ライザリン・シュタウトとは (ライザリンシュタウトとは) [単語記事]

──あーあ、退屈だなー。何か面白いことないかな

ライザリン・シュタウト (Reisalin Stout、愛称ライザ)は、『ライザのアトリエ〜常闇の女王と秘密の隠れ家〜』および『ライザのアトリエ2 〜失われた伝承と秘密の妖精〜』の主人公である。

概要

RPG シリーズ『アトリエシリーズ』の『ライザのアトリエ〜常闇の女王と秘密の隠れ家〜』および『ライザのアトリエ2 〜失われた伝承と秘密の妖精〜』の主人公を務める錬金術士の少女。一作目初登場時の年齢は17歳。

平凡で特徴がないのが特徴の少女。
奔放で男の子っぽいところもあり、正義感が強く、自分が正しいと思ったことは簡単には曲げない。

とされているが、注目されたのはトリダモノ氏のキャラクターデザインによる決して平凡ではないむちむちすぎる太ももである。これによって多くの紳士たちが狂喜乱舞し、第一作発売前からSNSでは多くの二次創作が生み出され、アニメが放送されると何故か太もものサイズが単位化されてしまった。⇒ライザ(単位)

なお、後に発表された新キャラのリラ・ディザイアスが更に非凡な容姿の持ち主であった為、ライザの平凡という紹介にも納得という声があったとか。

同一世界観の二作目も主人公として続投しているが、これは『アトリエシリーズ』では初の出来事。一作目が『アトリエシリーズ』という作品群の中で全世界累計出荷数最多を達成したのが理由の一つと思われる。

エリプス湖という汽水湖に浮かぶクーケン島にあるラーゼンボーデン村に住む農家の娘で、父のカール（CV：緑川光）と母のミオ（CV：永島由子）の三人家族。

物語開始時点で歳の近い友人は幼馴染のタオ・モンガルテンとレント・マルスリンクのみで、子供達は皆真面目に家の手伝いをしていたため仲良くなる機会が無かったそうである。その後、始めて冒険に出た際知り合ったクラウディア・バレンツとも友達になる。

家の手伝いをサボってはタオやレントと遊んでいるので口うるさい大人や仲の悪い幼馴染のボオス・ブルネンからは3人まとめて悪童呼ばわりされている。

島の外から来た錬金術士アンペル・フォルマーの下へ押しかけ錬金術を教えて貰い晴れて錬金術士となったが、アンペルからは昔負った腕のケガを理由に先生になる事自体は断られた。その為先生や師匠ではなくさん付けで呼んでいる。

紹介文では男の子っぽい所もとはあるが、お嬢様のクラウディアよりはとか、冒険心や正義感の強さが男勝り、といった感じで、アンペルの相棒で武闘派のリラに対してクラウディアと二人で美しさの秘訣を教えて貰おうと詰め寄ったことがあるくらいには女の子（?）である。二作目では錬金術で調合した香水を付けていたりもする。

農家だが農業にはあまり興味がなく普段は家の手伝いをサボってはミオからよく怒られているが、カールは娘に対して穏やかに接し、いつか彼女も農業のすばらしさを理解してくれると考えている。しかし、父の農業と作物にかける情熱にライザは当分その境地には辿り着けそうもないと漏らしていた。

実は、アトリエの傍に作られた畑で調合した種から出来た作物を収穫できるのだが、種にこだわると最高クラスの素材が収穫できる為、良い種を作る所から始めるライザの姿も見れる。

錬金術はレシピを閃く能力に長けている様で、他作品の主人公の内、参考書より自分で閃く方が多いタイプに属するが、従来作品を知るプレイヤーから見た場合彼女の能力で恐るべきはその成長速度である。

従来のアトリエシリーズはエンディングまでに物語上年単位の時間が経過するのがほとんどで、所謂錬金術の奥義とされる「賢者の石」や「エリキシル剤」の調合には数年かけて積み上げた実力と素材を基に調合されることになる（それでも大概他の錬金術士が驚く程速い）。

しかし、ライザのアトリエは期限や経過日数の概念はないが、それぞれひと夏の間に起こった出来事となっており実質ワンシーズンしか経過していない。よって上述のアイテムもこの期間に作製可能な実力に達する事が可能であり（賢者の石の方はラスボス討伐後になるが）、世界観が違うので他作品の主人公と厳密に比べられないが、たった数か月で賢者の石を作れるところまで来た初の主人公となった。