フェルディナンド博士とは (フェルディナンドハカセとは) [単語記事]

フェルディナンド博士(ふぇるでぃなんどはかせ)とは、荒木飛呂彦による漫画「ジョジョの奇妙な冒険」の第7部「スティール・ボール・ラン」の登場人物である。

「大地」を敬えと言ったはずだ

第7部「スティール・ボール・ラン」の登場人物。
大統領からの刺客。地質学と古代生物学の学者。二年前に悪魔の手のひらを探索中スタンド能力に目覚めた。
「スティール・ボール・ラン」レース 3rd ステージの途中のロッキー山脈の山でDioを恐竜化させ使いっパシリにさせるという衝撃的な登場を果たす(ジョニィもジャイロもDioがスタンド使いと思い込んでいた)。

れっきとした男性だが薔薇をあしらった服装といい顔といいどことなく淑女といった見た目をしている。イケメン化した大統領に少し似ている?

大地を尊敬している。他の者も自分と同じよう尊敬するべきだと考えているようでジョニィのポイ捨てを咎めていた。またかつて地球で繁栄した恐竜が滅んだのは「大地を敬うことを知らないアホ頭だから」らしい。だが彼の最期は皮肉にも自身もその因果関係を理解できていなかったため訪れてしまった。

聖人の遺体が1900年前の誰の遺体であるかを把握しておりヴァレンタイン大統領の下で遺体を集めるのも『万人からの尊敬』=『繁栄』という考えがあるため。

主要人物ディエゴのスタンドの元の持ち主でありながら戦闘での主な脅威が博士より恐竜化した(させた)ディエゴと村人達であり自身の登場は比較的遅めだったことやディエゴのほうが能力を使いこなしていたりすることからか妙に影が薄い。なかなかの策士であり遺体がなければ詰んでいたような状況まで追い詰めたのだが…バトル中ジャイロに遺体の目が食い込むイラストのほうがひょっとしたら有名かもしれない。

…というより、それ以前に彼がわざわざ表に出て戦わなければ戦闘の行方は違っていたかもしれない。

名前の由来は、イギリスのロックバンド「Franz Ferdinand(フランツ・フェルナンド)」より。

「能力」は「スケアリーモンスターズ」と名付けた

スケアリーモンスターズ
【破壊力:B / スピード:B / 射程距離:D / 持続力:A / 精密動作性:C / 成長性:B】: 傷をつけた生物を恐竜化させて支配下におく能力。恐竜化した生物に傷つけられた生き物も徐々に恐竜化していく。この恐竜はディノニクスやオビラプトルに似ている。; Dioは傷つけられて落馬したのだがしばらくしてからは下らない洒落を言ったり曲芸乗馬を披露してジャイロから「ラリっている」と称されるほどテンションがハイになっていた。脳の萎縮によるものだろうか?; フェルディナンド博士はDioと違い自身を恐竜化することは出来ない(恐竜の体内に隠れることは可能)。完全に司令塔としての役目を担う。; フェルディナンドが倒れた後は遺体の「目玉」の力でいったん消えた恐竜化が「才能」としてDioに受け継がれた。その後は保護色で木に擬態させたり警備員をランプ状に変身させたりと若干能力を拡張させ過ぎのような気がするレベルで応用していく。余談だがこのときの「保護色か?ランプは好きか?明かりはつかないという意味だが。」という台詞は迷言とされる。; ホット・パンツとの共闘とは言えパラメーターが射程以外オールAのD4Cを格闘戦で圧倒したりもしている(D4Cの射程距離はCなのでパラメーター上は全て劣っている)。; この恐竜はとてつもない動体視力と運動神経を持っているが止まっているものは見えないという弱点がある。まだ人間の状態を保っているDioもコーヒーを認識できなかった(それなら建物や家具、地形も見えないのでは?能力を引き継いだDioはレースに復帰した後もある程度恐竜化状態なのだがその時はこの弱点を克服したのだろうか)。; スタンド名の由来は、イギリスのミュージシャン「David Bowie(デヴィッド・ボウイ)」のアルバム名兼曲名の「Scary Monsters」から。