劔谷高校とは (ケンタニコウコウとは) [単語記事]

劔谷高校とは、『咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A』に登場する高校である。

概要

兵庫県にある歴史ある高校。中でも麻雀部は長い歴史と伝統を持つ。前年秋の近畿大会で準決勝に駒を進めている^[1]ことや、劇中で新子憧が対戦相手である古塚梢に対して「あの劔谷の部長」と警戒する発言をしていることから、少なくとも関西においては強豪校として知られているものと思われる。

第71回全国高等学校麻雀選手権大会においては見事全国屈指の激戦区である兵庫県を勝ち抜いて代表の座を勝ち取った。全国大会1回戦ではやはり強豪として知られる茨城県代表・大甕商業高校などを圧倒して2回戦に進出。しかしその2回戦では北大阪代表・千里山女子高校の前に苦戦を強いられ、なんとか奈良県代表・阿知賀女子学院と2位争いを繰り広げるもオーラスで逆転を許し、惜しくも準決勝進出を逃す結果となった。

2回戦における対戦相手が裸ジャージだったり夏なのにマフラー・手袋着用だったり男装だったり肩出しヘソ出しだったりドレッドヘアーだったりキングスライム帽子だったりと、校則に服装規程など存在しないかのような多彩な服装であったのに対し、劔谷高校のメンバーはカーキ色のラインの入ったベストにブラウンのスカートという落ち着いた配色の制服で服装を統一しており、地味その伝統への誇りと育ちの良さを感じさせる。また麻雀部は茶室を部室として利用しており、対局の合間に茶を点てたりしているあたりからもある程度以上のアッパークラスの通う学校であることが推測される。

漫画版では同じ対戦校の越谷女子と並んで、阿知賀と千里山の叩き合いの為の踏み台的な扱いの印象が強かったが、作中では1回戦が大幅に省略されている影響もあってか、アニメ版では全国戦にて阿知賀が（実質上の）最初に乗り越えるべき相手として描かれており、対戦相手からも強豪として認知されているような台詞があったり、控え室での会話や回想シーンが追加されるなど、越谷女子と比べてかなりの厚遇っ振りである。

なお、校名の劔谷は兵庫県芦屋市に実在する地名・劔谷（つるぎや）からとられているものと思われる。芦屋市の山の手、関西随一の高級住宅街として有名な六麓荘町のすぐ西側に位置し、山林と兵庫県警察学校の敷地が広がる地区である。また周辺は芦屋大学、甲南高校、甲陽学院高校、『涼宮ハルヒの憂鬱』に登場する県立北高校のモデルとして知られる西宮北高校などが立地する文教地区となっている。

劔谷高校麻雀部員

先鋒　椿野美幸（3年生）
- もー。口癖のおかげでやたらと目立っていた。詳細は個別記事で。
次蜂　依藤澄子（2年生）
- やや存在感に乏しい。が可愛い。無難な闘牌で襷を渡した。
中堅　古塚梢（3年生）
- 劔谷の部長。あらゆる意味でチームの柱だが、結果だけ見ると最もチームで失点が多いと残念な結果に。
- 古き伝統を守りつつも新しき風を取り入れていくという姿勢のようだ(回想より)。
副将　森垣友香（1年生）
- チーム唯一のプラスでバトンを渡した1年生。そしてチームメンバーで唯一の巨乳。開幕8000オールでド派手に決め、その後は大きく失点もなくチームを2位にした。帰国子女で正座が出来ず、やや品位に欠けるところもあるが部長の梢は認めているようだ。
大将　安福莉子（1年生）
- 劔谷最大の失策。というか主人公補正の犠牲者。単独記事が出来たので詳細はそちらで。