『咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A』とは、原作:小林立、作画:五十嵐あぐりによる漫画である。
『月刊少年ガンガン』(スクウェア・エニックス)にて2011年9月号から2013年4月号まで連載。後に2020年3月25日発売の『月刊ビッグガンガン』Vol.04より新章が連載開始。
概要
『咲-Saki-』のスピンオフ作品。
奈良県の女子校・阿知賀女子学院に通う高鴨穏乃らが、かつての親友・原村和と再戦するためにインターハイを目指す美少女麻雀物語。
「side-A」の名の通り、全国大会Aブロック側の試合をメインとした物語である(本編の清澄高校はBブロック側)。
全国大会準決勝までは概ねハイライト描写が多く、実質準決勝から本当の戦いが始まる。
登場人物
阿知賀編以外の登場人物については「咲-Saki-」「咲日和」を参照。
登場人物リストは「咲-Saki-の登場人物の一覧」を参照。
奈良県代表。10年前に赤土晴絵らの活躍により一度インターハイ出場を果たしているが、その際は準決勝にて敗退。その後麻雀部は廃部となるも、穏乃たちによって復活。コーチに赤土を迎え、再びインターハイ出場を果たした。
- 高鴨穏乃(たかかも しずの) - 声:悠木碧/実写版:桜田ひより(小学生時代:岡崎美優)
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- (小学校:奈良) - 阿知賀女子学院中等部 - 同高等部
1年生、大将。ポニーテールで明るく元気で活動的な性格。愛称は「しず」。
素肌に直接丈の長いジャージ(上のみ)を愛用しており、その際どさは作中随一である(当然はいてない)。ただし、外見は小学校の頃から殆ど変化してない…。
転校しインターミドル個人戦王者となった和の背を追い掛け、今は無くなってしまった阿知賀女子学院麻雀部を再結成し、インターハイ全国大会出場を目指す。
- 麻雀の実力は並(?)だが、どれほど劣勢でも決して諦めず最後まで勝利を模索する粘り強さが持ち味。常にゲームそのものを楽しみ、逆境により燃え上がるタイプ。
「友達になろうよ――――和!」
- 新子憧(あたらし あこ) - 声:東山奈央/実写版:伊藤萌々香(小学生時代:峯田百花)
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- (小学校:奈良) - 阿太峯中学校 - 阿知賀女子学院高等部
1年生、中堅。人懐っこく社交的なデジタル派。偏差値70の晩成高校に余裕で合格出来ると豪語するほど頭脳明晰。穏乃や和とは小学生時代からの親友であったが、古豪麻雀部を有する晩成高校への進学を見越して阿太峯中学校に進学。一時は穏乃とも疎遠になるが、和の活躍を見た穏乃からの電話をきっかけに阿知賀女子学院高等部へ入学し、共に県予選突破を目指すことを決意する。
阿太中時代に穏乃の身長を追い越し、髪を伸ばす等大きな身体的成長をみせた。
- 雀風はいわゆる最新デジタル派。特に鳴きの使い方・判断が上手い。
「遊ぶんだ…和と!!」
- 松実玄(まつみ くろ) - 声:花澤香菜/実写版:恒松祐里(小学生時代:松澤可苑)
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2年生、先鋒。温和で頼れる黒長髪の少女。大きなおもちの持ち主。
実家は旅館を経営しており、幼い頃はよく姉の宥や灼と一緒に常連のお客と麻雀を打っていた。阿知賀こども麻雀クラブでも実力はNo.1だった。こども麻雀クラブが解散した後も阿知賀の麻雀部部室跡を一人で二年以上毎週掃除し、いつか皆が戻って来る事を夢見ていた。
ドラに愛される余り、場の全てのドラが手牌に集まって来る。その異能っぷりは全国大会で「阿知賀のドラゴンロード」と評されることになる。
アニメ版の監督曰く、阿知賀編麻雀シーンの主役キャラとのこと。
「だって、私がいつも通りなら…いつか来るかもしれないから」
- 松実宥(まつみ ゆう) - 声:MAKO/実写版:渡邉幸愛
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3年生、次鋒。玄の姉でピンクのマフラーがトレードマークの小動物系おねえさん。
極度の寒がりで、夏でも手袋やマスクを常備している程。麻雀の力量は玄と同等らしく、牌のデザインに赤い色の入っている「あったかい色の牌」が集まる能力を持つ。
かつて穏乃・憧・玄の通う阿知賀こども麻雀クラブに自分も入りたいと思っていたが、既に中学生の身であった為言い出せずにいた。同好会から正式な部活へ昇格させるべく玄に誘われ、四人目の部員となった。
普段はやや頼りなさそうに見えるが、ここぞという時は毅然として妹達のために戦う。
「どどどうしよう… すごく、うれしい……っ」
- 鷺森灼(さぎもり あらた) - 声:内山夕実/実写版:中山莉子(小学生時代:平澤宏々路)
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- 2年生、副将。黒のショートカットで小柄。落ち着いた雰囲気のある玄のクラスメイト。実家のボウリング場を手伝っている。小さい頃から赤土晴絵に憧れを抱いており、サインの代わりに彼女から貰ったネクタイを大切に保管していた。
幼稚園年長の頃、松実姉妹の実家である旅館でよく大人達を相手に麻雀を打っていたが、赤土がとある事情で競技者から退いた小1の頃から麻雀とは離れていた。玄の誘いには当初乗り気で無かったが、赤土の近況を聞き「名前貸し」程度に五人目の部員となる。
新入りで年長者でないにも関わらず部長を任されている。その理由は赤土曰く「一番しっかりしているから」
「子供と戯れるあの人なんて見たくない…もっと凛として強いところを見ていたかった」
- 赤土晴絵(あかど はるえ) - 声:進藤尚美/実写版:南沢奈央
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阿知賀女子学園麻雀部OG、阿知賀女子学院麻雀部の顧問。
高校生当時、阿智賀女子チームのエースとして活躍し、県大会30連覇を誇る晩成高校を破りインターハイに出場する立役者となった「阿知賀のレジェンド」。インハイ準決勝で小鍛治健夜(現プロ雀士)と戦い、一矢報いたものの大敗。強烈なトラウマを植え付けられ、それが未だに打牌に悪影響を及ぼしている模様。
大学生時代には競技者から退き、阿知賀こども麻雀クラブの講師として小学生に麻雀を教えていた。一度は福岡の実業団チームに誘われ再起を図るが、そのチームも親会社の業績不振により消滅。奈良に戻った彼女は、かつてインハイで失ったものを取り戻すべく、穏乃たちと共に全国大会へ挑む。
「私も連れてってくれないかな…インターハイ」
過去40年間で39回のインターハイ出場を果たしている奈良県の代表常連校。しかし今大会では阿知賀女子に奈良県代表の座を譲ることとなる。偏差値70を誇る進学校でもある。
- 小走やえ(こばしり やえ) - 声:今野宏美/実写版:天木じゅん
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- 3年生、先鋒。県予選では先鋒を務める。片結び片ドリル片リボンという風変わりな髪型で、気品溢れる強豪晩成高校のエースポジション。
コンビニで棚からパンを取ろうとする穏乃の指のマメから練習量を見抜いた上で、「私は小3の頃からマメすらできない」と格の違いを示してみせた。
・・・が、団体戦一回戦でいきなり阿知賀女子学院と激突し、見せ場の無いまま松実玄のドラゴンロードの前にあえなく撃沈。にわかには信じ難い光景であった。
(彼女自身は+15400点のプラス収支で終わらせている事、初戦でぶつからなければ恐らくその初見殺しの能力に対策が取れたであろう事を小走先輩の名誉の為に付け加えておく。)
「お見せしよう…王者の打ち筋を!」等、登場期間は短いながら強力な印象と数々の迷名台詞を残した。
「ニワカは相手にならんよ」
- 丸瀬紀子(まるせ のりこ)- 実写版:其原有沙
- 3年生、次鋒。短めのツンツン赤茶髪、髪の左右を結んでいる。
- 木村日菜(きむら ひな)
- 3年生、中堅。眼鏡っ娘枠。ショートカットで穏やかそうな表情。
- 上田良子(うえだ りょうこ)- 実写版:北村優衣
- 3年生、副将。キリッとした顔、くすんだ短めの髪が真横へ流れたまま固まったような髪形。背は高め。
- 巽 由華(たつみ ゆか) - 実写版:川津明日香
- 2年生、大将。。ボブショートで凛とした、かわいらしい顔つき。容姿は全国レベルとの評価も多い。
選手層の厚い晩成高校にあって2年生で大将を任されているため、本来ならかなりの実力を持つと思われる。
敗戦後は小走先輩と抱き合って悔し涙を流した。
- 岡橋初瀬(おかはし はつせ) - 声:津田美波/実写版:工藤美桜
- 1年生。阿太中時代の新子憧のチームメイト。中学時は憧と同程度の実力であったが、強豪ひしめく晩成高校ではベンチ入りも叶わず応援席に埋もれてしまっている様である。
アニメ版では県大会以降でも憧関連で登場シーンが追加され、出番が大幅に増えている。
実写版では中堅としてメンバー入りし、新子憧との直接対決が実現した。
北大阪代表。全国屈指の激戦区である北大阪地区を11年連続、過去35回制している強豪中の強豪。今大会では第4シードで、2回戦にて阿知賀女子と当たることになる。
制服はあるが服装は自由。
- 園城寺怜(おんじょうじ とき) - 声:小倉唯/実写版:咲良菜緒
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- 3年生、先鋒。日常的に病院へ通わなくてはならないほど体が弱く、普段から横になっていることが多い。こう見えて性格は勝ち気で、親友でチームメイトの竜華を尻に敷くほど。
穏乃・憧・玄とは上京途中の浜名湖SAで偶然遭遇し、竜華と共にうなぎドッグを食べた仲。
昨年の夏は病気で入院していたが、秋季大会から団体エースを任される。この件は名門千里山が無名選手をエースに抜擢と話題になった。インハイへの思い入れは強く、病弱な自分を支えてくれたチームメイトの為、文字通り決死の覚悟で大会に臨む。
阿知賀編でのメインライバルキャラであり、いつ倒れるとも知れないリスクを背負いつつ裏主人公とも言える活躍を見せる。一巡先を見る者。
- 「大丈夫、仮病やから……心配、せんとって……」
- 二条泉(にじょう いずみ) - 声:松永真穂/実写版:新井愛瞳
- 1年生、次鋒。ミニスカートにヘソ出し、脇までカットした制服が特徴的。
- 千里山の歴史でも数少ない1年生レギュラー。下級生ながらしっかり者で、仕切りの能力も高い。
- 昨年はインターミドルで好成績を残しており、原村和とも戦った。和への対抗心を持つ。
「いまの私は日本の高一で最強のつもりや……ビビんな、やったる!」
- 江口セーラ(えぐち せーら) - 声:能登有沙/実写版:水春
- 3年生、中堅。ブロンドのトンガリヘアに学ラン・短パン姿のボーイッシュかつ明朗快活な少女。バスガデルデー
- 怜、竜華とは中学からの親友で、その頃から麻雀の実力も高く、千里山へは特待生で入学している。
- 攻めの雀風でテンポよく高打点を叩く関西有数の実力者であり、昨年はエースを任されていたが、今年は怜に譲っている。そのことに怜は負い目を感じていたが、セーラは友人が強くなったことを純粋に喜び祝福している。
公式戦では(そういう学校規定なのかフナQの趣味なのか)渋々制服のスカートを履かされている。女装か!
- 「3900を3回刻むより……12000を和了るほうが好きやねん」
- 船久保浩子(ふなくぼ ひろこ) - 声:manami(12話まで)⇒三澤紗千香(13話以降)/実写版:島崎莉乃
- 2年生、副将。眼鏡の似合うチームのツッコミ兼参謀役。チームメイトからのあだ名は「フナQ」。
データ解析を得意としており、他校選手の打ち筋や異能のキーポイントの研究でチームに貢献している。
対局では対戦相手の雀風や癖を逆手に取った隙を突く攻撃が得意。
- 清水谷竜華(しみずだに りゅうか) - 声:石原夏織/実写版:小倉優香
- 3年生、大将。黒髪ロングのキリッとした美少女。千里山の部長。
怜とは中学からの親友でよく世話を良く焼いており、体の弱い怜を膝枕して休ませている。会話は夫婦漫才状態。
平均獲得素点は関西随一と評される強豪選手である。
- 愛宕雅枝(あたご まさえ) - 声:久川綾
- 麻雀部の監督。大阪の麻雀関係ではかなり有名な人物らしい。
フナQの叔母であり、姫松高校の愛宕姉妹とも血縁関係にある。
ちなみに、怜、竜華、セーラ、泉の担当声優は全員StylipSのメンバーである。
福岡県代表。北部九州最強の高校と謳われる。準決勝で阿知賀女子・千里山女子・白糸台と対戦。
- 花田煌(はなだ きらめ) - 声:新井里美/実写版:矢野優花
- 先鋒、2年生。
高遠原中学校麻雀部での和と優希の先輩にして部長。「すばら」が口癖。
初登場は本編「咲-Saki-」の短編。長野から福岡の新道寺に入学した。
- いかなる勝負でも決して折れない強い精神力と気高い心を持つ。
「すばらですっ!」
- 安河内美子(やすこうち よしこ) - 声:高本めぐみ/実写版:琴海りお
- 次鋒・3年生。新道寺の眼鏡っ娘枠。地味ながら温厚そうな風貌。
冷静に状況を判断し、高打点狙いや細かく刻む柔軟な打ち筋。
- 江崎仁美(えざき ひとみ) - 声:巽悠衣子/実写版:岩崎春果
- 中堅・3年生。羊の毛かたてがみのような亜麻色の髪型で、どんな時も悠然とドリンクをストローで飲んでいる。
- 無口かつ目立たない立ち居地だが、やたらと見切れ顔出しが気になる。
- 白水哩(しろうず まいる) - 声:鹿野優以/実写版:高田里穂
- 副将・3年生。新道寺の部長を務める。凛とした端的な物言いが特徴。
3年連続で新道寺のエースを任される高い雀力を持ち、チームの精神的支柱として重要な役割を果たす。
しかし昨年、一昨年ともに他高先鋒とのエース対決で競り負け、結果として敗退。その負い目もあり監督から指示された今年度の特殊オーダーを止む無く受け入れた。
「親リー相手、普通はオリも考える……ばってん私はオリん!私の和了は普通の期待値では計れん!!」
- 鶴田姫子(つるた ひめこ) - 声:大亀あすか/実写版:岡崎紗絵
- 大将・2年生。新道寺のポイントゲッター。白水哩部長を慕っており、公私共に仲がよい。
広がり気味のショートカットをピン止めしており、袖丈の長いカーディガンを好んで着ている。
団体戦では、とある理由から必ず白水の後ろに配置され、高打点を叩く。
西東京代表。インターハイ出場は3年連続。過去2回の大会でいずれも優勝を掴んでおり、今大会では史上初の3連覇に向けて特に大きな注目を集めている。準決勝で阿知賀女子・千里山女子・新道寺女子と対戦。
- 宮永照(みやなが てる) - 声:中原麻衣/実写版:浜辺美波
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- 先鋒・3年生。現個人戦王者にして白糸台全国二連覇の牽引力。牌に愛された子の一人。
宮永咲の実姉だが、チームメイトの菫には妹の存在を否定しており、取材に来た記者にも同様に「私には妹は居ません」と語る。咲-Saki-のキーパーソンであり、ラスボス的な存在。一度和了したら他を圧倒する勢いで連荘し続けるという、まさに王者の麻雀そのもの。
普段は無口で無愛想だが、求められれば愛想良く振舞う。多くの人物からその名と絶対的な強さを挙げられ、少ない登場シーンでは冷淡な態度から悪鬼羅刹の如く誤解されることもあるが、実際は……?
- 阿知賀編では本編より先に麻雀シーンのお披露目となった。
- 弘世菫(ひろせ すみれ) - 声:斎賀みつき/実写版:日比美思
- 次鋒・3年生。麻雀部部長。ロングストレートヘアが特徴的でスタイルも良い。部内では照と対等に接する友人。
- シャープシューターの異名を持ち、狙った相手から確実にロン和了する打ち筋を得意とする。爆牌使い。
- 渋谷尭深(しぶや たかみ) - 声:豊口めぐみ/実写版:RaMu
- 中堅・2年生。ショートヘアのおっとりした眼鏡っ娘。対局中、休憩中を問わずいつも湯飲みでお茶を飲んでいる。
- 打ち筋にこれといった特徴は無いが、オーラスで役満を和了ることが非常に多い。
- 亦野誠子(またの せいこ) - 声:清水香里/実写版:岩田華怜
- 副将・2年生。短髪で、一人だけ制服にリボンがなく、スパッツをはいている。長身でボーイッシュな外見。
副露を多用した速攻を得意とし、牌を河から釣り上げる様子から白糸台のフィッシャーと呼ばれる。
- 大星淡(おおほし あわい) - 声:斎藤千和/実写版:志田友美
- 大将・1年生。セミロングヘア(色はアニメでは金髪)が特徴的で、上級生に対してもフランクに接する。
- インハイ2連覇を達成した白糸台が大将に抜擢した1年生。ここ数年、毎年のように現れる異能を持つ1年生"牌に愛された子"の一人と目され、他校からマークされている。
兵庫県代表。強豪揃いの兵庫県を制し、1回戦では茨城・静岡の代表校を圧倒。2回戦にて阿知賀女子・千里山女子・越谷女子と対戦する。
- 椿野美幸(つばきの みゆき) - 声:廣田詩夢
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- 先鋒、3年生。
特徴は口癖である「もー」。衝撃を受けたり凹んだりすると語尾につくらしい。「やだこれもー。」
敗退後も自宅で観戦しているシーンで登場している。じつはお嬢様気質。
- 依藤澄子(よりふじ すみこ) - 声:森優子
- 次鋒、2年生。緑髪の落ち着いた物腰の少女。佐藤でも伊藤でもない。
- 古塚梢(ふるづか こずえ) - 声:高森奈津美
- 中堅、3年生。を務める3年生であり、劔谷高校麻雀部の部長でもある。麻雀だけでなく茶道も嗜む眼鏡っ娘。
上品で古風な物腰ながら、劔谷の伝統を守りつつ新しい風を呼び込み変化に対応する柔軟な思考の持ち主。
- 「よろしくお願い申し上げます」
- 森垣友香(もりがき ゆうか) - 声:進藤尚美
- 副将、1年生。明るい性格でノリが良い。帰国子女であり、語尾に「でー」とつける口癖がある。
- 和風で伝統ある劔谷とは異なる雰囲気を持ち、それゆえに劔谷に新しい風を入れる存在として古塚部長が推挙した。副将戦ではその期待に応えて大きなを活躍した。
- 「ヤッパ正座無理デース!」
- 安福莉子(やすふく りこ) - 声:巽悠衣子
- 大将、1年生。花飾りの付いたカチューシャが特徴。友香と仲が良い。
1年生ながらミスらしいミスも無く善戦したが、最後の最後で不運を掴んでしまう。
埼玉県代表。過去4回連続でインターハイ初戦敗退を喫しており、今大会で遂に2回戦進出を果たした。2回戦では阿知賀女子・千里山女子・劔谷と対戦する。
- 新井ソフィア(あらい ソフィア) - 声:中島愛
- 先鋒を務める3年生。ドレッドヘアが特徴的である。越谷では唯一活躍した。
- 浅見花子(あさみ はなこ) - 声:本多真梨子
- 次鋒・3年生。×印のついた帽子を被っている。
- 水村史織(みずむら しおり) - 声:山口理恵
- 中堅・1年生。オシャレ好きでマイペース。
- 宇津木玉子(うつぎ たまご) - 声:真堂圭/実写版:大亀あすか
- 副将・3年生。王冠の様な帽子を被り、王様のような喋り方をする。「ノォーである!」
- 八木原景子(やぎはら けいこ) - 声:高本めぐみ
- 大将・2年生。赤いバンダナとかんざしが特徴。
その他の高校の選手
- 原村和(はらむら のどか) - 声:小清水亜美/実写版:浅川梨奈(小学生時代:鈴木怜奈)
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(小学校:東京) - (小学校:奈良) - 阿知賀女子学院中等部 - 高遠原中学校 - 清澄高校
咲-Saki-本編のメインキャラクター。東京からのおっぱいフリフリ転校生。
穏乃と憧に誘われ阿知賀こども麻雀クラブに所属しており親しく付き合っていたが、再び親の転勤に伴い穏乃たちとは疎遠となる。
高遠原中学に転校後インターミドル個人戦で全国優勝を成し遂げ、TV中継を観ていた穏乃と憧に阿知賀麻雀部再興のきっかけを与えた。
尚、和自身は全国大会時の出場校に阿知賀が出場していることにまだ気づいていない。
「そんなオカルトありえません」
- 宮永咲(みやなが さき) - 声:植田佳奈
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咲-Saki-本編の主人公。通称「魔王」「清澄の白い悪魔」。
- 阿知賀編での登場は少ないが、穏乃達とは全国大会抽選会直前に廊下ですれ違い、その迫力に一同が気圧される一幕があった。但し咲の方はそもそも穏乃達を知らないため気づいていないものと思われる。その場面は単におしっこを我慢していただけという説もある。
- 「麻雀って楽しいね!」
- 新免那岐(しんめん なぎ) - 声:巽悠衣子
- 岡山県代表・讃甘高校の先鋒で部長を務める3年生。何故か試合中も二振りの日本刀を提げている。
- 寺崎遊月(てらさき ゆづき) - 声:高森奈津美
- 富山県代表・射水総合高校の先鋒で部長を務める3年生。白にマークの入ったキャップがトレードマーク。昨年、個人戦15位の実力者。
- 森合愛実(もりあい まなみ) - 声:原紗友里
- 福島県代表・裏磐梯高校の先鋒で3年生。特技はスキーのスポーツ少女。
- 荒川憩(あらかわ けい) - 声:三宅麻理恵
- 北大阪地区・三箇牧高校の2年生。いつもナース服らしき格好をしており、試合中でもニコニコと笑顔を崩さない。
前年度インハイ全国個人戦第二位の実力者。今年の団体戦では北大阪大会で千里山に敗れ全国行きは叶わず。個人戦では代表の座を取っている模様。
- 昨年のインハイでの活躍により、永水女子高校の神代小蒔、龍門渕高校の天江衣と並ぶ超高校級1年生に数えられた。そんな彼女ですら、穏乃たちとの練習試合の中で「宮永照は人じゃない」と語る。
- 天江衣(あまえ ころも) - 声:福原香織/実写版:菊池麻衣
- 長野県・龍門渕高校の2年。"牌に愛された子"の一人。阿知賀女子との練習試合で高鴨穏乃と対戦し、穏乃を厄介な相手と認知した。
- 多治比真佑子(たじひ まゆこ) -
- 西東京地区・松庵女子学院の大将で2年生。今年度の地区大会決勝で白糸台の大星淡と対戦し、敗退した。
淡のプレッシャーを前に恐怖と絶望で引きつるような顔を見せている。
団体戦でも個人戦でも活躍した実力者らしいが、今のところ出番は回想のみ。
麻雀プロ・アナウンサー・その他
- 小鍛治健夜(こかじ すこや) - 声:後藤沙緒里/実写版:東亜優
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プロ雀士、27歳。気弱な外見・性格やいじられキャラとは反面に、「Grandmaster」「史上最年少八冠」「リオデジャネイロ東風フリースタイル銀メダル」等の称号・経歴を持つ、日本最強のプロの一人。阿知賀編では準決勝からTV中継の解説役を務める。
20年10年前のインターハイ準決勝で、阿知賀女子学院のエース赤土晴絵と対戦。高校時代唯一となる跳満直撃を食らうも、トラウマを植え付けるほどの圧倒的な試合運びで完勝した。阿知賀編のテーマの一つは「赤土晴絵の再起」であり物語のキーパーソンの一人である。
「アラサーだよっ!」
- 三尋木咏(みひろぎ うた) - 声:松岡由貴
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- プロ雀士、24歳。着物と扇子を着用し、髪の両端を結んでいる。かなり小柄。トッププロの一人で、「Cat Chamber」の通り名を持つ。実力は「迫りくる怒涛の火力」と評され、日本代表で先鋒を任される程。インハイ全国大会Aブロック一・二回戦の解説役を務めた。
分析力は非常に高く、実況対象となる選手たちの戦績の下調べも怠らない。少ない牌譜からいわゆる"能力者"の異能の詳細を的確に見抜くものの、口癖の「わかんねー」「知らんけど」で実況と視聴者を煙に巻いている。どうやら穏乃たちの地元の子供たちにとっては彼女の試合解説は不評のようである。
「わかんねー、全てがわかんねー」
- 福与恒子(ふくよ こうこ) - 声:野中藍/実写版:川口智美
- アナウンサー。全国大会Aブロック準決勝で小鍛治プロとコンビを組む実況担当。
局アナとは思えないほどノリでまくしたてるハイテンションなキャラで、小鍛治プロをよく振り回す。
- 針生えり(はりう えり) - 声:藤田由美子
- アナウンサー。全国大会Aブロック一・二回戦で三尋木プロとコンビを組む実況担当。
生真面目な性格も相まって三尋木プロに振り回されることが多いが、目尻に刻まれたシワとの因果関係は無い…と思われる。プライベートでは仲が良い様子。
- 熊倉トシ(くまくら とし) - 声:茂呂田かおる
- 岩手県代表・宮守女子高校の顧問をつとめる女性。以前は福岡の実業団で監督をしており、阿知賀でこども麻雀クラブを開いて隠棲していた赤土晴絵を発掘しスカウトした。しかしチームが会社の経営悪化によって廃部になり、その後、宮守女子へ赴任した模様。大会期間中も晴絵に接触し、プロ入りを勧めている。
- 新子望(あたらし のぞみ) - 声:夏樹リオ/実写版:やのあんな
- 新子憧の姉。赤土晴絵とは麻雀部同期であり現在でも親友である。
- ギバード桜子(ぎばーど さくらこ) - 声:大亀あすか
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奈良県の中学生。阿知賀こども麻雀クラブに通っていた元気な少女。
モブキャラの中でもその風貌と声質で異様な存在感を放つ彼女に心奪われた人もきっと多いはず。
「あ゙ご゙ぢ゙ゃ゙ん゙だ゙ア゙ア゙ァ゙゙ァ゙ア゙~~~~~」
テレビアニメ
2012年4月より、テレビ東京系ほかにて放送された。
ニコニコ動画でも4月17日から最新話を一週間無料配信(※第1話無料)。
地上波での放送は12話で一度終了し、追加でAブロック準決勝最後までを計4話、全16話(当初15話予定)という形で完結。追加の4話はAT-Xで先行およびリピート放送されたのち、各ネット配信サイトで順次配信が行われた。
スタッフ
主題歌
- オープニングテーマ「MIRACLE RUSH」(第2話-第12話)
- 作詞:こだまさおり / 作曲:山口朗彦 / 歌:StylipS
- オープニングテーマ「TSU・BA・SA」(第14話-第15話)
- 作詞:こだまさおり / 作曲:山口朗彦 / 歌:StylipS
- エンディングテーマ1「SquarePanicSerenade」(第2話、第5話-第7話、第12話)
- 作詞・作曲・編曲:ZAQ
- 歌:高鴨穏乃、新子憧、松実玄、松実宥、鷺森灼(悠木碧、東山奈央、花澤香菜、MAKO、内山夕実)
- エンディングテーマ2「Futuristic Player」(第3話、第4話、第8話-第11話、第14話、第15話)
- 作詞・作曲・編曲:ZAQ
- 歌:橋本みゆき
放送局
各話リスト
ラジオ
「咲らじ-阿知賀女子学院麻雀部-」の項を参照。
実写版
2017年に「咲-Saki-」に続いて実写版の制作プロジェクトが開始され、同年12月からMBSほかTBS系列で実写ドラマが4話+「特別篇」が放送された。(MBS動画イズム、およびTVerで見逃し配信も実施されていた。)
2018年1月20日より、実写版映画の劇場版『咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A』が全国で上映された。
公式チャンネル
関連生放送
関連動画
第1話無料配信中
関連コミュニティ
関連項目
外部リンク