01/03(金) 17:00
最終更新:2025/01/03(金) 17:00
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