メ・ガリマ・バとは (メガリマバとは) [単語記事]

「振り向くな！」

メ・ガリマ・バとは、特撮テレビドラマ『仮面ライダークウガ』に登場する蟷螂種グロンギ怪人である。

演：山口涼子（現・木戸美歩）

未確認生命体第36号：メ・ガリマ・バ
登場作品	仮面ライダークウガ
サブタイトル	EP23「不安」 EP24「強化」他
身長	197センチメートル
体重	178 キログラム

概要

長野県の九郎ヶ岳にて復活した古代の戦闘民族「グロンギ」の一人で、「ズ」集団よりワンランク上の「メ」集団のリーダーである。

「ズビボザパデデダバシバジザギゴブセボレメ」
（数にこだわってばかりな時代遅れの「メ」め）

「ズ」集団が次々とクウガに倒された事で「ラ・バルバ・デ」により召集され、「メ」集団のゲゲルを見物していたが、第23話「不安」第24話「強化」にて、自らもゲゲルと呼ばれる殺人ゲームの参加者となり、クウガと戦った。

「メ」集団からワンランク上の「ゴ」集団にランクアップする為に、本来「ゴ」集団が行う「ゲリザギバス・ゲゲル」に近い「ゲゲル」を実行しようと考え、武器製作担当の「ヌ・ザジオ・レ」に切れ味鋭い大鎌を用意させた。
そして、人間体の状態で電車に乗り、同じ車両に乗車していた288人を腰につけた香の煙でマーキングし、18時間以内に288人全員を見つけ出して殺害すると言うゲゲルを、2000年 6月22日中央区晴海から開始した。
このターゲットには沢渡桜子も含まれていた。

殺害方法は、人間体のままターゲットとなった人間とすれ違いざまに大鎌で首を斬り、

「振り向くな！」

とつぶやいてこちらを振り向かせ、その遠心力で首をねじ切らせて殺すという凶悪なもの。ターゲットとなった人間は老若男女問わず、子供ですら容赦なく首をはねていった。

駆けつけたクウガとの戦いにて怪人体に変身し、タイタンフォームと互角の戦いを繰り広げたが、クウガのバイク「トライチェイサー2000」と馬の鎧「ゴウラム」が合体した「トライゴウラム」による体当たり攻撃「トライゴウラムアタック」を受け、一時撤退した。

クウガによるダメージが回復した後にゲゲルを再開したガリマだったが、一条薫ら未確認生命体対策班によりゲゲルの対象者の秘密が解明され、同乗していた人間達が一斉に屋内に引きこもった。この為、ガリマはターゲットを見失ったかに思えた。

しかし、偶然外出中でこの情報を知らなかった沢渡桜子を神宮外苑で発見し、これを殺害寸前まで追いつめた。
そこにクウガが間一髪駆けつけ、両者は再び戦いに突入する。ガリマはライジングタイタンフォームによる「ライジングカラミティタイタン」を受け、2000年 6月22日神宮外苑にて爆死した。

グロンギ族の殺害方法は、テレビ朝日プロデューサーの意向により、人間には絶対不可能なものにすることになっていたのだが、それを踏まえてもガリマの「斬首」と言う殺し方はショッキングなものであった。実際に首が落ちる場面は画面には映らないものの、斬られた人間が振り向いた後に首が落ちた音が鳴るという表現に戦慄し、「振り向くな」と言う言葉がトラウマになった視聴者もいたとか。