二階堂彩香(にかいどう あやか)とは、川岸殴魚によるライトノベル『人生』(小学館・ガガガ文庫)に登場する人物である。
『人生』を原作としたアニメ『人生相談テレビアニメーション「人生」』でのCVは前田玲奈。
『人生』ならびにテレビアニメ『人生相談テレビアニメーション「人生」』におけるヒロインの1人。
「お悩み相談コーナー」の母胎である第二新聞部の部長。九文学園2年5組 → 3年5組。
髪は銀色の、ややウェーブのかかったロング。左耳の上に鉛筆を模した髪留めをしているのが特徴。
赤松の従姉妹であり、本作における影の狂言回し。物語の大きな流れは彼女が作ったものであり、原作各巻もまた(基本的には)彼女の課題に沿う形で進行する。お悩み相談コーナーもまた課題の1つに過ぎず、当初告げた目的は「赤松の人生をステージアップさせるため」。その影で何か画策しているようだが果たして真意は……。第一新聞部部長の浅野や生徒会長の香織とは因縁浅からぬ様子。
強気かつ行動的。曲がった事が大嫌いで、歯に着ぬ着せぬお姉さんタイプ。他方、自分を気遣い第二新聞部に入った赤松には感謝しており、厳しく鍛えつつも色々気遣っている模様。(彼も「小さいころからお姉さんのようにかわいがってくれた」彩香を大事に思っており、彼女の危機には気弱ながら奮起する事も) 原作7巻では、労いの意味も込めて誰か女性を誘うよう遊園地のチケットを渡している。自分が誘われたらどうする気だったんでしょうね。
敵と認めた者には好戦的かつ破天荒であり、しばしば梨乃たち回答者たちを思わぬ騒動に巻き込んでしまう。しかしそういう部分に根ざした因縁によって、第二新聞部がとある学校行事に参加できなくなった時は、後輩たちだけでも参加できるよう憎き仇敵に何度も頭を下げ、土下座や靴舐めすら厭わぬ姿勢を見せている。良くも悪くも親分肌といえるだろう。
進級後、様々な困難があったにも関わらず入部してくれた梨乃たちに、瞳を潤ませる涙もろい一面も。
目的のためなら手段は選ばぬタイプでもあり、ある情報を得るために部費の残額全てを使い切った。赤松は補填のため泣く泣くゲームを売った。勝利のため敵の誘いに敢えて乗る狡猾さも有しており、要するに敵でも味方でも恐ろしいタイプ。(いずれも原作5巻より)
同7巻では、リア充のクリスマスパーティに憤激している。仇敵主催とはいえ、怒る様はぼっち系代表梨乃以上に攻撃的。ちなみに赤松へ友や恋人や敵を作るよう進言しているが、彼女自身の友や恋人は同8巻になっても一切出ていない。敵ならいるが、敵だけしか出ていない。実はキャラクターが強烈すぎるせいでぼっちなんじゃ……。
お悩み相談コーナーならびに 第二新聞部を設立した真の目的は(ネタバレ反転)香織ならびに彼女率いる現生徒会の打倒&新生徒会メンバーの育成。お悩み相談を通じて支持者を増やし、反生徒会勢力を育てるのが1つ。そして打倒後、回答者たちを生徒会の要職に就かせるのが1つ。赤松を鍛えるのは、彼を生徒会長にするため。
(反転)理事長の孫娘である香織は、予算を私的に流用するなどの独裁を行っており、彩香は赤松たちの入学前から戦っていた。その頃はまだ浅野と同じ第一新聞部に所属しており、香織の不正を暴くまであと一歩のところだった。しかし香織に露見。圧力に屈した浅野は、記事のデータを消去。彩香を退部処分に。が、不正に諾々と従うのを良しとしない彼女は、第二新聞部を設立。あとは作中の通りである。
が、同5巻の美少女コンテストを巡る騒動で、第二新聞部が実質消滅の危機を迎えた後は、後輩に迷惑をかけた上に助けられる形になった自らの力不足を悔い、当初の目的とは違うお悩み相談コーナーの在り方を模索し始めた様子。
余談だが、彩香と赤松以外の第二新聞部部員は、原作7巻まで全て幽霊部員……名義だけの存在だった。(反転)生徒会長の圧力があるとはいえ、それを跳ね除けてまで共に戦ってくれる仲間はいなかったのだろうか。やっぱ実はぼっちなんじゃ。梨乃、ふみ、いくみ、それから絵美といった回答者たちは、1年生時点ではただの外部協力者であり、進級後(原作8巻)晴れて正式な部員になった。更にもう1人加わるのだが、アニメでは多分出ない。
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最終更新:2024/12/21(土) 21:00
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