函館工業高等専門学校とは (ハコダテコウギョウコウトウセンモンガッコウとは) [単語記事]

注意：この記事は編集者の曖昧な記憶と印象によって書かれています
関係者の皆様へ：
広い心で読んで下さい。間違ってても怒らないでね！

概要

函館工業高等専門学校のは1962年に開校された国立高専12校のうちの1校である。

略称としては「函館高専」「NITHC」「HNCT」等が存在する。ただし、「NITHC」「HNCT」という表記は両方とも「八戸高専」と重複するため注意が必要となる。したがって後者二つは在学生はほぼ使っていない。めんどくさいから統合しようぜ

1年生の間は混合学級で各分野の基礎的な内容を学び、前期中間から後期中間までの3回の試験の結果によって各学科、コースに振り分けられる。

学科

本科、専攻科共に3学科で構成されているが、この内生産システム工学科のみ扱いが特殊で、その中で3コースに分かれた上で、それぞれ別の学科のような扱いになる。因みに機械、電気、情報の分野だけ実質一学科としてくくられているせいで、推薦入試で学科に確実に入れるシステムがこの3分野に限っては無意味になっている。生産システム工学はこの三要素が深く関わるから分からなくはないが…

生産システム工学科
- 機械コース(SM)
- 電気電子コース(SE)
- 情報コース(SJ)
物質環境工学科(CC)
社会基盤工学科(ZZ)
生産システム工学専攻(AS)
物質環境工学専攻(AC)
社会基盤工学専攻(AZ)

生産システム工学科機械コース

前身は機械工学科。2014年度から生産システム工学科に改組、その中に機械コースとして設置され、今に至る。機械分野について学ぶが、その他に電気や情報分野の事も併せて学ぶので、「プログラミングとか電気やりたくないから機械行こ」みたいなノリで行くと痛い目に遭う。因みに機械科の御多分に漏れず、女子は5クラス中一番少ない。

今や卒研とか実験でも普通に電気やプログラミングの事は使うのでかなり役に立つのだが、インターンに行って別高専の人間と交流した筆者の感想としては、機械科として学ぶべき教養を一部割愛している関係で機械の人間としては器用貧乏になりやすいという感想。進学するなら、自分で勉強は必要になる。

生産システム工学科電気電子コース

前身は電気電子工学科。2014年度から生産システム工学科に改組、その中に電気電子コースとして設置され、今に至る。電気電子分野を学ぶが、生産システムなので力学やプログラミングもやる。生産システム3コースの中で大変と評判で(主に分野自体が複雑なのとレポートが手書きなのが理由)、クラスの人数の半減期が4年である。

生産システム工学科情報コース

前身は情報工学科。2014年度から生産システム工学科に改組、その中に情報コースとして設置され、今に至る。動画編集スキルを持っている人が多い。授業ではやっているわけではないので、やはりそういう人が集まるコースらしい。

あと女子が多い。羨ましい。

物質環境工学科

前身は物質工学科。2014年度から物質環境工学科に改組、今に至る。個人的な印象としては、"比較的"楽単が多いイメージ。そのおかげか編入学率が全クラス中一番。羨ましい。更に女子も多いのでカップルが多い印象。羨ましい。ただ化学分野のお約束を覚えるのに苦労するらしいので、化学分野にアレルギーを持つ人は難しいかも。

今の学科長(2023年現在)が地元企業と協力して、日本酒をつくっている。曰く、「地元の魚は美味しいのに、それと一緒に飲む酒が地元産じゃないやん！(要約)」とのこと。

社会基盤工学科

前身は環境都市工学科。2014年度から社会基盤工学科に改組、今に至る。全クラスの中で一番大変と名高い。間違うと人の命が危ないから仕方ないね測量実習は13時から始めて18時になっても終わらないとかザラらしい。そのおかげで留退力学を活発に観測することが出来るクラスである(無論他のクラスでも観測できないわけではない)。留年せずに卒業出来たら誇っていいと思う。

学生生活

制服は無いので楽。ただこれによって学年が上がるにつれてやべー服装の奴が現れるようになる。それとバランスを取るように、実習の日は作業着登校する人たちが現れる(主に寮生)。

校舎は高専の例に漏れず函館市の端に位置する。更によく変なものが緊急着陸する事に定評のある(そしてその度に野次馬に行く)函館空港が近くにある為、とてもうるさい。が、せいぜい旅客機位しか飛ばないし、滑走路の延長線上にはないので半年位で慣れる。更に慣れると旅客機の離陸で大体の時刻が分かるようになる。

"直線距離"ではすぐそこにショッピングモールがある。しかし行くのはとても大変である。何故か？”道のり”が遠いからである。函館高専は丘の上にあり、ショッピングモールは丘の下にある。なので、すぐそこに見えているのにもかかわらず、迂回していく事を余儀なくされている。寮生からは「社会基盤の卒業研究で階段作れ」とショッピングモールに出かけるたびに言われている。

校門が1か所しかない。ので、朝方は滅茶苦茶混む。

学生寮(春潮寮)

何も言う事は無い。強いて言うなら、北海道に位置するのに断熱が糞な事。夏は無風でそこそこ熱いのに冷房がない(何なら冷凍庫も無い)事。つまるところ夏は暑く冬は寒い。これでも高専の寮としてはマシな部類らしい。(実際、そういう理由で海峡を渡ってここに来る青森県民も多い) TOEIC550点以上取れば国際棟に入れて、断熱ありエアコンありの生活が出来、ある程度マシになる。その前に本棟の断熱工事してくれ。夏は良いが、冬は死活問題だ。