ロレント・F・シュゲルグ

ロレント・F・シュゲルグとは、『ファイナルファイト』シリーズ、及び『ストリートファイターZERO』シリーズ等のキャラクターである。

概要

『ファイナルファイト』のアーケード版ステージ4のボスとして初登場（SCE移植版には登場せず、続編の『ファイナルファイト2』にてステージ5のボスとして登場）、『ストリートファイター』シリーズでは『ストリートファイターZERO2』から参戦している。

代表国はアメリカだが出生は旧東ドイツ。1980年にアメリカへ亡命している。年齢は推定30代後半～40代半ば（ZERO2時点）。
カーキ色の軍服と赤いベレー帽姿で、顔に斜めにはいった大きな傷跡が特徴的。一人称が「吾輩」など、口調や発言も軍人然としたものである。やや狂人じみた性格で人道的とは言い難い面も目立つが、洗脳による統治を否定する等、彼なりの美学も持ち合わせている。

犯罪組織マッドギアの元幹部であり、マッドギア壊滅以降は「国民全員が軍人」という究極理想国家を建国すべく奮闘。
究極の国防と完璧な平和の実現を目指している。軍備増強や人材集めに余念がなく、勝利メッセージ等で、能力の高い格闘家を部下として自分の軍隊に引き入れようとする様子が見て取れる。

爆薬や銃火器の扱いに精通した白兵戦のプロで、勝利のためには手段を選ばない。『ストリートファイター』シリーズではロッドによる攻撃は勿論のこと、生身の人間に手榴弾を仕掛ける、惜しげもなくナイフを投げる等、およそストリートファイターらしからぬ技の数々で相手をイラつかせ翻弄する。

そのやり口は「卑怯」「狡猾」と評されることがあるが、本人は『ZERO2』にて「卑怯者という言葉は負け犬から聞ける最大の賛辞である」としている。

『ZERO2』エンディングでは、戦車に乗り込みメトロシティで武装蜂起を起こそうとしている。

『ZERO3』ではサイコドライブを奪うためベガと戦うが、「洗脳による統治など愚の骨頂」としてこれを破壊した。その後、一度は袂を分かったマッドギア時代の同僚・ソドムが再び現れて「ロレントの夢である完璧な平和をどうやって果たすか見てみたい」と言い、ロレントは彼を「同志」と呼び、完璧なる平和を築くと宣言した。一方ソドムのエンディングでは、ベガのサイコドライブに命をかけて突撃したソドムの生存を信じた。

『ファイナルファイトリベンジ』では概ね『ZERO2』のエンディングを踏襲している（ちなみに当作品のハガーのエンディングはその逆側からの視点である）。また、部下であるエルガドの家族を殺害したと設定されており、エルガドのエンディングでは隙を見せたために彼の復讐の刃を受けるところで終わる。

『ストリートファイターEX』では、ドクトリン・ダークのバックストーリーに関っており、ロレントの部隊はダークの所属していたガイル直属の部隊を壊滅させ、ダークに重症を負わせている。これによりダークの性格が一変し、ガイルとロレントに対し復讐を目論むようになった。

ストリートファイターとしての性能

必殺技は移動技から追加入力で奇襲技に変化するものが多くトリッキーなキャラ。接近戦は弱Pや投げで追い払い、とにかく逃げるそこから奇襲や牽制で、うまく相手の移動や牽制を潰していくのが基本的な戦法。

蛇足

スーパーストリートファイターⅣにマッドシティメトロシティのステージが公開された際ロレントの参戦を期待されたが、全然そんなことはなかった。

…が、２０１４稼動のストⅣアッパーバージョン『ウルトラストリートファイターⅣ』にて遂に参戦。
「S.I.Nが開発した能力強化装置の情報を得て、軍備拡張のために強奪を計画する」というストーリーになっている。

尚、テーマ曲は『ファイナルファイト』のSTAGE4後半のアレンジである。ロレントのテーマ曲は『ZERO2』以降長らくSTAGE5前半、いわゆる「ベイエリア」のアレンジであったため、『ウルⅣ』にてようやく彼本来のテーマ曲が使用されたと言える。

関連動画

関連商品

関連項目

• ファイナルファイト
• ストリートファイターZERO3
• ストリートファイターシリーズのキャラクター一覧
• カプエス2
• ストリートファイターⅣ